夏目漱石の妻 第３話 ＊感想＊

いやぁ、、、見応えあったわぁ。

金之助（長谷川博己）、鏡子（尾野真千子）、養父・塩原（竹中直人）、、
それぞれの想いが溢れてきて、圧倒させられたわ。
とにかく凄い。
三者の感情の複雑な描写にクラクラする。
人の感情なんて、単純じゃないものねぇ。
特に、身内に対する感情って、それはもう複雑なものがあると思うのよ。
たくさんの感情が心の中に複雑に渦巻いていると思うのよ。
三人が抱え持つ、ややこしい想いや感情が、
彼らの言葉や表情や仕草から溢れ出していて、も～う、、気持ちは高まりまくりよ。

金之助の養父に対する不安や、恐れや、罪悪感や、哀れみや、感謝や、親しみ、、
塩原の想いを十分に理解しながらも、心を鬼にして夫を守ろうとする鏡子の強さ、、
金之助に金を無心する哀しさや嫌らしさを見せつつも、見え隠れする塩原の金之助への情、、
はあ、、人の心って複雑だ。

念書を取り戻した後の金之助と鏡子の姿が特に印象的。
問題は解決したけれど、
金之助の心にも、鏡子の心にも大きな傷を残した様子は観ていて切なくなったよ。
二人の人情が分かるからねぇ、、
だからこそ、それぞれの想いが辛く、悲しく感じられるよねぇ。


足尾銅山の元坑夫・荒井（満島真之介）と房子（黒島結菜）の話も、
上記の話とは雰囲気が異なっていて、アレはアレで楽しめたよ。
次回はもう最終回。
いやぁ、、最終回も楽しみだわ。
こりゃあ、面白いもんを見せてくれそうだわ。


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