ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/17日 弓張山地を二川駅から宇利峠まで その8:平尾山から宇利峠側の登下山口までの稜線歩き

2014-03-29 06:51:17 | 草花
国土地理院が、国内で87座の山の標高を、4月1日から変更すると発表したことが、先日のTVで報じられていました。
変更の幅は1mくらいですが、高さが増えるのもあれば、低くなる山も出てきました。
興味を持ったのは南アルプス白根三山の一つ間ノ岳で、これまで3189mで、北アルプスの奥穂高岳よりも1m低い山でしたが、今度1m増えたことによって、3190mで、奥穂高岳(変更なし)と並んで、日本第三位タイの高峰となることです。

国土地理院側の説明では「測量精度が高度化したこともあるが、東日本大震災も含めた100年間の地殻変動も影響している」ということです。

TVニュースの中では、山の売店でみやげ物として売る品物の中に山の標高を書き込んであるものもあり、「これでは売り辛い」とこぼしているところもありましたね。

一度定着したものが変更になると、立場によって悲喜交々の事態になるものですね。

今回のシリーズレポートは、明日が最後のものとなります。
平尾山の山頂 ↓

464メートル、豊橋市の最高地点に着きました。ここでの山岳眺望は回りの木に遮られてゼロでした。
もしもここに高さ10メートルの展望台を設けるならば、西は鈴鹿の山から北に恵那山・中央アルプス・南アルプス・富士山まで見えてしまうのです。
自然破壊といわれればそれまでの話になりますが、山岳景観も一つの財産ですので、そういったものが有って欲しくも思いましたね。



新東名高速道路 ↓

展望の得られなかった平尾山の頂上を辞してすぐに、東方面に展望の開けた場所がありました。
三ケ日の町と新東名高速道路が見えています。



雨生山・金山・富幕山方面 ↓

そして、この稜線の先に続く山並みも霞んだ空に邪魔されながらも何とか見えます。



シキミ ↓

周りの木々に冷たい北風からの攻撃を防御してもらって、シキミは蕾を大きく膨らませていました。
好環境ですと流石に早いですね。




吉祥山と本宮山 ↓

西の方角には手前に吉祥山が見えています。背後の本宮山は、そう遠くないのに、殆ど見えないに等しい見え方です。



ドングリ ↓


道にドングリが未だ落ちています。
リスや鹿が居たらこういうものはきっと食べつくしているのではないでしょうか。



奥に神楽岩 ↓

以前来たときには、ここに書いてある神楽岩の上に行って見ましたが、今回は現在地の確認に役立てる程度で通り過ぎます。折角行っても、展望が得られないからです。



未だ出てくる通せんぼ ↓

倒木に行く手を遮られ、回り込んだり、潜ったり、跨いで越えたりしながらやって来ましたが、ようやくここらあたりで通せんぼ遊びも終わりとなります。




凄い急斜面を下る ↓

凄い急斜面が出て来ました。道脇にロープ付きで、それにつかまったり、木に助けられたりしながら、慎重に下って行きます。そして、この距離が結構長いのです。
大きな山ではこんな乱暴な道の作り方はしませんが、山が小さいので気短に道つくりをしてしまうのでしょうね。



宇利峠側の登下山口 ↓
 
尾根道に並行して林道が作られていますが、林業用の専用道路ですから一般車は入ってこられません。
その林道との交点に着きました。これにて本日の山中行進は終わりですね。
後は一般道を新城駅まで、約2時間半ほど歩くことになります。
コメント (8)
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