ぽごしっぽよ

“ぽごしっぽよ”は韓国語で「会いたい」という意味です。心ときめく人・もの・食べものとの出会いをつらつら書いています

2012.6 釜山③

2012年06月29日 | 韓国の旅



釜山の朝はやはり1度は食べておきたい済州屋のアワビ粥。アワビのエキスがたっぷり~~。ここのキムチとカクテキも大好き♪

2日目のメインイベントは慶州日帰りの旅。釜山駅からKTXに乗ってわずか26分ほどで新慶州駅に到着。前回は地下鉄の終点駅まで1時間、そこからバスで1時間かけて行ったので、高速鉄道が開通して便利になった。 



新慶州駅。この巨大な近代的建物のまわりは、のどかな緑が広がっている・・
ここから市街まではバスで30分ほどかかるけれど、700番バスに乗れば直接、仏国寺に行けることはチェック済み。  



市街を通り抜け、山道を行くこと50分・・世界遺産の仏国寺に到着。



2度目とはいえ、母に説明できるほど知識もないので、ボランティアガイドのおじさんに、ガイドをお願いすることにした。ボランティア歴25年のおじさんのよどみない説明のおかげで、じっくり1時間かけて仏国寺を堪能。建物の建築的・仏教的な意味を始め、興味深いお話をたくさん伺えて、お願いして本当によかった。写真スポットではカメラマンにもなってくださるし・・おかげで母とのツーショットもたくさん♪



緑がまぶしい。



ここは昔は水があり、階段の下のアーチは水路になっていたそう。 だからこれは階段ではなく橋。人間世界と仏の世界をつなぐいでいてアーチは虹を表している。



韓国では豚は縁起のよい動物とされている。十二支で日本の亥にあたるのは、韓国では豚。2007年は60年に1度の金豚の年で、一大豚ブームがおこったらしい。ここ仏国寺では数年前に、観光客が極楽殿の看板の裏に隠れている豚の彫り物を発見して話題になったとか。 



豚というより猪に見えるけど・・

この発見の後に作られた『福豚』の像。



お世話になったボランティアガイドの李さんは、近所で免税店を経営しているということをさりげにアピール。けっして無理強いされたわけではなく、韓国ではお寺の周囲に日本のようにお土産屋が並んでいないので、1軒くらいお店を見てもいいなと思ったことと、少し休みたかったので、李さんのお店にお邪魔することにした。

お茶をいただきながら、慶州特産の紫水晶や青磁の器を眺める。たまたま母が気に入った紫水晶のブレスレットを購入。私もストラップのお土産をいただいた。紫水晶(アメジスト)は細胞を活性化し、血流を促進し、心身ともにストレスを緩和するなど、さまざまな効果があるらしい。これで母がいつまでも元気でいてくれるなら安いもの!



慶州といえば仏国寺とペアで岩窟庵に行くのがお約束のコースだけれど、母の体力が心配で今回は見送ることに。実は前回もえしぇ蔵の体調不良で行かなかった岩窟庵・・。次は一人で来ようかな。

再びバスで市内に戻り、新羅の都、世界遺産の町を歩く。
新羅を舞台にしたドラマ「善徳女王」をかなりはまって観ていたので、なおさら興味深い。

国立慶州博物館はゆっくりまわると日が暮れるので、とりあえず目的のエミレーの鐘と、金冠を鑑賞。

エミレーの鐘には悲しくむごすぎる逸話がある。 
 

そろそろお腹もすいてきたので、タクシーで食事の店へ。
慶州の名物はサムパプという、たくさんの野菜やおかずをご飯と一緒に包んで食べる料理と、スンドゥブ(純豆腐)。 たくさんあるスンドゥブ屋の中から一番人気というメットゥルスンドゥブへ。

観光シーズンや週末はかなりの行ができ、数時間待たされるという人気店で、オフシーズンの平日1時過ぎでも店内は満席。



番号札を持ってしばし待つ。



トゥブチゲ定食についてくるおかず。日本だったら、これだけで秋刀魚定食といって千円とれるよ・・

手前のコンビジ(おから汁)がかなり美味しかった♪ 



この青唐辛子・・大きすぎ!



きたきた~~
ぐつぐつ煮えたぎるスンドゥブチゲ。
見るからに辛そうなのだけれど、口が麻痺してしまうような辛さではなく、魚介の出汁と豆腐の甘みをちゃんと感じられる。アサリやエビも身がしっかりしたものが入っている。

メットゥルとはひき臼のこと。
この食感の豆腐は日本では探すのは難しいかな・・しいていえば、おぼろ豆腐。



今回の旅で食べた唯一の辛いものでもあり、強く印象に残った1品。

食後、観光を続ける。
慶州はまさに『屋根のない博物館』 



ごみ箱にも景観を乱さない配慮が。

歩いていると、あちらこちらで古墳を見かける。

チョンマチョン(天馬塚)は中を見学できるようになっている。



母はトンイを見ていたので、あーあのシーンね。。と



東洋で最も古い天文台、チョムソンデ(瞻星台)。確か善徳女王にも出てきた。



このあたりで母の体力が限界に・・本当は、ドラマ『名家』のモデルとなった崔氏の家(宮廷料理店になっている)を見て、校洞法酒とテンジャンを買う予定だったけれど、これは次回のお楽しみに。

タクシーで新慶州駅に向かう途中に寄ってもらった、フンナム(皇南)パン
慶州市内にたくさんあるのは、キョンジュ(慶州)パンで、フンナムパンはチェーン展開をしていないそう。



パンといっても、お饅頭。
薄い皮の中に餡子がぎっしり。この餡が甘ったるくなくて、豆の味がして美味しい。常温で4日ほどもつということで、お土産に20個入りを2箱購入。ただし、熱々が詰められているので(箱の蓋は半開きになっているけれど)、持ち帰ると皮がべちゃっとなってしまったのが残念。。もし熱々だったら、フタは全開にして持ち歩いたほうがいい。または冷めたのがないか聞けばよかった。



と・・新慶州駅に行ってみると、駅の構内にフンナムパンの出店があるっ!ここなら冷めたのが買えたのに(涙)・・リサーチ不足だった。でも本店で作っているところを見て買ったことに意味がある、、と思うことにしよう。

KTXの乗車まで時間があったので、ロッテリアでパッピンスを食べた。ゆであずきに、きなこ餅やパイナップルなどがたっぷり入っていた。しっかりビビン(まぜまぜ)して、韓国風に母とシェア。



ホテルに着いて、母を休ませ、私だけ2時間ほどショッピング。日本では家でだらだら、すぐに疲れたーと言っているのに、韓国ではどこから沸いてくる?超人パワー。南浦洞のロッテデパートの地下をチェックし、本屋でハングルのテキストと韓国に行くたびに買う雑誌(クッキンという料理雑誌)、CD屋で2PMのHands Up と友人オススメのホガクの1stミニアルバムを買う。

食欲がないという母のために、夜はミルミョンですませる。韓国に来て、肉を食べないなんて~~と内心思いつつ、これも釜山名物なのでま、いいか。

カヤハルメミルミョン。うーん、さっぱりして美味しい。ヤカンに入っている牛のスウプを飲みながら・・シオナダァ~



でこぼこマッサージに電話をしてホテルまで迎えに来てもらい、90分の全身マッサージを受けた。担当したお姉さんが、「何をしましたか?」と驚くほど、首と背中ががちがちになっていたみたいで、相当痛かった。 「背中がSラインではなくて、Cラインになってますよ(つまり猫背)。ストレッチしてください」といわれたので、注意しようと思った。

帰りもホテルまで送ってもらい、そのまま爆睡。

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