「岡本太郎美術館」新企画展レセプションがあった。
良い視点での企画だったと思う。
「芸術の為の芸術」ではなく、日常生活の中に息づく芸術を目指した作品の代表例は、1970年大阪万博会場の「太陽の塔」であり、1968年メキシコ五輪に合わせて依頼のあった未完の高層ホテル・Hotel de Mexicoの壁画になる筈だった「明日の神話」であり、今、修復され渋谷駅スクランブル交差点近くにある。
全国各地約70か所に太郎の作品が屋外展示され、街の中の芸術として、今を生きている。 それらの作品群を集めての今企画展だが、なかなか現場へ赴くことが難しい故、この機会に生田緑地内の太郎美術館に足を向けてみたら如何か。
「書道展の為の書」ではなく、普段の毎日の生活の中に生き、調和する書でありたいとの願いは、同じだ。