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斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

第42回 東京モーターショーに行ってまいりました その3

2011年12月13日 | カーショー見聞録
話題のライバル登場!

モーターショーといえば、建前上「参考出品」となっておりますが、ほぼ市販が決定している車を早めに展示する事があります。

今回は、開催時期が遅かったので、今まで通りのスケジュールならば、4代目インプレッサや4代目CR-Vもこういった扱いになっていた可能性もあります。
モーターショー直前に発表した方がいいのか、参考出品車から一番最初の市販モデルとしたほうがいいのかは、メーカーの駆け引きもあるところだと思います。

市販間近な参考出品車の中で最も話題になったのは、何といっても、日産のボンゴ車(関西風の呼び方)である、キャラバンNV350だと思います。

ただ、高評価や期待ばかりではなく、「200系ハイエースに似過ぎていないか?」という噂です。

小型貨物の枠の範囲で、一定の荷室長を取ったうえで、衝突規制にクリアする必要がある。
こういった、求められる要求仕様を満たしたアウトプットはメーカーを超えてもある程度似てしまうのは良くあることだと思っているので、シルエットが似ているのは気にしなくてもいいことだと思っています。
ユーザーの要望を真摯に聞き入れ、設計に対する見識が高ければ高いほど似てくるのではないかと思っています。(道路設計なんかでは良くある事です。。)

ただ、ヘッドライトやBピラーの処理はもう少し差別化を図ることが出来たような気がしますけど。。

ただ、キャラバンとハイエースはひと目で違いがわかると思いますよ。

屋根の作り方が決定的に違いますから。

ハイエースは、屋根を被せる造り方をしています。



ドリップチャンネル(屋根の耳)があるのが特徴でしょうか。

新型キャラバンは、屋根を挟み込む造り方をしています。



アングルも悪く、ボディカラーの影響もあって見難いですが、屋根頂部に2本のモールが走っております。

ちょっと調べてみたところ、どちらの造り方にも一長一短があるようなので、どちらがいいとははっきり言えないようです。

ただ、多品種を展開するであろう商用車として考えると、屋根の高さが変わってもクォーターパネルが使い回せそうで、汎用品のルーフキャリアを選びやすい、ドリップチャンネルのある“被せ型”の方が、エンドユーザーには好まれるかもしれません。

多分E26になると思いますが、新型キャラバンのスーパーロングハイルーフ(ひょっとしたら、ライバルに合わせて“ワイド”かもしれませんが。。)の登場を楽しみにしたいと思います。

補足
日産に限らず挟み込み型の方が、他の多くの車種とラインを共用化でき、シーリングも直線的になるため、今日では安く造ることが出来るようです。
キャラバンで市場の反応が悪くなければ、次期ハイエースも挟み込み型に変わると思います。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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初代エスクード (屋根といえば)
2011-12-16 01:39:35
の屋根は側面の縦にみみを付けて、水平方向からスポット溶接し、その上にAピラーの根元からルーフ後端までゴムモールを被せ、その先の背面はプラスチックのカバーが付くという独特の構造をしていました。
良いアイデアだと思ったのですが、モデルチェンジで通常の構造になってしまったし、他では見た事がないので、何か問題があったのでしょうかね?
テールゲートにドリップモールがないのは、雨の日は困りましたけど。。
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遅くなりました。 (げしょ)
2011-12-18 00:17:53
屋根といえば様

エスクードのルーフ構造は存じ上げませんでした。
一般論として、“独特な構造”を採用するのは、『生産ラインの都合』か『多品種展開の都合』ではないかと思われます。
二代目以降は通常の構造になってしまったのは、それらの都合が無くなってしまったからではないかと思います。
採用をやめるのはネガティブな理由ばかりではないかと思います。

意外とドリップモールを取付けた時の何かのために採用をやめた可能性も…
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