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町家の涼しさ 実感する

2013-06-15 | 日記・エッセイ・コラム

 常識っていうのはいい加減なもので、

正しくないことも多いんですね。

 

 建物が立て込んだ街中は風が通りにくそうで、

農村地帯の障害物がないところの方が

風の通りが良さそうな気がしませんか?

常識的に!

 

 今の季節のような外に風が吹いていない日は、

風がないんだから障害物があってもなくても

家の中に風は通らない。

 ところが、町家だと家の中に風が吹いているんですね。

昨日ですが、湯浅町の町家の1階で座っていると

けっこう 「 涼しい 」 と意識するくらいの風がありました。

空気が動いている。

って言う方が正しいんだろうと思いますが。

 

 原因は、

町家特有の吹抜けとか、

中庭とか、

路地だとか、

狭くて高さがあることで起こる空気の圧力差

( だけではないだろうけど ) だったりするんですね。

 これは、先人が生活の中で身に着けた

知恵だと思いますが、

今どきの

法律を守って建てた戸建て住宅の隣家との間隔では

町家と同じ効果は期待しにくい。

 

 だから同じ効果を

1件の独立した家の中で

つくり出さないといけないんですけど、

具体的に書くのは難しいけど、

空気のための狭い通路をつくってあげること

なんですね。

コメント
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