Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【てつどう】ひこにゃんに萌え死に&近江鉄道ミュージアムへ。

2010-05-10 | てつどう。
朝のうちに近江鉄道の古い木造駅舎めぐりを終わらせた後、向かったのは彦根駅。


彦根駅前の大きな公共駐車場にC5を停め、彦根の市内をぐるりと回る彦根ご城下巡回バスに乗って彦根城に向かいます。


この「彦根ご城下巡回バス」、近江鉄道が運行しているのですが、
なんと、ボンネットバスなのです。これは乗らないわけにはいきません。



もと江若(こうじゃく)鉄道のいすゞBXD30(1967年製)で、ボディは帝国ボディ製。







最近巷間にあふれるシビリアンなどマイクロバスをベースにしたボンネットバスでは
絶対に出ない「ほんもののレトロ(ieがよく使う表現ですが^^;)」。



200円を払い、ボンネットバスらしさを味わうため、いちばん後ろに陣取ります(^^



この丸みは、現代のバスにはありえません!椅子のすぐ後ろがもう壁というのもなんだか斬新。



ボランティアのおじさんによる彦根ガイドつき!
初夏のようなさわやかな風が窓から流れ込み、ieはかなりご機嫌でした♪



ちなみに、乗り心地は相当に悪いです(汗
最後部はなおさらのこと。よく舗装されたはずの現代の道路でさえ体が上下にシェイクするほどの揺れ方でした...。
昔は未舗装で、この揺れで、このシートで遠出をしていたはず...大変だったんだなあ(涙





バスなのに長くて大きなボンネットのある、今の時代では斬新な光景。
古いながらもバス自体はよく整備されていて、ギアもちゃんと入るようでしたし、
轟音を立てるディーゼルエンジンも好調の様子。
それにしても音が大きい割に速度が出ないのもまた愛嬌。


琵琶湖畔などをまわり、30分ほど懐かしい乗り味を味わって(実は酔いそうだった^^;)、
彦根城前に到着。



見事な天守閣 日本でも数少ない当時からの建造物!



まずはざあっと彦根城の遺構を存分に楽しみ、いよいよ10時半...



10時半になると、あれが出てくるのですよ...。


それは...


ひこにゃん!







ひこにゃん、キターーーーーーーーーー








やばい、ほんとにやばい。
2007年にこのゆるきゃらが出て以来3年、ついに会えたのですが、
それにしても想像以上にかわいい...






動きが読めない。
妙に機敏。
いきなり振り返って決めポーズ。
いろんな小道具を持って、愛嬌いっぱいに動きまわります♪

最初はかなりの人垣でなかなか見られなかったのですが、
だんだん空いてきていちばん前に陣取れるようになりました。

見に来る人が多いので係員の指示に従ってこまめに後ろの列と前の列が交代していくのですが、
すき始めると人垣の端のほうではもう、ずっと前まで行っていいような状況で、
30分の間、結局食い入るように見っぱなしw






ああ、もう一回見たい!それくらい、可愛かった!




彦根城&ひこにゃんを堪能したあと向かったのは、「近江鉄道ミュージアム」

ここは、かつて近江鉄道名物?だった彦根駅わきの廃車おきばだった側線を、
駅前の整備に伴い鉄道車両を保存展示する施設として再整備したところで、
GWや連休、夏休みなど多客期に限定してオープンしているようです。



彦根駅の自由通路から見る。もと西武401系の右に並ぶ古典機3両の隣の線路から右がミュージアム。



200円という安い入場料を払い、入るとLEカー(LE10形)がお出迎え。


奥には3両のED31とロコ1101、ED14が並びます。

LE10形は、電化私鉄であった近江鉄道がコストダウンのために1986年に導入した
富士重工製のレールバスです。

でも実際にはレールバス特有の耐久力の無さなどから、わずか10年で使用中止。
5両あったこの車両も、この1両残してすべて解体されてしまいました。





国鉄から近江鉄道にわたった4両すべての姿を今なお見ることのできるED14。
しかもそのうち2両は車籍を有しています。

電気品、車体ともにすべて舶来品なのがこのED14の特徴。
製造はアメリカのGEです。日本に来たのは大正15年!どひゃああ!

国鉄時代は東京口の東海道線や中央線で活躍していたとの事。
でもそれが昭和ヒトケタとかの時代ですから、この機関車の持つ歴史には
ただただ脱帽するばかり。
ちなみに近江には昭和40年代に来たようです。




国鉄時代のぶどう色塗装に復元されたED14の4号機。





ED14と並ぶはロコ1101。もと阪和鉄道(いまのJR阪和線)。
いまとなっては大変貴重な阪和鉄道の生き残りです。




これがお目当てだったモハ220。820系と並ぶ。
乗りに行って全然走っていなかったんですけど、どうも構内にいたのを数えると全部彦根にいた様子(涙




ミュージアムでぜひ見たかった、いかにも近江な外観を持つ旧型車両、500系。
左の506編成はまだ車籍があるとのことですが、
もう何年も動いていない様子。

近代的な外観ですが、足回りは釣りかけ。
16m・3扉という好ましいスタイルを持つ車両です。




その足回り、西武の釣りかけ車でおなじみFS-40。ちなみにモハ220もこの台車。
乗りたかったなあ。




>>で、支線の多賀線なら単行が往復している程度の輸送量しかないはずだと思い、
このあと高宮駅に向かったんですが、待っていたのは800系...どひゃあ...
モハ220を追いかけるの、ちょっと遅かったのかもしれません。


>>家に帰ってきて調べたら、本線筋にはもうモハ220は事実上走っていないとかなんとか...ええええー(涙
コメント (7)
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