渾沌滅七竅

生命ある無秩序を愛する渾沌。

第49回「有楽こども曳山祭り」

2014年10月18日 | 日記
                              

毎年、10月の第3日曜日に開催されます。

昭和41年に首都圏に通う佐賀県唐津市出身の男子学生の為の寮「久敬社塾」が、東京・千代田区番町にあった旧唐津藩主・小笠原家邸内から何度かの移転を経て、現在の川崎市麻生区千代ヶ丘に居を構えました。

明治時代、近代日本の夜明け、唐津人は、特に学問・教育に力を入れました。
「久敬社塾」が、大学創設の道を歩んでいたら、「西の同志社」「東の久敬社」があったかも知れません。

しかして、郷土を偲ぶこの塾生による「唐津くんち」に倣う「千代ヶ丘祭」が、その始まりです。

その後、昭和52年に、この地の「有楽こども祭り」が、合流しました。

当初、「唐津くんち」の一番曳山「赤獅子」に模して、寮生達が造った実物の3分の2程の大きさの張り子の「赤獅子」を台車に乗せ、塾生達が、塾周辺を巡回したものです。

合流後は、大人達が諸準備をし見守りる中、塾生達の笛や太鼓のお囃子で、子ども達が町内を曳き歩く「曳山祭り」になったものです。

もう、かれこれ40年近く続き、この「曳山祭り」で育った子ども達が親となり、その子ども達、即ち、「曳山2世」が曳いているなんて、素晴らしいですね。

今晩は、宵祭り。
明19日は、絶好のお祭り日和の筈です。
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