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斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

プリンス・ロイヤル最後のハレ舞台?

2005年11月15日 | クルマ
本日の紀宮様と黒田慶樹氏の結婚式会場へ向かうときに、紀宮清子様が乗っていたクルマが本日の話題にしたいと思います。

そのクルマの名前がタイトルにも挙がっているプリンス・ロイヤルです。
本来は天皇陛下と同情でないとたとえ皇族であっても、他の人は乗ってはいけない車なんだそうですが、本日は花嫁である紀宮さまがひとりで乗っていました。
当方の見ていた報道番組の皇室専門の記者によれば「特例」だそうですが、結婚式の主役は“花嫁”であることは間違いないので、適切な判断だと思います。
それに、プリンス・ロイヤルは来年以降になると順次更新され、38年間にわたった御料車の務めから勇退していくので、残り少ない御料車としての務めとしては最も華やかな場で、活躍だったのはないでしょうか。

ちなみにプリンス・ロイヤルとはこんなクルマです。
ニッサンプリンスロイヤル S390P-1型 http://www.jsae.or.jp/motor180/car_data/48.html
もっと詳しく知りたい方はノスタルジックヒーロー (芸文社刊)のバックナンバーにも詳細な開発エピソードが載っております。

次期御料車は、トヨタ・センチュリーをベースにした、「センチュリーロイヤル」になるそうです。
約40年前には発展途上だった日本の自動車産業が持てる技術の全てを発揮して、開発・生産されたクルマです。
かつて目撃したとき(昭和天皇がのってたときだから相当昔で、当方はガキの頃だ)には格式の高いクルマというだけではなく、開発・生産に携わった技術者や管理しているメカニックの情熱も伝わるような威厳がありました。
今後、納入されるセンチュリーロイヤルは5250万円だそうですが、小手先だけで造られてしまうと、諸外国のVIPを迎える際に“自動車大国日本”の天皇陛下が乗るには相応しくないクルマになってしまうのではないか心配です。
38年経って威厳を保てたのは、当時の技術者達が持てる限りの技術と情熱を注ぎ込んだからだと思います。

補足
一大ニュースも果てしなくどーでもいい方向から見てみました。
新型の御料車も気になりますが、現行車の処遇も気になります。
個人的には江戸東京博物館とカレスト座間あたりに永久保存されることを望みますが‥
皇族が使用していたという以上の歴史的な価値のあるものだと思っておりますから。


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2 コメント

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御料車 (郷秋)
2005-11-17 03:19:48
初めまして。郷秋<Gauche>と申します。

天皇家のお嬢様のご結婚に際して、式場まで乗っていかれた車が気になるなどと言うのは私くらいかと思いましたが、他にも結構いらっしゃいましたので大いに驚きしましたが、同時に嬉しい思いでした

「ニッサン・プリンス・ロイヤル」退役後はどこかの博物館で公開されるのではないでしょうか。期待したいものですね。

TBさせていただきました。
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コチラこそ (げしょ)
2005-11-20 00:04:04
郷秋様

コチラこそはじめまして

コメント、トラックバックありがとうございます。

私もプリンスロイヤルの退役後はどこかの博物館で後悔されることを期待しているのです。

しかし「国家機密」という大儀明文の下に解体処分されそうで‥



退役=廃車になるわけですが、自動車リサイクル法に基づく「リサイクル券」はいくらになるんでしょうか?



またまた果てしなくどうでもいいことが気になってきました。
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