平松麻『境に浮かぶ雲』@gallery SU
飯倉の交差点から一段下がった位置にある旧狸穴、麻布台3丁目のギャラリーで対峙。
2ヶ月半もの時間を掛け油彩とヤスリで内省の風景をキャンバスに浮かび上がらせる作風。
ものすごい質量が画面から伝わってくる。麻さんの行為が堆く重なり合って「実在」している。
時間の可視化。
限りある人生の持ち時間の、少なからぬ量を一枚のキャンバスに注ぎ込む、その集中力。
そうすることで内風景が外風景と地続きになる…という、もはや祈りに近い作品だと思った。
「うちとそとをつなげたい」それは真理だとボクも思っていて、
そのような働きかけが世界を可視化するとも気づいている。
だからこそ対となった、制作過程の副産物である立体『哲学者』が愛おしい。
きっとこの立体にこそ麻さんの拠り所があるように思う。25日まで。
#photobybozzo
会場となったGallerySUは、
和朗フラット四号館と呼ばれる昭和11年建立の洋風賃貸アパートメントにあり、
1936年から82年の月日を経た空間で、作品との呼応が素晴らしかった。
飯倉の交差点から一段下がった位置にある旧狸穴、麻布台3丁目のギャラリーで対峙。
2ヶ月半もの時間を掛け油彩とヤスリで内省の風景をキャンバスに浮かび上がらせる作風。
ものすごい質量が画面から伝わってくる。麻さんの行為が堆く重なり合って「実在」している。
時間の可視化。
限りある人生の持ち時間の、少なからぬ量を一枚のキャンバスに注ぎ込む、その集中力。
そうすることで内風景が外風景と地続きになる…という、もはや祈りに近い作品だと思った。
「うちとそとをつなげたい」それは真理だとボクも思っていて、
そのような働きかけが世界を可視化するとも気づいている。
だからこそ対となった、制作過程の副産物である立体『哲学者』が愛おしい。
きっとこの立体にこそ麻さんの拠り所があるように思う。25日まで。
#photobybozzo
会場となったGallerySUは、
和朗フラット四号館と呼ばれる昭和11年建立の洋風賃貸アパートメントにあり、
1936年から82年の月日を経た空間で、作品との呼応が素晴らしかった。