事実を検証した訳ではないので、誤認があるやも知れずだが、日本のマスメディアの報道は、やゝ違う様に見える。
2隻のタンカーが武力攻撃を受けた事件。 日本の世論をミスリードしないか気掛かりだ。
1隻は、ノルウェーの船舶で、もう1隻は、日本の海運会社運航のタンカーと報道されていた。
日本のタンカーと言われるは、日本の船会社所有のタンカーで、謂わば、シンガポールの船会社に貸し出して、運航はシンガポールの船会社が行ない、乗組員の手配も彼等が行なっている筈。 貨物は、日本の原油精製企業のもので、日本のいずれかの港で荷卸しする筈。 従って、日本の船舶オーナー企業の社長がインタビューに応えてはいるものの、乗組員は比較的人件費の安い外国人のみで、シンガポールの船会社が手配している。 そんなことで、日本人船員は乗船していない。 日本の船会社が運航する場合、船長、機関長、一等航海士は、日本人船員で、他乗組員は外国人となろう。 その場合は、まさに、日本の海運会社の運航するタンカーと呼ぶ。
武力攻撃側は、日本のタンカーを標的に、狙い撃ちにしたものとは思えない。 そうする意図があるなら、ノルウェーの運航するタンカーではなかった筈。 タンカーの往来が頻繁なので、実行すれば、今回の様なことになる可能性は極めて高くなる。
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