ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/16日 三河の三ツ瀬明神山を周回 その5:三ツ瀬明神山の山頂に着く。そこからの眺望は?

2015-11-25 07:15:45 | 草花
馬の背岩を後にして、痩せて切り立った岩稜を、山頂に向けて歩いていきます。
途中で「転落事故 注意」などという注意を喚起する看板が出てきたりするので、なおさら慎重に進んでいきます。

山頂はもう、指呼の間なのですが、景色がよくなっていますので、あたりを見回しながら、自分の好きなように時間をかけて歩いていますが、こういうことが出来るのも、一人旅の良いところだと感じています。

馬の背岩から離れて・・・

岩稜は特に右側が激しく切れ落ちています。



危険個所 ↓

今でこそ、このようにロープがあったり、看板表示がしてありますが、それ以前は何にもなくて、ただ慎重に通り過ぎたものでした。



アセビ ↓

恐る恐る歩いている場所で、アセビのつぼみを見ました。これが咲くのは春なのにもうこんな姿で大丈夫なのかと思いますね。これから本格的な寒さがやってきます。


九合目 ↓

九合目の登山ルートから外れた場所に好展望地があります。昔はこちらが登山ルートになっていましたが、岩尾根むき出しで危険なので、今では稜線を巻く道が新しく作られています。
気ままな一人旅ですので、ここでも眺望を楽しみます。



ミヤマウズラ ↓

正規のルートに復し、岩陰に来ると、ミヤマウズラの咲いた後の株が二本立っています。



昆虫 ↓

今回はこの昆虫に3~4か所で出会いました。普段は、山ではほとんど見かけないのに、今回は何度も姿を見るなんて、不思議な現象ですね。



山頂 ↓

あの明るくなった空間に山頂があります。



展望台 ↓

山頂には鋼鉄製のやや大掛かりな展望台があります。



三等三角点 ↓

三等三角点の標石はむき出しになっていて、やや傾いています。



明神様 ↓

山頂には山名所縁の明神様が祀られています。



1016メートル ↓

この山の標高は1015.9メートルということですが、この看板では繰り上げて書いてあります。
1000メートルを超す高さは、愛知県内では貴重な高さなのです。
展望台の上に行って、四周の眺めを確認しましょう。



大鈴山の山群 ↓

最初に目についたのは、北西約8kmのところにある、大鈴山の山群でした。
大鈴山の手前で全く区別しにくいのですが、ドーム形状の山体があります。
それもこの山と同じ名前の明神山なのです。紛らわしいので平山明神山と呼んでいます。



中央アルプス ↓

中央アルプスは、雲の隙間に、ほんのわずか見えていました。



蛇峠山 ↓

恵那山から続く、下伊那の山も見えています。



恵那山と大川入山 ↓

恵那山は山頂が雲に隠れています。



天狗棚 ↓

天狗棚も見えています。その手前には古町高山もあるのですが、わかりにくいので表示を略しました。



碁盤石山と天狗棚 ↓

天狗棚の西には碁盤石山もみえていて、、三河の山はそこそこ見えているのです。
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11/16日 三河の三ツ瀬明神山を周回 その4:馬の背岩で付近の山岳景観を楽しむ

2015-11-24 07:13:24 | 草花
山頂を目指して、岩の多い稜線を歩いていくと、やがて、馬の背岩という、一枚の大岩のところに着きます。
この岩には、鉄梯子を使って乗り上げ、馬の背中のようになったところを、通り過ぎることになりますが、
この時の左右は、切れ落ちていて、ゾクゾク感を味わうことになります。

この岩の上からの眺めがすこぶる良くて、天気の良い時だと、富士山まで見えてしまうのです。
今回も、当然、それを期待して、この山にやってきたわけですが、それは叶いませんでした。

