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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.212 斬新な2つのグレード戦略 Y31セドリック(HT)

2010-01-19 | セダン蒐集癖。
1980年代おわり~1990年前後の日産車が大好きなieです。



いまでもセダンが継続販売されているY31ですが、1987年販売開始の当時はむろん
4ドアHTがメインでした。

当時、年端もいかない中学生のieでしたが、それまでの430~Y30を見てきていたので、
Y31のデザインはとても新鮮に写りました。


何といっても、かっこいい。

Y31は、オーバーハング、ホイールベース、キャビンのサイズなどのバランスが秀逸だと思います。

3ナンバーバンパーでは前後のオーバーハングが伸ばされてしまう印象がありますが、
5ナンバー車のバンパーは流麗にボディラインに取り込まれ、
特に前から見た時、それまでのセド・グロと大幅に違い「前傾姿勢」な感じがして、
これがとてもいい。


「グランツーリスモ」なる、完全にスポーツ版も用意され、
それまでの「スポーツ風仕様」とはデザインだけでなく
雰囲気、乗り味まで変え、ブロアム系とGT系を明確に分けることというコンセプトが斬新でした!

この明確なキャラクター分けというグレード展開コンセプトは、
ライバルのクラウンをはじめとして、このクラスのクルマの常套手段として
いまなお残っていますよね。





ブロアムVIPの3ナンバーボディですねえ。
でも実際はバンパーの延長分除けば5ナンバーサイズ。ちょっと前のクルマは大きく見えますね。


個人的には前期型の5ナンバーボディが好きなのですが、
もはやボディの差異、前期後期なんて言ってられないくらいに街を走っていませんね...。
ちなみにこの個体は後期型。メルセデス風のボコボコリアランプがなんとも...(汗
さらに、後期型には3ナンバーボディなのに2L(VG20DET)のモデルがあって、
これは3Lか、2Lかどっちかがieにはわかりません...。



>>ちなみに、ieはセダンのグランツーリスモがいちばん欲しかったです!

>>このころのクルマの良さに、スポーツグレードじゃないし、営業用でもない
ふつうのブロアムに5MTが用意されていること!
VG20Eっていう渋いエンジンをマニュアルで転がすなんて、想像しただけでうっとり(汗
コメント (7)
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