毎年、GWのこの時期、光荘会書道展を覗くことにしている。
会場は、いつもの様にJR浜松町駅近くの東京美術倶楽部。 都心の美術等普及の一拠点となっている。
昔は、瀟洒な中庭をぐるりと囲む回廊式純和風3階建てで、約30年前に、外観は鉄筋コンクリート、内観は和風で、日本庭園を備えた、なかなか趣のある貸会館に衣替えをした。
この会館の2・3・4階を使って、光荘会主催、東京都・毎日新聞社後援で社中の書道展が開催され続けて来ているもの。
海外勤務の期間を除き、かれこれ、45年近く、毎年お邪魔している。 畳敷きの大広間等を使っての書の展覧会で、屋外には和風庭園が広がり、都心の喧騒を忘れさせる、心落ち着くイベントである。
出展される先生方、生徒さん方、一生懸命、作品を仕上げられているので、そのパワーに圧倒される。 丹念に拝見するが、格闘する様なもので、大変に疲れるが、心地良い疲労感。
息遣い、筆運び、余白、墨の濃淡等は、書もテン・ホールズ・ハーモニカも似たところがある。 どちらの才能にも恵まれない悲しさ。
いずこも同じで、高齢化が進み、お顔を存じ上げている諸先生方も、大分、引退、他界されてしまった。
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