本日の記事は、馬の背岩からの景観を主として、レポートしていきます。
稜線上 ↓

馬の背岩まで、岩のごつごつしたところを歩いていきます。木も大木には育っていません。




ドライフラワー ↓

花が見えたので、近づくと、それは乾燥したものでした。おそらくアキノキリンソウでしょう。



ヒメイワカガミ ↓

馬の背岩が近づいてくると、岩稜に、ヒメイワカガミの艶のある葉が出てきます。



向こうに馬の背岩 ↓

やがて、樹の向こうに、馬の背岩の大岩が見えてきました。鉄梯子がかかっていますね。



欠落した看板 ↓

馬の背岩の下まで来てみると、看板の下半分が欠落しています。
「8合目 有名な馬の背岩がある」となっていたのでしょうか。



鉄梯子 ↓

この梯子を使って、空の中に飛び出していきます。



以下に、馬の背岩から得られた景観を列挙します。
鳳来湖 ↓

この時の鳳来湖は貯水率90%近くありました。その後雨が降ったので、さらに向上しています。
水の満たされたダムを見ると、心が休らぎます。



西峰 ↓

山頂から、あの大アンテナのある、西峰にも立ち寄ることになります。随分、近づいてきました。



馬の背岩の上 ↓

ここを奥に向かって、ソロソロ歩きます。



鳳来湖の背後 ↓

鳳来湖の背後の山を見ます。



宇連山 ↓

背後の、宇連山をズームします。



本宮山 ↓

その奥の本宮山です。



吉祥山 ↓

豊橋平野に立つ、吉祥山も見えますが、逆光の位置です。



富幕山と太平洋 ↓

遠くに愛知・静岡県境の富幕山があり、その背後に、太平洋が見えているようです。



熊伏山 ↓

目を北東に転じると、南アルプス方面の前部に、熊伏山が見えています。



赤石岳方面 ↓

松の枝に邪魔されていますが、赤石岳と聖岳も見えていました。
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11/16日 三河の三ツ瀬明神山を周回 その3:三ツ瀬道と合流し、山頂目指し主稜線を歩く

2015-11-23 07:17:12 | 草花
今日は暦の「小雪」でしたね。それなのにまだキツイ寒さが来ていません。
もう少し、炬燵を出すのを待とうかと思っています。
今のところは暖房費の支出が助かっていますが、この冬はどういうことになるのでしょうね。

この記事では、鬼岩乗越から痩せた岩稜を歩き、胸突き八丁の取付きから、急登を歩き、三ツ瀬道との合流点である、六合目に着きます。
それから先は、山頂に向かって、岩がちの稜線を歩いて行きます。

胸突き八丁の取付き ↓

ここから「胸突き八丁の頭」まで、30分ほどの急登がはじまります。
丁寧に歩いていきましょう。



灌木帯 ↓

急登は灌木帯の中を進みます。



ソヨゴ ↓

背の低い木の中には、ソヨゴも入っています。



ジャングル ↓

昔あった道を探そうと思い、試しにちょっと道を外すと、たちまち、枯木立の中に入ります。
昔の道に出会うことはありませんでした。



行く手に空 ↓

道の行く手に空が見えると、「胸突き八丁の頭」が近づいたことになります。もう少しです。



ツルリンドウ ↓

ツルリンドウの実が見つかりました。花から実への移行段階のものもあります。
ツルリンドウの実を見つける、という、本日の課題がここでクリアできました。



胸突き八丁の頭 ↓

急登はここで終わります。以前は、ここから鳳来湖が見下ろせましたが、近年は立木が成長して、見づらくなりました。
ここからは勾配がやや緩くはなりますが、三ツ瀬道との合流点まで、もう10分ほど登り続けます。



三ツ瀬道の合流点まで ↓

この山らしい、気持ちの良い道を歩いていきます。



合流点(六合目) ↓

東栄町の三ツ瀬集落から登ってくる道と合流しました。ここの標高は912mですので、高度的には、あと100m稼げばよいことになります。



キッコウハグマ ↓

この山行では、歩き始めから、キッコウハグマを見ていますが、すべて花の済んだものばかりでした。



クロモジ ↓

道の両脇に、クロモジが出てきました。



シキミ ↓

この山では、シキミも、かなりの数を見ましたね。



シロモジ ↓

クロモジの次は、シロモジの出番です。



ミヤマシキミ ↓

シキミが出たあとで、こちらも、ミヤマシキミが出てきます。



鎖場 ↓

山頂に近づく道筋で、鎖場がいくつか出てきます。
最初のものは鎖を使わずに、岩の裏から回り込んで登り、上部で、鎖の取り付け方を見ておきます。



鎖場 ↓

次の鎖場は、長い鉄の鎖が二段に分かれて、ついていました。
これも、鎖を使わずに登ります。(岩の脇に生える植物を見たいからです。)
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11/16日 三河の三ツ瀬明神山を周回 その2:山腹を、鬼岩乗越まで、ほぼ等高線に沿って歩く

2015-11-22 07:19:33 | 草花
山中に入ってから、1時間20分ほどは、黙々と高度を上げていきますが、その後、一つの分岐点に着きます。
この分岐点は、そのまま高度を上げて山頂に近づくか、そうではなくて、山腹を回り込んで、別の場所から山頂を目指すか、という二つの選択肢を与えてくれる場所です。
小生は、当初の計画通りに、回り込んでいく道を採ります。

山の中を歩くのを目的として来ていますので、遠回りで山頂に近づくのは全然苦にはならないのです。
ほかの方たちは、「ちゃっと来て・ちゃっと帰る」というパターンが多いようですが、小生の場合は”地味にこつこつと”歩くのが性に合っているようです。

この記事では、山腹を回り込んで歩いている、あたりのレポートとなります。
イチヤクソウ ↓

この山でも、イチヤクソウをたまに見ることがありますが、まだ花の咲いた姿は見ていません。



ヤブコウジ ↓

ヤブコウジの実をつけたものに出会いました。これもあまり多くは見ません。


危険個所 ↓

歩くうちに道がなくなってしまい、ちょっと不安になったところですが、気を鎮めて周囲を見ると、岩場にロープが施されています。こんな危険な個所でも、山道として使われているのです。
おそらく、道の崩落した場所なのでしょうね。


