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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

2009年09月09日 06時58分30秒 | えいこう語る
叔母から組み立て式の、木製のベンチをもらった。
両肘の部分は鉄製で、白くペンキが塗ってあるが、他の骨組みは木製で茶色だ。
海岸通りにある店の前に置いたが、誰も腰を掛けそうもない。
腰を掛けてもらえぬベンチもかわいそうだ。そこで木製の部分を赤色に塗装した。
背もたれの部分に「Budweiser」と白いペンキで書いた。
店の前にはRoute278が走り、その前には青い海原が広がっている。
国道の向かい側の歩道の傍には、5メートルほどある木が一本立っている。
店の駐車場に借りている大家さんの木であるが、下枝を切り整え扇形に剪定した。
海岸通りに木が一本立っているという光景だ。周辺に建造物がないので日差しが一日中強いが、木の下歩道の部分は、葉が影を落としている。
そこにベンチを置いた。座ると店が表面に見える。
設置して3日目。晴れた暑い日だった。
ふとベンチを見ると、自転車で旅行中らしい中年4人組が、ベンチで休んでいる。
まもなく店に入ってきた。「食事の前にBudweiser頂戴」
東京から来たという。海岸通りにベンチがあって、なんだかカリフォルニアのような雰囲気に思えたので、休憩したという。
赤いベンチという罠に、4人が引っ掛かった。
北海道TODOHOKKE銚子海岸通りには、今日も赤いベンチが、誰かが腰を掛けてくれるのを待っている。