#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

観光立県の目玉「DFS」

2006-08-14 | Photo-diary
国際通りから目線を「那覇新都心」に移す。
ここにはなぜかDuty Free Shopが存在する。

「DFS」といえば本来、観光に来たツーリストが
その国の税金を除外して、商品を購入することができる場所。

対象は当然、外国から来た人たちに限られる。

しかし、この「DFSギャラリア沖縄」は国内線で沖縄に来た方に限定されている。
外国の方でも商品購入は可能だが、関西空港などを経由する国内線利用者に限られてくるわけだ。
だから、那覇空港の国際線で直接沖縄入りされた外国人ツーリストは対象外ってことになる。

おかしな話だ。

DFSギャラリア自体が主力ターゲットを日本人に絞っているため、
そのような歪んだカタチになっているようだが、詳細はわからない。
⇒おそらく沖縄県の「観光立県」の指標が国内にのみ向いているからかもしれない。
 外国人観光客の受け皿はまったく整っていないのが、現状ではある。

スタッフに聞くと、取り巻きを連れた日本の著名人や有名人が館内をそぞろ歩くらしい。
芸能人と呼ばれる方々も、安さには目がないのである。

このあたりにも、観光立県に血まなこの沖縄の姿がある。
方法論ばかりが先行していて、余裕がない。




DFSギャラリア沖縄
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そんな国際通りも「おきなわ屋」の占拠

2006-08-14 | Photo-diary
「プロポーサルコンペティションKOKUEIKAN PROJECT」の舞台となる國映館跡地から
久茂地方面へ国際通りを進むと、巨大なネオンの建物が目に入った。

    「おきなわ屋」だ。

國映館向かいに本社ビルを持つお土産屋さんだが、
この4年であれよあれよと増殖して、いつの間にか国際通りは
「おきなわ屋通り」と化してしまっている。

    しかも、このネオンだ。

大阪出身の方が経営されているのか?と疑いたくなるような
自己顕示な建物。…呆気にとられてしまった。

    どんどん、「おきなわ」が食いものにされていく。

観光立県に寄りかかっていくほど、歪みがこういうカタチで顔を出してくる。
品位が失われ、余裕が欠落し、経済効果ばかりが正義となる。

    今こそ、おきなわには「哲学」が問われている。

そんな気がするのだ。

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KOKUEIKAN PROJECT

2006-08-14 | Photo-diary
那覇国際通りのシンボルとして1955年から親しまれてきた「國映館」。
こちらの映画館が閉まってからすでに4年が経過しようとしている。

こんな観光のメインストリートに4年間も廃墟が放置されていた…と考えると
「さすが沖縄」と驚嘆と感動を覚えるが、倦ねた結果が公募形式と知ると、複雑な心境である。

しかもこの「プロポーサルコンペティションKOKUEIKAN PROJECT」は
プロボーサルの言葉が語るように、使用用途も含めた提案コンペなのだ。
つまり、今はやりの「丸投げ」。

国際通りをふたたび盛り上げるべく、
その象徴的建物としての「國映館」あらため、生まれ変わった
「KOKUEIKAN」を提案してほしい…とのことらしい。

ぜひとも一般審査に参加してみたいものだ。

        ⇒写真ミュージアムはどうだろうか?


KOKUEIKAN PROJECT
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