「こんにちわッ、テディちゃでス!
みずまくらッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!冷えピタ!)
こんにちは、ネーさです。
アイスクリームを1ガロン!と、
“涼しくなれるものクイズ”合戦をしながら、
さあ、猛暑を忘れさせる読書タイムですよ。
本日は、こちらのアンソロジー作品を、どうぞ~♪
―― 運命の恋 ――
編者は瀧井朝世(たきい・あさよ)さん、2019年6月に発行されました。
著者は収録順に(せーの!)、
村上春樹さん、角田光代さん、山白朝子さん、
中島京子さん、池上永一さん、唯川惠さん、
『恋愛小説傑作アンソロジー』と副題が付されています。
「わほッ! むらかみィさんッ!」
「ぐるっるるぅ!」(←訳:目立ってるぅ!)
そうなのよね、
御本のいちばん初めに収録されている、ということだけでも
目立ってしまっている村上さんの作品は、
『四月のある晴れた朝に
100%の女の子に
出会うことについて』。
「だいめいィはァ、ながいィ~けどォ」
「がるぐる!(←訳:短編です!)
村上さんのファンの方々にはよく知られているこの作品は、
題名の長さに反して、
たった8ページ――
文庫本にしてたった8ページ分という、
短編小説です。
しかし、研ぎ磨かれたその文章、その世界は、
或る映画作品に大きな影響を与えました。
「えいがッ??」
「ぐるがる??」(←訳:何の映画??)
この御本の巻末の、
編者・瀧井さんによる『解説』では、
村上さんのこの作品と
新海誠さん監督作品『君の名は。』(2016年)の
類似性が挙げられています。
新海さん御自身も、
村上さんの作品から影響を受けている、と
話しているんですって。
「ふむゥ~、そうゥいわれればァ~…」
「がるるるぐる!」(←訳:共通項がある!)
すれちがい。
100%の女の子が/男の子が、
すぐ横を歩いてゆくというのに、
完全無欠の恋人がそこに、
手を伸べれば届く距離に彼女/彼はいるというのに、
届かない。
止まれない。
どんどん遠ざかってゆく。
このまま、見失ってしまうのか――
そんな不安と幻滅、
抗いようのない諦めと、
それでも消えることはない小さな光を灯す物語は、
恋愛小説……というよりも、
確かに壮大なSFに近い、
とも思えますね。
「ごほんのォ、ひょうしィ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:映画の場面だよ!)
はい、御本のガバー画には、
新海さんの『君の名は。』のシーンが使われています。
はたして、現在公開中の新海さんの新作『天気の子』も
村上さんの作品から影響を受けているのでしょうか?
「そうゥなのかなッ?」
「がるるぐるるる!」(←訳:訊いてみたいね!)
村上さんの作品に続いては、
角田光代さんの『誕生日休暇』、
山白朝子さんの『布団の中の宇宙』、
中島京子さんの『おさななじみ』、
池上永一さんの『宗教問題』、
唯川恵さんの『僕の愛しい人』と、
いずれも“一筋縄ではゆかない”ドラマが揃っています。
短くとも、
長く余韻の尾を引く6つの恋物語を、
皆さま、ぜひ♪
みずまくらッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!冷えピタ!)
こんにちは、ネーさです。
アイスクリームを1ガロン!と、
“涼しくなれるものクイズ”合戦をしながら、
さあ、猛暑を忘れさせる読書タイムですよ。
本日は、こちらのアンソロジー作品を、どうぞ~♪
―― 運命の恋 ――
編者は瀧井朝世(たきい・あさよ)さん、2019年6月に発行されました。
著者は収録順に(せーの!)、
村上春樹さん、角田光代さん、山白朝子さん、
中島京子さん、池上永一さん、唯川惠さん、
『恋愛小説傑作アンソロジー』と副題が付されています。
「わほッ! むらかみィさんッ!」
「ぐるっるるぅ!」(←訳:目立ってるぅ!)
そうなのよね、
御本のいちばん初めに収録されている、ということだけでも
目立ってしまっている村上さんの作品は、
『四月のある晴れた朝に
100%の女の子に
出会うことについて』。
「だいめいィはァ、ながいィ~けどォ」
「がるぐる!(←訳:短編です!)
村上さんのファンの方々にはよく知られているこの作品は、
題名の長さに反して、
たった8ページ――
文庫本にしてたった8ページ分という、
短編小説です。
しかし、研ぎ磨かれたその文章、その世界は、
或る映画作品に大きな影響を与えました。
「えいがッ??」
「ぐるがる??」(←訳:何の映画??)
この御本の巻末の、
編者・瀧井さんによる『解説』では、
村上さんのこの作品と
新海誠さん監督作品『君の名は。』(2016年)の
類似性が挙げられています。
新海さん御自身も、
村上さんの作品から影響を受けている、と
話しているんですって。
「ふむゥ~、そうゥいわれればァ~…」
「がるるるぐる!」(←訳:共通項がある!)
すれちがい。
100%の女の子が/男の子が、
すぐ横を歩いてゆくというのに、
完全無欠の恋人がそこに、
手を伸べれば届く距離に彼女/彼はいるというのに、
届かない。
止まれない。
どんどん遠ざかってゆく。
このまま、見失ってしまうのか――
そんな不安と幻滅、
抗いようのない諦めと、
それでも消えることはない小さな光を灯す物語は、
恋愛小説……というよりも、
確かに壮大なSFに近い、
とも思えますね。
「ごほんのォ、ひょうしィ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:映画の場面だよ!)
はい、御本のガバー画には、
新海さんの『君の名は。』のシーンが使われています。
はたして、現在公開中の新海さんの新作『天気の子』も
村上さんの作品から影響を受けているのでしょうか?
「そうゥなのかなッ?」
「がるるぐるるる!」(←訳:訊いてみたいね!)
村上さんの作品に続いては、
角田光代さんの『誕生日休暇』、
山白朝子さんの『布団の中の宇宙』、
中島京子さんの『おさななじみ』、
池上永一さんの『宗教問題』、
唯川恵さんの『僕の愛しい人』と、
いずれも“一筋縄ではゆかない”ドラマが揃っています。
短くとも、
長く余韻の尾を引く6つの恋物語を、
皆さま、ぜひ♪