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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【入院生活】その1

2007-07-08 | Photo-diary
7月3日から3日間、約28年ぶりに入院生活を経験した。
たとえ3日間でも、その経験はいろいろなことを考えさせてくれた。

ボクの場合、整形外科なので、
「その経験」などと暢気なことを言ってられるが、
同じような年齢で、突然致命的な病気に罹ってしまい、
運命と闘っている懸命な方もたくさんいる。

だから、あくまで私的な経験として
今回の入院生活を振り返ってみたい。

7月3日、病院からの連絡を受け、入院の準備をして病棟に入る。
洗面道具、着替え、有意義な入院を送るための書物や音楽など。

南棟3階の306号室に通される。6人の大部屋だ。
入室時は、イヤフォンでテレビを見ているオジイしか居なかった。
窓側を指定され、少し安堵。息詰まる病室で、窓を占有できるのはありがたい。

さっそく麻酔科の先生に、明日の手術の話を伺う。
別棟の手術室脇が麻酔科の説明室だ。
重厚な扉と静寂に、気持ちが騒ぐ。
この扉の向こうでは、今も手術が行われている。

麻酔科のS先生は、懇切丁寧にその手順を教えてくれる。
「静脈より麻酔の液を注入し、同時に吸入で意識を失わせます。」
「呼吸を確保すべく、チューブを喉元まで挿入します。」
「…ということは、呼吸も止まるんですね。」
「はい。呼吸も麻酔で止めます。」
「心臓は動いてますか?」
「もちろん、心臓は動いています。」
呼吸が止まる…とは、どういうことだろうか。
少しドギマギする。




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