CAOS=ひゅうまんすけぇる

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『 義経 』

2012-04-28 | 日記・エッセイ・コラム

「 鞍馬より牛若丸が出でまして、名も九郎判官。 」

「 ぁぁそうか!   義経 ・ 義経 」

 - - - 古典落語 『 青菜 』 です。

お酒の相手を植木屋さんにさせていたご隠居から

「 『 青菜 』 を植木屋さんに出してあげておくれ 」

と言われた奥さんが答えた言葉。

「 青菜は食べてしまいました。 」

では言葉がストレート過ぎるので

「 菜も喰ろうてしまいました。 」 と!

答えてご隠居、「 よし ・ よし 」 。

 

「 落語聴くにも教養いるんや!

 知識なかったら何が可笑しいか解らんやろ。 」

と、息子にしっかり本を読むように言っています。

 

 落語 関係ありませんが、

P1030936
 私、時代物は読みますが、

歴史小説はあまり読まないけれど、

家にあったから読んでみるかと!

 残念な部分を先に言うと、

京の五条の橋の上での弁慶と牛若丸の対決も

勧進帳の場面も出てきません。

って、そのあたりが

義経の2大エピソードだと思っていた ・ ・ ・ 。

 

 この本での “ 義経 ” 解釈は、

私が今まで思っていたよりもずっと幼稚でダメな人間です。

戦のときだけ、並外れた天才ぶりを発揮する。

 あまりにも素直で単純な思考のために、

世渡りベタになってしまって、

ドンドン追い込まれていく様子は途中から苦しくなります。

 

 現代人の方が

もっともっと複雑な世間の仕組みの中で生きているんですけど!

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