朝から注意深く見守っていた。 巣から出た姿は思いの外、大きい。
親鳥が迎えに来たと言うか、背中を押したと言うか、13:30過ぎに3羽の内の2羽が飛び立った。
3番目の雛は末っ子の様で、やゝ育ちが遅い印象だった。 巣から出たものゝ、先の2羽程には体力が付いていないのだろう。 巣の脇の小枝に止まってジッとして親を待つ感じだ。 ヨタヨタしていても、あの時に、皆一緒に飛び立てば良かったのだろうな。 人間の様に木目細かく世話を焼ける訳でもないので。 昨年の様子では、巣から出ても、親鳥が暫く見守り、給餌していた様だった。
2羽と親鳥は、既に巣から離れて行った様で、それらしい鳴き声も周辺で聞かない。 もう、巣には戻らないだろう。 我々が、手を貸すわけには行かない。
自然は、ある意味、残酷だ。
時同じくして、大学時代の級友が胃がんの転移で他界したとの訃報に接した。 喜びと悲しみ・ほろ苦さとが入り混じった、何とも気だるい午後だ。