ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/17日 弓張山地を二川駅から宇利峠まで北上 その2:視界の利かない尾根道歩き

2014-03-22 06:53:47 | 草花
松明(たいまつ)峠をあとにして、これから先はひたすら尾根道を歩き続けることになります。

この尾根道を歩く楽しみは、今の季節ですと、奥三河の山が見えたり、時々富士山が見えたりして、そんな時には南アルプスの荒川岳・赤石岳・聖岳が見えるのです。
ところが、この日は天気は晴れているのですが、近くの山すらも薄ボンヤリしていて、春霞が掛かっていると言うのよりももう少し違った印象で、空が薄汚れていると言う感じさえしてしまいました。

おそらく大陸から飛来した超微細な物質や、杉の花粉などの相乗効果なのでしょうが、山岳景観を殆ど楽しむことのできないような状態でした。

こんな場合は普段でしたら花の楽しみに切り替えられるのですが、ここではスミレ以外には未だ春の花が来ていなくて、尾根道をただ歩くだけといった感じになってしまっています。

道の両脇に謎の荷物? ↓

白いビニールのようなものに包まれたものが時々目に付きます。
「一体何か?」と思いながら歩いていますと ↓




その説明書き ↓

害虫に食われて立ち枯れになった木をそのまま放置しておくとその虫が他の木に移り、今度はその木を枯らすと言うことの連鎖になりますので、それを防ぐために、最初の木が虫にやられているうちにその害虫を封殺する方法のようです。
切り倒された木と白いビニールのような覆いはやがて土に帰るのだそうです。



コウヤボウキ ↓

コウヤボウキもこの姿で日が経ち、すっかり性が抜けたような姿になっています。




尾根から北西を見る ↓

折角の晴天なのにこんな見晴らしでしかありません。見下ろす市街は豊橋です。




ジャノヒゲ ↓

ジャノヒゲの美しい瑠璃色の玉を見つけました。




運が良けりゃ・・ ↓

天気と運が良ければこの場所から富士山が見えるとあります。
これが映画の「マイ・フェアレディ」でしたら「With A Little Bit Of Luck!(ちょっぴり運がよけりゃ!)」と歌い、富士山が姿を現すところでしょうが、ここでは「チョッピリ」では駄目で、「大いに」運が良くなければ富士山は見えないようです。




カタクリの葉 ↓

もうカタクリの花が咲いてくる様な時季に入っています。しかし、今年は未だ早すぎたようです。




行く手 ↓

見晴らしの利く場所に来て、行く手を確認しておきます。逆光線気味の影響もありますが、近くの場所でもこのように不鮮明になっています。




赤岩尾根 ↓

北側には赤岩尾根が見えています。何度か歩いた場所で感傷を交えて眺めます。




岩稜 ↓

ちょっとした露岩地帯が有り、いっときの開放感を楽しめます。
ここも何度も来慣れた場所です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする