テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 月は語る・坂本繁二郎展(練馬区立美術館) ~

2019-08-03 23:19:49 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぴィ~ひゃららァ♪」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!どんどこどん!)

 こんにちは、ネーさです。
 《八王子まつり》の熱気と、
 猛暑の熱風でメマイがしそうな週末は、
 はい、読書をサボって、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  


 
        ―― 坂本繁二郎 展 ――



 東京・練馬区の練馬区立美術館にて、
 会期は2019年7月14日~9月16日
 (月曜休館、ただし7/15,8/12,9/16は開館し、7/16と8/13は休館)、
 『Sakamoto Hanjiro Commemorating the 50th Anniversary of His Death』
 と英語題名が付されています。

「ふわわァ~…あおいろがァ、うつくしィ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:お馬さんがいるね!)

  

 坂本繁二郎(さかもと・はんいろう)さん(1882~1969)は、
 福岡県久留米市生まれの画家さんです。

 同級生の青木繁さん(1882~1911)と
 競い合うようにして暮らした故郷から、
 東京へと向かったのは20歳のとき。
 でも、東京が終着点だとは、
 坂本さんは思っていなかったんです。

「めざすはァ、りゅうがくゥ!」
「がるるるるる!」(←訳:おフランスへ!)

 フランスに渡ったのは、
 39歳を過ぎてから、といいますから、
 やや遅めの旅立ち、とも言えましょうか。

 3年間の留学生活ののち、
 坂本さんは意外な行動を取りました。

 帰国後の活動拠点を、
 郷里へ移しちゃったんです。
 東京を完全にスルーして。

「だいたんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:強い決意!)

 故郷にちかい八女にアトリエを構え、
 東京の画壇からは距離をおいて
 坂本さんは制作に集中します。

「やがてェ、じわじわッ!」
「がるる!」(←訳:注目が!)

 文化勲章を受賞したのは、
 坂本さんが74歳のときのことでした。

  

 この展覧会では、
 ヨーロッパ留学以前は牛を、
 帰国後は馬を、
 戦後は身の周りの静物を、
 最晩年は月を、
 主なテーマとしていた坂本さんの油彩作品、
 水彩作品や水墨画など、
 約140点が展示されます。

 併せて、青木繁さんの作品も出展されますし、
 講演会やギャラリートーク等
 イベントも予定されていますので、
 アート好きさんは
 ぜひ♪

 ――と言いたいところなのですが。

「あちゅいィ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:危険な暑さだよ!)

 ええ、もう毎日のように高温注意情報が出ています、
 無理は禁物、
 無茶な外出はしちゃいけません。

 展覧会って、けっこう体力を消耗するものです。
 目的地の美術館まで、歩く歩く。
 会場内でも、歩く歩く。
 帰り道も、歩く歩く。
 知らず知らずに頑張ってしまうアート散歩は、
 どうか皆さま、体調と相談して、
 できれば涼しい日に、
 ゆったりのんびり、お出掛けくださいな。







    では、ここで……わっしょ~い!なオマケ画像を。
   
    アヂヂ~!な中でも、
   《八王子まつり》の山車のお写真を
    ちょこっとだけ撮ってみました。
   「おはやしィ、にぎやかッ!」
   「がるぐる!」(←訳:笛に太鼓!)
   
    これで気温があと5℃低ければ
    最高のお祭り日和なのに、
    などと、ボヤきつつ。
   
    ああやっぱりお祭りっていいなぁ♫
    とニヤついてしまう夏の夕暮れなのでした。

    皆さま、どうか御自愛しつつ、
    穏やかな休日を。


コメント
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