テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― よろず《月》案内 ―

2019-08-13 23:09:10 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス! 
 もうすぐゥ~まんげつゥ!」
「がるる!ぐるるるがるぐる!」(←訳:虎です!15日が満月だよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ペルセウス座流星群に続いく天体ショーは、
 15日の満月!
 ……なんですけど、その満月の影響を受けての高潮と、
 台風の襲来が重なって海は大荒れになっているようです。
 どうか被害がありませんようにと、
 ただただ祈りながらの本日の読書タイムは、
 さあ、こちらを、どうぞ~!
 
  


 
       ―― [新版] 月と暮らす ――



 著者は藤井旭(ふじい・あきら)さん、2019年7月に発行されました。
 『月を知り、月のリズムで』と副題が付されています。
 2011年に刊行された同名作品『月と暮らす』の
 [新版]作品が、↑こちら!なんですよ。

「さいしんッじょうほうゥをォ、くわえてェ~」
「ぐーるぅるがっる!」(←訳:バージョンアップ!)

 実は、拙ブログでは以前に
 旧版の『月と暮らす』を御紹介してはいるのですが、
 こちらの[新版]もまた素晴らしい仕上がりなんです。
 なので、再度登場いただくことになりました♪

「おつきさまのォ、さいしんじょうほうゥ!」
「がるるるぐっるるる!」(←訳:いろいろ載ってます!)

 2011年と2019年では、
 写真の印刷精度が違うのでしょうか、
 この[新版]では、
 いくつかの写真の入れ替えが目につきます。

 そして、天体観測愛好家さんにとって
 最も重要なのは、
 御本巻末に掲載されている
 《これから日本で見られる日食、月蝕、惑星食》
 の図表であると申せましょうか。

「けッこうゥ、ありまス!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:直近は日食なんだ!)

 これから日本で見られる日食、の中で、
 日付けがいちばん近いのは、
 2019年12月26日の、日食。

 月食は、というと、
 2021年5月26日の皆既月食がいちばん近い月食、なんですね。

 惑星が月に隠される惑星食は、
 2021年11月8日の金星食が
 いちばん近い、と記されています。

 地域によって、
 食現象が見えるところ/見えないところ、
 があるようですけれども。

「ふむむむゥ、てんたいィのォ~うごきィはァ」
「がるぐるるるるがるるる!」(←訳:ワケ分からなくなりそう!)

 人間が、昔から《お月さま》に魅せられてきたのは、
 理屈うんぬん、よりも、
 美しさ、がその理由だったのではないでしょうか。

 この御本では、
 月の満ち欠けと関連する暦や人びとの生活や暦、
 古代に於ける月のさまざまな呼び名や、
 文学や美術、
 占星術、神話などや、
 近年話題になっているスーパームーンや
 ブラッドムーンなども取り上げられています。

 かといって、
 真面目一辺倒ではなく、
 ウフフと笑えるネタもありますよ。

 はい、本文112ページのコラム
 《月と回文》を御覧あれ~♪

「おおッ、かいぶんッ!」
「ぐーるるる!」(←訳:テーマは月!)

 前後どちらから読んでも同じになる
 回文――
 ここには、江戸時代に作られたという
 俳句、いえ、雑俳のジャンルになるのかしら、
 4つの句が記載されていますが、
 たとえば、そのうちの1つは、
 こんな具合になっていますよ。

  《白萩を 月に見に来つ お気晴らし》
  (しらはぎを つきにみにきつ おきばらし)

「おおおッ! たしかにィ~!」
「がるるぐっるる!」(←訳:回文になってる!)

 さて、他の3つの回文は?

「それはァ、ひみつゥでス!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:御本で読んでね!)

 夜空ウォッチングが楽しくなる
 《月》のガイドブック、
 皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね♪
 
 
 
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