カゴノキ ↓

特徴的な樹肌が出てきました。カゴノキでしたね。



黄葉 ↓

黄葉の少ないルートのようで、写真を撮ろうという気持ちになれない場面が続きます。
たまに出てきてもこの程度です。


コアジサイ ↓

コアイジサイはまだ葉が染まってきていません。



紅葉の先 ↓

こちらでは紅葉の先に細い滝がありました。折れ曲がっていますが落差は80メートルほどはありましょうか。
(画面には現れてきません。)


分岐点 ↓

山中を歩き始めて80分くらい経ちました。ここが先述の分岐点であり、”地味にコツコツ”ルートを採ります。


ツルリンドウ ↓

山腹を巻いています。どんな草が出てくるか楽しみにしていますが、季節が遅い所為か、なかなか見つけ出せません。
葉だけのツルリンドウを見つけました。今山行で、実を見ることができるのか。ひとつの課題ができました。



時折紅葉 ↓

巻き道の途中で、きれいな色づきもたまには出てきます。



平らな道 ↓

平均すると(概ね)こんな道を進んでいます。



ヒカゲツツジ ↓

岩に着生しているのを見つけました。これは今年花を咲かせた、ヒカゲツツジのようで、種ができています。



鬼岩乗越 ↓

分岐点から30分ほどで、鬼岩乗越に着きました。ここで乳岩峡からの道を合わせます。
ここからしばらく、痩せた岩稜歩きが続きますが、それほど危険な道ではありません。



岩尾根 ↓

道は岩盤ですので、樹木も苦労して根を張っています。



ホソバシャクナゲとヒカゲツツジ ↓

ホソバシャクナゲとヒカゲツツジのツーショットです。季節になれば一緒に咲く姿も見られます。



イワナンテン ↓

こちらはイワナンテンの花の後の種の姿ですね。小生は、これの花をつけた姿を、まだ一度も見たことがありません。
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11/16日 三河の三ツ瀬明神山を周回 その1:朝寝坊して焦りながらアプローチ 入山

2015-11-21 07:13:48 | 草花
このところ、秋晴れ(冬晴れ)の抜けるような空が、出てきませんね。
そればかりか、雨の日が、短い間隔でやってくるので、山歩きのタイミングが、取りづらくなっています。
11月16日に山を歩きましたが、その時も、前日は雨降りで、山に入った日も、午後からは雲が空に広がり始めていました。
気象予報の解説によりますと、日本列島付近で、偏西風の蛇行があって、このような陽気が続くようです。
ま、空の天気のことですから、どうせ人間の思うようにはなりませんので、諦め半分でお付き合いしていくしかありませんね。

三ツ瀬明神山 ↓

この山に入るのは、今年になって3度目となります。
画は、10/30日に鳳来寺山から撮った、三ツ瀬明神山の姿です。



実行図 ↓

この日は目覚ましの設定ミスで、山行するには1時間半の朝寝坊、となってしまいました。
その結果、下山時刻は日没を30分ほど過ぎてしまいました。
地図上では、湖面(鳳来湖)から反時計回りで歩きました。



断面図 ↓

出発時間が遅れたので、準備運動を省略して歩き始めました。
それがどう悪影響するのかはわかりませんが、下山後に膝の具合が思わしくない、という感じが出ました。



リンドウ ↓

駄洒落的になりますが、リンドウは林道歩きで、すぐに出てきました。花はもう開きません。



林道 ↓

この道をてくてく歩くのは小生だけで、皆さんは、もう少し先まで車で入っていきます。



林道の最奥 ↓

林道の一番奥に、駐車のスペースがあり、そこに車が5台ほど置けたと思います。樹のむこうに少し見えていますね。



山道の始まり ↓

歩き始めに、いきなり、この半分朽ちた丸木橋があります。



沢をクロス ↓

次に沢を渉ります。この前に来た時には、丸木橋が渡してありましたが、それは流されたようです。



シダ゛の道 ↓

東三河の岩山では、山裾から中腹あたりまで、樹陰にシダの茂る道が多くあります。
このことは、自分の位置を、大雑把につかむ目安になります。



日が差してきた ↓

出発時刻は遅かったのですが、山の斜面に日が差すのも遅くて、今頃になって、行く手が明るくなってきました。



ホソバシャクナゲ ↓

高度をいくらも上げないうちに、早くもシャクナゲが出てきました。
ここのものは、ホソバシャクナゲですが、おそらく、石楠花界の中では、思い切り低高度で生育する、種類ではないでしょうか。



P706 ↓

朝日を浴びて、下山時に立ち寄る、706メートルピークが朗々と見えています。



ムラサキシキブ ↓

この山中で、ムラサキシキブは珍しいと思いました。実を見ないのが残念です。



西峰 ↓

山頂を極めた後に、立ち寄る西峰には、大アンテナが立ちます。そこからの眺めも、優れていますが、これから空の様子は、どうなるのでしょうか。



センブリ ↓

センブリの枯れた穂が立っています。 ちぎってかみつぶすと、まだ苦味は残っています。



ドングリ ↓

こういう場所では収穫密度が薄いのでしょうか、小動物が寄って来ないようですね。
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