斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

車載工具のあるべき姿

2013年12月24日 | C50系の話題
3回連続で写真付きのエントリーという、このブログにしてみると恐ろしい展開です。

自動車では、タイヤ交換用具と名のついたL形のホイールレンチが1本だけ入っているようになってから、久しいですし、バイク特に原付だとFI化が進んでからは、球切れに対応する程度のドライバーしか入っていなかったりします。

紹介したい写真は、リトルカブの車載工具です。
おそらく、C50系のスーパーカブと共通のものです。以前持っていた、88~91年ごろのデラックスも同じ構成でした。


あの小さなサイドカバーの中に収めるものなので、全般的に想像よりもひとまわり小振りであったり薄かったりします。

この工具に対して、「カブに限らず、車載工具では満足な整備が出来ない。」という意見は確かに正しいと思います。
しかし、これの素晴らしいところは、出先で何かあった時に取り敢えず何とか出来るだけのものが入っております。
球切れの交換、スパークプラグのチェック、チェーンの調整、ホイールの取り外しまで、頑張ればこなすことが出来ます。
キャブレターモデルだと季節や気温に応じてアイドルスクリューの調整は必須項目ですから、プラスドライバーは使用頻度の高い、欠かせない工具です。

これにタイヤレバーと空気入れを持ち歩けば、ホイールを車体から取り外して、ビートを落として、チューブを取り出してのパンク修理も、物理的には可能です。
使いやすいとはお世辞には言えませんが、崇高な思想でなにも出来なくなってしまうよりは、取り敢えずバイクショップに辿り着く程度までの対処は可能です。

逆説的なことになりますが、カブはこの工具で出来ることは取り敢えずユーザーで何とかしろという事でもあります。

カブはその振動の大きさからなのか、球切れも多いし、チェーンも適宜調整が必要です。
高回転を多用しているので、スパークプラグの消耗も早いし、セッティングを変えた時はその焼け具合を確認する必要があります。

個人的には、社外パーツの取付けに使っているサイズのヘキサゴンレンチ、差し替え式ですがもう少し立派なドライバー、スパナはジョイフルホンダで1,580円だったコンビネーションレンチ、同980円のモンキーレンチ、同780円のもう少しましなプライヤー、同680円の薄いアルミ板ぐらいまでなら切れる万能ばさみを、リヤボックス内に入れております。

リトルカブのサイドボックスを素早く開けるためには、10円玉ではなく、ネジを交換するかバッテリー補充液キャップ用ドライバー(100円ショップで入手可能)を持ち歩くといいですよ。
当方はキャップボルトに交換し、100円ショップで見つけたカラフルなヘキサゴンレンチ(該当サイズ1本のみ)をキーホルダーに付けています。

補足
ハンターカブが気になって調べていたら、プラスマイナスの差し替え式ドライバー1本しか入っていないらしいのですが…
それを取り出すには、プラスドライバーが必要という、与太郎仕様なようで。。


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