ブックオカは「福岡を本の街に」を合言葉に4年前に始められた本のお祭り。31日は”一箱古本市inけやき通り”が開かれ、ベジキッチンもいつものキューブリックさんの前で一坪ショップをオープン。
11時の店開きとともにベーグルを並べる暇もないほどお客さんの波。ありがたい!
偶然通りかかったQYUNの二人にも会えたり、知り合いの姿もちらほら・・。天気に恵まれ(恵まれすぎて日差しが^_^;)、気持ちのよい秋の一日。
来年はお客さんとしてゆっくり本を探しに来たいな・・。それとも出店してみる・・?今年は読書の秋とはほど遠く、怒濤のように9、10月が過ぎてしまったけれど、読みたい本は山のよう。
帰宅して、今夜は「熱燗飲もうか」ということで、コラボでつまみを作る。最近気に入っている、作っては食べ、食べては作って、冷蔵庫ごそごそ・・のスタイルで。
まずはチャンジャ(鱈の内臓の塩辛)と冷凍庫に眠っていた残りものの餃子で乾杯。
お弁当の残りの肉ジャガに韓国のお餅をいれて・・
えしぇ蔵はささっと納豆オムレツ。ふんわりトロリ、美味しい!
たまには買物をしないで、冷蔵庫の片付けをかねてコラボもいいね。
誕生日が50日しか違わないのに、えしぇ蔵は私より”若い”と主張する。
やっと今日で同い年。
誕生日ディナーに選んだのは高砂の練(れん)。住所が分かるから大丈夫だろうと思ったら・・探せども探せども店が見当たらず、電話しても同じところをぐるぐるぐる。
どうりで!
目立たないマンションの2階。通りには看板もなく入り口に紙がはってあるだけ。ドアの看板もいたってシンプル。なーんだ、LILLETと同じビル!
入ってすぐのカウンターに座りコースをいただく。
狭さも居心地のよさに感じる空間。寡黙な料理人の手の動きに目が離せない。
いろいろちょこっと・・の前菜、うれしい。山椒の香がかぐわしい秋刀魚の有馬焼き。洋梨のコンポートを酢味噌で。卵の黄身の粕漬けetc..
野菜の上に魚介をのせて寿司仕立て。塩や酢醤油のさっぱりとした味付け。
静岡の”開運”という地酒をごちそうしていただく。すっきりと飲みやすい。
写真のほかに前菜、魚、肉ともう3皿+デザートのメロンジュース。目にも舌にも嬉しいお料理づくし。
大将とは会話は交わさなかったけれど、優しい笑顔が印象的。最後はドアの外まで見送りに出てくださり、さりげないおもてなしの心が伝わる。また行きたいと思った。
9月にスタートしたふくおかマルシェ。週末はアイランドシティ、水曜日は天神の市役所前広場、と少しずつ定着してきたようす。
アイランドシティの中央公園はなかなか面白い景観が広がっている。人口池の向こうに見える丘のような建物は、”ぐりんぐりん”と呼ばれる体験学習施設。亜熱帯の植物園もあるというからこんどゆっくり来てみよう。ここはラン部の朝練にもいいかも・・
今夜はえしぇ蔵クッキング♪
先生と一緒に予告なく帰宅しようかと思ったけれど、さすがにショックだと思うので、いちおうメールした。
初めて人にふるまうえしぇ蔵クッキング。しか~も、食べさせる相手が料理の先生とは! 極めてシンプルなパスタとポテトサラダを先生が美味しいと完食してくれて、えしぇ蔵感激。先生はお世辞で「美味しい」とは絶対に言わないそうなので、素直に喜んでいいのだろう(疲れてお腹がすいていたことを差し引いても)
一人より二人、二人より三人・・食べながら作り、作っては飲み、飲みながら笑い・・楽しい宴だった。
チャビィでお手軽チーズフォンデュ
おうちフレンチの一品。さつまいもときのこのポタージュ・・しみじみと美味しくて、メインとデザートのことも考えずに、おかわり!
