ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/14日葦毛(いもう)湿原と背後の尾根を歩き石巻山まで その5:多米(ため)峠を経て大知波(おおちば)峠から石巻山の取付き口まで。

2019-03-19 07:05:34 | 草花
雨宿り岩、中尾尾根分岐を過ぎてから、多米(ため)峠、赤岩尾根分岐、石巻尾根分岐を経て大知波(おおちば)峠に行きつくまでの道のりが、小生的には長くて一苦労でした。
距離は約3.7kmで、所要時間1時間23分だけのことなのですが、前夜の寝不足がたたり、おまけに腰痛も出てきて辛さを感じ始めていました。

そこでこれから先のコースを短絡するか、または、思い切って割愛するかということを考え始めました。
でも、折角計画したことですので出来ることならすべてをまっとうしたいところです。
そういうことを考えながら歩いていますが、とりあえず導き出したことは、石巻山の山頂に午後三時に着けていたら、予定通りに完遂しようということでした。

具体的な数値目標が出来たので、あとは流れに身を任せることにしました。
イズセンリョウ ↓

やや陰地でイズセンリョウが出てきました。未だ蕾です。



ヤツデ ↓

こんなところにヤツデがあると思いました。しかし、ネット上で調べて見ると、関東以西の海岸近くで自生するとありましたので、これも自然のものかもしれませんね。



多米峠 ↓

多米峠に着きました。かつて、ここからは富士山が見えたものでしたが、今は木々が生い茂り見えなくなったようです。



カタバミ ↓

稜線上でたまに見かけますが、これも自生のものでしょうか。庭に生えると駆除に苦労しますね。



青空に鉄塔 ↓

こうして見ると抜けるような青空だった時もあったのですね。相変わらず風が高圧線を鳴らしています。



赤岩尾根の分岐 ↓

赤岩尾根の分岐点に着きました。このあたりが今山行中の最高地点であるようで、標高は400mを少し超えているようです。



イヌツゲの群生地 ↓

稜線上でイヌツゲの大木を時々見てきましたが、このあたりでは群生しています。
しかしながら、倒れていたり、立ち枯れのものがあったりして、寂しい眺めとなっていました。



大知波(おおちば)峠 ↓





大知波峠に「やっと・・・」といった塩梅で到着しました。
この峠には平安時代の中期にお寺があったそうですが、建物はおろか文献類さえも全く残ってはいないそうです。
しかし、平成に入ってからの発掘調査によって、仏堂、僧房、山門や、はては磐座の跡までが判明し、密教系の山岳寺院であったことまでが明らかにされています。
小生も以前、時間を取ってこの周辺を物色し、沢の近くで陶器のかけらを見つけたことがあります。

普通ならここで一休み入れるところですが、先ほど設けた「石巻山頂に午後3時に着く」という目標のために、時間が押している感じですので、ここは休みを入れずに歩くことにしました。

大知波峠から浜名湖 ↓

峠から浜名湖の美しい眺めを目に焼き付けて、石巻山を目指して歩いて行きます。



石巻山に至る林道 ↓

その道は車が通れるような広い道が続きます。
腰痛が酷くなり、リュックを背負わずに、片手でぶら下げて持ったり、抱えて歩いたりしますが、どうも思わしくありません。




一部分は山道歩き ↓

途中で広い道から離れ、山道に入りますが、この階段を降りると、また広い道に出会います。



ヤマアイ ↓

道端にヤマアイが並んで出てきます。



ヒメウズ ↓

ヤマアイに混じってヒメウズも出てきました。



広い道 ↓

カーブするところでは見晴らしの良さそうな場面もあります。



赤岩尾根 ↓

そこからは赤岩尾根も見えます。本日はあの裏側から、こちら側まで、回り込んで来たことになります。



石巻山の岩峰 ↓

道の途中で、目指す石巻山の山頂近くが良く見える場所がありました。
近づけばそれだけ迫力が増してくるような気がします。



ヤマネコノメソウ ↓

先方で男性が屈みこんでカメラを構えていました。近づいて見るとこの花でした。



石巻山の取付き ↓

気持ちだけ急いで歩いて来ましたが、大知波峠から約3kmの道のりを43分掛けて歩いたことになります。
大してスピードは出ていなかったようです。
この石鳥居を潜って石巻山の山頂を目指します。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする