気象庁は、数年内の導入を検討しているとのニュース。
首都直下型地震と同様、間違いなく起きる富士山大噴火と首都東京圏を含む広域降灰。 間違いなく首都圏を中心とするあらゆる社会活動に重大、深刻な影響をもたらす。
ざっと35年程前に中米ニカラグァでの活火山の大噴火に遭遇した経験を思い起こす。 綿花輸出港のコリント港での日本向け綿花積み出し作業の立会いで出張した折の事だった。 夜明け時刻になっても、真っ暗な空に驚き、代理店情報では近くの活火山の噴火。 降灰による綿花へのダメージを恐れ、代理店スタッフ、本船乗組員との入念な打ち合わせ、見通し情報の確認に追われた。 駐在員事務所、東京本社との連絡は不能、まるで前世紀の世界に閉じ込められた様なものだった。 降灰で、車の運転も儘ならず、噴火口を脇目に見ながら、首都マナグァの代理店本社事務所に辿り着いた次第。 詳細は記憶していないが、大変な事態に遭遇し、無事に帰れるか、兎に角、最善を尽くし、本船の積み荷役を何とか無事に終えて、出航させ、任務完了。
決して忘れられない物凄い体験の一つだった。