今月のワインは瓶もステキなイタリアの赤。第四金曜日の2時過ぎに真っ赤な顔をしてけやき通りを歩いている人がいたら・・それはたぶん私。
メインは鯖。ピーナツバターとアーモンドダイスの使い方になるほど~。
バターケーキだけれどふんわり軽い。ちょうど紅玉もレモンもバターもそろっているからさっそく作ってみよう。
あぁ・・秋は罪作りな季節。
今年で4回目を迎えるという御供所・冷泉ライトアップウォークに初参加。日頃何気なく通りすぎている町並みや、気にもとめていなかった寺社が感動をもたらしてくれた。
ライトアップといっても、明々とまぶしい照明ではなく「地球にやさしい光づくりにこだわった」というだけあり、闇に溶け込むような仄かな灯りが心地いい。
それでなくても楽しい夜の散策。ウキウキしながら櫛田神社をスタートして、東長寺→妙楽寺→承天寺と2時間あまり歩いた。
承天寺の洗濤庭(sentotei)はまるで大海原を目の前にしているような錯覚を覚えた。廊下に座ってしばし光のマジックに酔いながら波の音に耳をすませた。
散策の途中でにわか煎餅を食べたり、ふるまいぜんざいを食べたりという楽しみも。承天寺の夜店ではうどんとソバ(承天寺を開いた僧侶が宋から、うどん、そば、饅頭の製法を持ち帰り、粉食文化を広めたのだとか)
福岡というより博多と呼ぶのにふさわしい・・普段あまり歩かないエリアをゆっくり散策し、いろいろな発見があって楽しい夜だった。
それぞれの季節に美味しい食べ物があるけれど、秋はまた格別。
先日マルシェの販売のとき、30代くらいの男性に「女性はなぜベーグルが好きなんですかね?」と真顔で尋ねられ、「さぁ・・なぜでしょう」と当惑してしまったけれど、女性の芋栗南瓜好きも男性にとっては謎なのかな?ちなみに、我が家の男性は芋も栗も南瓜も好んで食べる。というか、好き嫌いゼロなありがたい伴侶。
今月のベジキッチン料理教室の2年目クラスのテーマは「栗」。剥くのが面倒で、旬のうちに料理しても1、2度・・それも作るのはせいぜい栗ご飯。渋皮煮を作る人を本当に尊敬する私。でもこのレッスンを受けて、栗仕事に前向きになれそうな気がしてきた。まずは”栗剥きくん”を買おう。
パリパリの渋皮がオドロキの美味しさ。衝撃的な一品。
栗のスウプグラタン
いがぐりの中・・気になるでしょ?
栗の中華おこわ、栗きんとんを含めて5品。栗は高栄養・・そして高カロリー。今日は栗10個以上は食べたなぁ・・(汗)
ちなみにテーマ別クラス②は、栗のキッシュやケーキなど洋風メニュー。こちらも気になる~。先生のお野菜マジックはほんとに素晴らしい。
金印マラソンの参加賞はカマス3匹。
さっそく翌日チャビィ(信楽焼きの土鍋)で焼いて食卓に。
本当にチャビィはすぐれもの。
干物だって水分が抜けずにふっくら焼ける。
かなぎ(小女子)のような小さな干物は魚焼きグリルだと固くなりがち。でもチャビィなら中は柔らかく、外は適度な焦げ目がついて・・う~ん、おいしい。
最近は3日に一度はチャビィで焼き芋。
ここのところ一人ご飯が多いえしぇ蔵も、ひそかにチャビィにはまってるらしい。適当に野菜を入れて火にかけて、お風呂に入って出てきたら、おかずが出来てる、とか。「野菜の味が引き出されて美味しい」と。
まかないで作ったかぼちゃのクレームブリュレ風。こんなこともお手の物。
(グラニュー糖をたくさんかけるのを躊躇してバーナーの焼き色がいまいちですが・・)
そして、最近ベジキッチンで大発見だったのは・・チャビィでベーグル焼き戻し。外がかりっと中はふんわり。じっくりと時間はかかるけれど、それはそれは美味しい魔法がかかるのだから! この写真を見れば美味しさが伝わるはず。
そんなわけで、スタートの2時間以上前に志賀島に着いていたえしぇ蔵と私。先生たちは船で現地入り。なんだか遠征みたいで船もいい!
