10月15日。木曜日。
東京に来てからすでに半月。
ここ一週間は秋晴れの過ごしやすい日々。
ハローワークへ行って職探し。
木場公園を自転車で走り抜け、風を感じる。
沖縄と東京が同じ空でつながってる…だなんて。
とてもじゃないが、実感が湧かない。
沖縄の空は、もっと色濃く奥行きがあったもの。
たった1500km先に想像がいかないのだから、
人間のテリトリーなんて、たかが知れてる。
詩人を友だちに持つと、ステキだ。
あらぬ目線から生活を捉えていて、いつも驚かされる。
そして、その愛の深さに、感心する。
谷川俊太郎が若い時、こんな文章を書いている。
●
あらゆる人間は、常に何ものかを通して、
生き続けてゆこうとしているのである。
詩人もその例外ではない。
彼は詩を通して生き続けてゆこうとしているのであって、
決して詩そのものを求めて生きているのではない。
我々は詩を書くために生きているのではない。
生きてゆくために、あるいは、
生きているから、詩を書くのである。
私は詩には惚れていないが、世界には惚れている。
私が言葉をつかまえることの出来るのは、
私が言葉を追う故ではない。
私が世界を追う故である。
私は何故世界を追うのか、何故なら私は生きている。
●
人間として生きてゆくためには、
私は詩人であらねばならない。
俊太郎は書く。
詩人として、人々と結ばれ、世界と結ばれなければならない。
写真も同じだと思う。
いや、どの職業もきっと当てはまるのだろう。
詩人は「生」に恋し、「生」に愛をふりまく。
ボクは写真を通して、生き続けてゆこうと決めたのだった。
愛をもって、生活を切り取るのだ。
撮ることが、生きることと同義。
東京に来てからすでに半月。
ここ一週間は秋晴れの過ごしやすい日々。
ハローワークへ行って職探し。
木場公園を自転車で走り抜け、風を感じる。
沖縄と東京が同じ空でつながってる…だなんて。
とてもじゃないが、実感が湧かない。
沖縄の空は、もっと色濃く奥行きがあったもの。
たった1500km先に想像がいかないのだから、
人間のテリトリーなんて、たかが知れてる。
詩人を友だちに持つと、ステキだ。
あらぬ目線から生活を捉えていて、いつも驚かされる。
そして、その愛の深さに、感心する。
谷川俊太郎が若い時、こんな文章を書いている。
●
あらゆる人間は、常に何ものかを通して、
生き続けてゆこうとしているのである。
詩人もその例外ではない。
彼は詩を通して生き続けてゆこうとしているのであって、
決して詩そのものを求めて生きているのではない。
我々は詩を書くために生きているのではない。
生きてゆくために、あるいは、
生きているから、詩を書くのである。
私は詩には惚れていないが、世界には惚れている。
私が言葉をつかまえることの出来るのは、
私が言葉を追う故ではない。
私が世界を追う故である。
私は何故世界を追うのか、何故なら私は生きている。
●
人間として生きてゆくためには、
私は詩人であらねばならない。
俊太郎は書く。
詩人として、人々と結ばれ、世界と結ばれなければならない。
写真も同じだと思う。
いや、どの職業もきっと当てはまるのだろう。
詩人は「生」に恋し、「生」に愛をふりまく。
ボクは写真を通して、生き続けてゆこうと決めたのだった。
愛をもって、生活を切り取るのだ。
撮ることが、生きることと同義。