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カニの季節/昼神温泉・石苔亭いしだ、芦原温泉・べにや/湖東三山観光

2016年12月04日 | 甲信越・東海・北陸(内訳)

蟹が目的で宿を予約しました。例によって2日前の予約なので、山代や山中温泉の人気宿は満室でした。芦原温泉(あわら)の老舗旅館を予約、遠いので中央道経由で途中1泊としました。埼玉から北陸道経由と中央道経由では、僅か40分の差なのです。

「昼神温泉 石苔亭いしだ」天然温泉風呂付き坂戸和室タイプ(和室) @48,114円
Web検索すると、昼神温泉は湯量が少ないせいか"塩素臭"のコメント多数ですが、「いしだ」は大丈夫そうでした。当日の病院のベッドから予約しました(笑)。3時間半で到着です。

川向いや裏にも旅館が連立、計40軒ほどとか。宿はハイクラスでエントランスも良い感じです。全館平屋建築で、廊下の方々にお庭があります。
      
室内は広く綺麗で暖かく、掘炬燵も良いです。しかし、鍵が1個だったりコーヒーが無かったりと、ハイクラス装備が少し欠けていました。部屋風呂は温泉で循環式ですが、塩素臭はありません。アルカリ性単純硫黄泉だそうですが、硫黄臭は無く、僅かにツルツルしました。
    
個室食事処から舞台が見えます。朝は寒かったなー。刺身は海老以外は×、他は少量ですが美味しかったですね
    
貸切風呂は無料です。ここも大浴場も塩素臭は無し。床暖房が入っていました。しかし館内は全体的に寒かったのです。部屋までの通路も半オープンなため外気温そのままです。温度差20℃くらいかな。冬は30℃にも至るため、高齢者の同行には向きません。

うーん、4万切っていれば価格相応でしょうか。1万円の差があるなら先日の「岩室温泉 富士屋」かな。

途中で琵琶湖畔の「湖東三山」に立ち寄りました。三山とは、西明寺・金剛輪寺・百済寺の三つの寺を指します。まずは「百済寺」へ。仁王門を通って本堂を目指します。病身には階段が辛いです。
      
本坊と庭園です。本坊は廊下しか公開されていません。
 
紅葉が終わったのに観光客が大勢いました。結構、人気があるようです。


次に「金剛輪寺」へ。本堂は南北朝時代の国宝です。観光バスも多数訪れていました。入口の紅葉が綺麗でした。

紅葉(もみじ)は、ほとんど散っていますがピーク時はかなり綺麗でしょうね。
   
庭園から本堂までは、千体地蔵が並びます。風車が恐山を思い出させます。
    
かなりの階段で、薬(ミオコールスプレー)の力を借りて登りきりました。

本堂の内部は柱も太く、重文の菩薩に四天王像などが並びます。建屋と像が揃うと風情が違いますね。お勧めです。

  

HPより



芦原温泉は東尋坊の近くです。 「あわら温泉 日本の宿 べにや」 紫苑-Shion-■準特別室(8帖+次の間+源泉かけ流し半露天)@84,240円
天皇陛下他、皇室が宿泊しており芦原温泉開湯とともにオープンした老舗です。ベテラン仲居が有名なハイクラス旅館で、伊豆の"あさば"クラスとWebに書かれていました。我が家では珍しく、"心付け"を用意しました。スタンダードプランは@43,200円なので蟹コースが+@41,000円ということかな。
     
エントランスも館内も高級感があります。やはり平屋構造で庭が立派で綺麗な水が流れていました。湯は自家源泉が4つあり、掛け流しです。70℃と熱いので加水され、薄い塩味となっていました。瀬波温泉の方が塩辛いです。

冷蔵庫・引き戸・机・ソファも汚れており、全体的に古さが目立ちます。スリッパは安宿のビニールだし、浴衣・座布団もほつれていました。湯沸しポットも無いしコーヒーもありません。昔のままって感じです。これらは"風情"ってことでもないでしょうから、新しい物でお願いしたいですね。
   

食事は部屋食です。カニは仲居さんが剥いてくれますので、30分以上同席となります。刺身はブリが旨く、残りはマアマア。カニは黄色タグの"越前ガニ1.2kg"で写真以上に巨大でした。調理法は指定できます。

妻は最後の「せいこ蟹御飯」を少し残しました。せいこ蟹とは、年内だけ獲れるメスの越前ガニで、卵と味噌が"ウリ"です。カニはとても美味しかったです♪ ロビーでデザートを食べているうちに布団が敷かれます。
      
貸切風呂は広いのですが、開放感はありません。マットレスは非常に良いものです。清算は室内で済ませます。カニ目的(剥いて貰う)でなければ設備的に割高に感じます。我々夫婦には、老舗の価値が良く分かりません。ただ、仲居さんと会話できるのは、色々と地元を知れて良いと思う人もいるのかな?
 
名立谷浜ICには、芭蕉の碑がありました。「名月や 北国日和 定なき」って?あれ?永平寺の後に行った敦賀で詠んだ句です。場所も違うし風情もありませんね。無駄な所に建てたものです。

ハイウェイオアシス新井では、新巻鮭が売られていました。もう暮です。

今回の走行 1200km イストを使用。

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