風は強いものの空は快晴。
チームハコベジTシャツを着て、まだ余裕の選手4名。
ベジキッチンスタッフのYちゃんと、料理教室の生徒のHさんはレース初参加。
40・50代男子の部が先にスタート。スタート5分前・・緊張した面持ちのえしぇ蔵。
そして60代以上の男子と女子の部。青い空を背景に3つのベーグルが並ぶ。
そしてスタート!
かなり強い向かい風で前半からきつい。途中で国道をそれて田んぼをぐるっと回るコースが追加されていて(志賀島1周では10㌔に満たないらしい)練習と違うコースに精神的なショックを受ける。気をとりなおして国民宿舎からのアップはただひたすら足を前に出す。
男子はゼッケンで年代が分かるので、60、70代の選手にたくさん抜かれて焦る。マラソンは年齢は関係ないことを痛感。最年長の選手はなんと94歳の男性!
沿道の声援に励まされながらペースを落とさないように走る続ける。島の反対側に出て対岸にドームと福岡タワーが見えたらゴールも近い。金印公園を過ぎればあと一息。このあたりでタイムに欲が出てくる。なんとか頑張れば1時間を切れそう。ゴールすればサザエが待ってる!!と最後の力をふりしぼりぎりぎり1時間を切ってゴール。
全員完走おめでとう~!
マネージャーのおかげでレース後に冷えたビールで乾杯。先生からは志賀島産のザザエの差し入れあり。砂浜で宴会が始まる・・
こんな太ったサザエ初めて!というくらい食べ応えのあるサザエ。参加賞の鰆ご飯の上にサザエのエキスをさっとかけ、ぷりぷりのサザエと一緒に食べれば自家製サザエ丼。これが最高に美味しい!!
走ってアルコールが入り、急激にけだるくなった私は一足先にバスで退散。
先生たちは地引網に参加して帰りも船で。
自称福岡のナポリ(?)の志賀島で、また来年も走ろうとチームハコベジラン部の結束が高まった一日。
明日はいよいよ志賀島金印マラソン。
マラソン前日はやっぱりカーボローディングしなきゃ!とばかり、大盛のパスタ。冷蔵庫に残っていたアンチョビソースをベースにキャベツときのこを投入。質より量な夜。
カーボローディングとはcarbohydrate(炭水化物)+loading(詰め込む)からきた言葉。運動時のエネルギー源となるグリコーゲンを体内に蓄積する食事法。はるか昔に参加したホノルルマラソンの前夜、パスタ食べ放題の店で食べたパスタが期待以上に美味しかったことを思い出す。しかし明日は10キロのレースだからカーボローディングは必要ないかも。
レースの後はサザエとビールが待ってる~。
今月の韓国料理の会は、先月釜山で買った漢方を使い、秋の味覚も取り入れた簡単な薬膳料理。
黒米ほか雑穀を数種に、きのこ、サツマイモ、栗、ナツメ、松の実、そして漢方の紅参(ホンサム)を入れて炊き込む栄養ご飯。ここしばらく食べ続けているけれど、まったく飽きない美味しさ。このために石鍋を買おうか検討中・・
*紅参は高麗人参を蒸して3ヶ月ほど自然乾燥させたもの。手間をかけただけ高麗人参の効能がさらに高まるとか。
鍋の蓋を開けた瞬間、あがる歓声。少しヤラセ入ってます^_^;
鶏まるごと漢方と一緒に1時間蒸したものはほぐして酢の物に。
そして4種類のきのこを入れたポソジョンゴル。ジョンゴルとは鍋のこと。ジョンゴル専用の鍋も欲しいところ・・。
美味しくて健康によいとなれば言うことなし。メンバーさんも漢方に興味深々のようす・・私自身がまだまだ薬膳について知らないことが多いのでこれから勉強してみたいと思っている。
そっとぼーちぇ韓国料理の会は今月をもって最後となった。毎月楽しみにしてました、残念・・というメッセージをいただき本当にありがたいと思った。韓国料理が好きというだけで専門的に習ったわけでもない私の知識で3年間続けてこられたのは主催のFさんと、通ってくださったメンバーさんのおかげ。また違う形で韓国料理を一緒に作って楽しむ会をもてれば・・と次のステップに向けてしばし充電期間にしようと思う。