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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.273 ラテン車にはもうひと踏ん張り、トヨタ ヴェロッサ

2011-07-20 | セダン蒐集癖。
トヨタの異端と言われ、一説だと生産台数が2万台という、トヨタにしては
あまりに少ない希少車、ヴェロッサです。





かんたんに言うとマーク2bros.の一員で、ネッツ店のチェイサー、ビスタ店のクレスタを統合して
登場した、妙にラテンチックなクルマでした。

アルファロメオのような...そうでないような...な内外装を持っていましたが、
中身は後輪駆動+直6。アルファのFR+直6は、60年代の2600あたりが相当する設計なので、
アルファみたいな外観でも、アルファだと思って買っていた方はいなかったと思います...。


正直、トヨタとしてはうまくいかなかったクルマとして記憶されてしまうのは、
生産台数もさることながら、生産期間も3年足らずで、これまた異端だったこと。


それにしても、無難に売れていたチェイサー(最終型のチェイサーって、いまでも良く走ってると
思いませんか)、
一時期ハイソカーの定番ともいえたクレスタの熟成された?キャラを捨ててまで、
こんなに若々しいヴェロッサをリリースしたのはなぜだろう?

って、いまだに思うieなのでした。





>>まあなんというか、ラテンになりきれなかった感じが残念...。
真面目な人が無理にラテンのスーツを着たけど、
でも全然似合ってないと言うか、着こなせてないと言うか。

>>って言いつつ、では日本のどこのメーカーなら、享楽的なラテン車を
つくれるのだろうなあ、って思ったりもして。
コメント (13)
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