ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/14日葦毛(いもう)湿原と背後の尾根を歩き石巻山まで その3:稜線に戻り、ヒロハノアマナ、イチゲキスミレ、カタクリを見る。そして、待望の富士山も

2019-03-17 07:06:00 | 草花
灌木ぼうぼうの防火帯を尾根に向かって直登していきます。途中でサルトリイバラの強い蔓のあるような場所では防火帯脇の植林内に逃げ込みながら高度を徐々に上げていきます。

防火帯は尾根上の道と直交します。それから先が、今山行のハイライトたるべき場所になるのですが、来る時期が少し早かったために思いを後に残す様なことになりました。
しかし、花だけが目的ではなくて、もともとは歩き回ることが一番大きな願望ですので、めげずに歩を進めていきます。
今回はほとんど期待していなかった「富士山」を見ることが出来ました。今年初めて見る姿でしたので、嬉しさは一入でありました。

防火帯登り ↓

登りの取付きは羊歯の中でした。やがてぼうぼうの灌木と格闘して、それが一段落ついたところでこの景色になりました。このくらい疎らな生え方ですと進むのもらくちんになります。



稜線に復帰 ↓

藪の先はT字路になって稜線上の道です。防火帯藪漕ぎはおよそ25分で決着がつきました。




カマキリの卵 ↓

寒々とした中でも命は育まれているのでしょうね。



風越峠 ↓

稜線を進むと風越峠に着きます。ここでは支柱が立ち、ロープを張って草花を保護しています。
その対象はヒロハノアマナとイチゲキスミレですが、ただロープを張って立ち入り制限をしているだけではなくて、貴重植物の生育を邪魔する植物は適当に除去しているようです。



ヒロハノアマナ ↓




この日は光量が足りないようで花がしっかりと開いてはくれませんでした。



イチゲキスミレ ↓



イチゲキスミレはこの日に5株ほど開花したものを見ましたが、もう少し日が経てば開花株もずっと増えることでしょう。

これにて風越峠を後にします。 次に目指すのはカタクリの咲くはずのNHK中継所のある山頂です。


ヤブコウジ ↓

ここで初めて実のついたものを見つけました。



サルトリイバラ ↓

サルトリイバラの実も随分水気が失せて、錆びた色になっています。



P279 ↓

凹凸のある尾根道を進んでいます。登り着いたところは地図上にも表記のある279mのピークです。



アオキ ↓





アオキには何度も出会いましたが、花を咲かせた株は見ませんでした。美しい赤い色の実はこの時期にも残っています。野鳥が啄まないということは、余程美味しくないからなのでしょうか。



来し方 ↓

来し方(西の方角)を振り返ります。あの左側の一番奥の方から歩いてきています。
背後は豊橋の市街です。



ヤママユの殻 ↓

NHK中継所のある山頂に着きましたが、カタクリの花にはまだ早かったようです。
傍らの木に空の繭が掛かっています。これはヤママユ蛾のものでしょうね。

ここで湿原を案内してくれた「花咲き案内人」さんと再会しました。彼によると、カタクリの花が一輪だけ咲いている場所がある・・・と言うことでしたので、そこまで案内してもらうことにしました。


カラジッコ ↓

途中でウスタビガの空の繭も見ます。座談山を目指して歩きます。



富士山 ↓

座談山の山頂に着くと・・・・・・・ナント!ナント!・・・・富士山が見えていました。
相当霞んだ中ですが、まぎれもない富士山で、小生は今年初めての富士山なんです。
思わず「合掌」しました。



カタクリ ↓



カタクリの花は「花咲き案内人」さんに案内してもらい、なるほど一輪だけ咲いていました。
花びらの反り返った姿を今年は見ることが出来るのかどうか。見ることが出来るとしたら一体何処の山で見られるのか楽しみにしています。
コメント (2)
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