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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.214 XJ新型登場記念?2代目XJの兄弟車、ディムラーSuperV8

2010-02-11 | セダン蒐集癖。



新型ジャガーXJ↑、出た時はほんとにびっくりしましたね。

低くて長いノーズとテール、丸目4灯(すべてではないが)、
切り立ったテールエンドに左右に振り分けられた小さめ目のテールライトなどを持っていたのが
XJのスタイルだったのに、まさかまさかのここまでの大胆なイメージチェンジをしてくるとは!


たしかにこれはこれで、XFに始まる新しいジャガー・ワールドでいいのでしょうね。
でも、古典派なie、3代目(X350系)のクラシック×モダンの融合が好きだったので、
ここまでのチェンジにまだ気持ちが付いていけません(^^;
ジャガーMk.1からMK.X(420)からXJになったとき以来のフォルムのビッグチェンジなのでは?
名前も一新してもいいくらいですものね。




で、今日はそのX350系よりもさらにクラシックさが美しい2代目XJを...ではなく、
あえてそのボディを持つ兄弟車、ディムラー Super V8を登場させましょう(天の邪鬼w






ってフォルムのわからない写真でごめんなさい(爆




2代目XJは1994年に各部がモダナイズされて丸くなった、丸目4灯のマイナーチェンジ後のモデル(X300)と、
1986年に登場した「四角い」初期型(XJ40)に分かれます。
さすがに初期タイプはだいぶみなくなりましたね。
四角いナセルに丸目4灯を入れた廉価版、3.2あたりは今でも欲しいかもです(^^;

さらにちなみにこのディムラーはX300系をさらにマイチェンしたX308系ですね。
ウインカーやサイドマーカーが丸っこいので判別できます。
それまでディムラーといえば「ダブルシックス」で有名だったV12が代名詞だったんですが、
このモデルからV8になってしまったんでしたよねえ。



ディムラーとジャガーの関係は一時期のロールスロイスとベントレーの関係に似ていて、
本来ジャガーとディムラーは別の会社だったのですが、
1960年代にディムラーがジャガーに吸収されてからは、
ジャガーのバッジエンジニアリングカーとして存続しています。


でも姿かたちは変われど、20世紀の頭から英国御用達だった
超名門の名前が残って来たのは素晴らしいことですよね...
って今度のXJにはデイムラーの名前は残らないのかな???
たしかにあんまり似合わない気もしますね...。





>>ディムラーといえば「フルーテッドグリル」。
写真にあるように、グリルの上部の波状デザインがそれです。
これはまさにディムラーの象徴!
あれ、でもこのディムラー、ジャガーの象徴の「リーピング・キャット」も
くっついていますね(^^;
コメント (5)
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