昨日午前は教会へ、その足でサントリーホールで1時から開かれる仲道郁代のピアノリサイタルに向かった。
今年はショパン生誕200年に当たる年でオールショパンの曲目であった。1部~3部ありその2部が私の心を強く捉えた。と言うのは普通はモダンピアノ(スタインウェイ)なのだが2部ではピアノを「プレイエル・ピアノ」に換えて弾いたのだ。(上の写真で色は茶色、プレイエル・ピアノをショパンは愛して弾いたと言う)
仲道さんもこのピアノに惹かれ今回この様な企画で演奏された。
1部の後の休憩で席を外した私はその間にピアノが変わっている事に気がつかなかった。演奏を始めたら全く音色が変わっている。音が弱音になっていて含んだような何とも口では言い表せない様な魅力ある音色であった。
「ヴァイオリンに弱音器を付けて弾く時の様な!」と一瞬思った。今回一番の収穫はプレイエル・ピアノとの出会いであった。もっと多くの曲を聴きたかったが、3部は再びモダンピアノでの演奏、それはそれで力強い素晴らしい演奏ではあったが!
この方の演奏会に行けば又何時かプレイエル・ピアノに出会えるかもしれないと期待している。
大演奏会で奏者が聴衆に向かって発言なさる事はまずないが、今回は2部を演奏される前に「第2部が始まる前にお客様にお願いしたいことが2っあります」と仰った。
① プレイエル・ピアノは湿度を保つた状態で保管する必要があり、第2部に限り、
ホール内の照明を暗くさせていただきます。
② プレイエル・ピアノは、大きなコンサートホールで演奏されていたものではあり
ません。モダンピアノより音量が小さいので、どうぞ耳をすませてお聴き下さい
と。私には内容が聞き取れなかったが後で刷り物を読み 分かった事だった。これもプレイエルならではの事である。
パンフレットを沢山貰ってきましたが、ショパンの曲目が非常に多く、生誕200年を祝っての事と思わされました。
ピアノを変えて・・・と言うのが興味があります。