CAOS
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「 神様が渡るから、勾配のきつさは関係ないのでしょう。 」
初めて訪れたときに宮司さんが仰いました。
この太鼓橋は、
何でこんなに渡りにくいきつい勾配に造っているのかを尋ねたときの答えです。
神様メインで、人が渡ることがオマケならば理解できます。
何より、
この勾配で造られているから、
この太鼓橋は美しい!
久しぶりに丹生都比売神社を訪ねました。
手と口を清めて、
正面に、何やら見たことがないワッカ。
説明を読んでいると、
宮司さんから声を掛けていただきました。
8の字状にまわりながら、3回くぐると厄疫を免れるそうです。
訪れる度、面白いお話を聞けます。
何しろ 1,700年の歴史を持つ神社です。
日本人の宗教観、
心のありようの原点を感じることもできます。
お話の中で、
“ 天野 ” というこの地の呼び名は、
すでに、日本書紀の中で紹介されているのだそうです。
何よりも、
1,700年昔の人が、この土地に神様が居ると考えたのは、
この土地が持つ独特のパワーだったであろうと、私にも感じられます。
今もその風景を守る努力をされているようで、
他の土地と比べて、
圧倒的にコンクリートが使われている量が少ないことに気付きます。
( 道路の舗装は仕方ないとして )
宅地や田んぼのヨウヘキになる部分、
道路の路肩部分など、石垣も積んでいません。
土に草が生えた状態が保たれています。
これが守られていることで、
神秘的な雰囲気が守られていることがすばらしいと思います。