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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.203 世界戦略車でも生まれは隠せない...初代シルフィ(G10型)

2009-11-11 | セダン蒐集癖。
個人的に好きな一台、初代シルフィですね。



ブルーバード・シルフィという名前が正式名称ですけど、
これはもはやブルーバードが借りネームみたいなもので、事実上「シルフィ」
というクルマだと思っています。

というのも、このクルマ、ブルと言うのは名前だけで、シャーシ的にはサニー/パルサー系に属するのです。


セダン斜陽時代ともいえる2000年に登場したこのクルマ、
日産の車種統合とも重なって、
ブルーバードの後継、パルサーの後継、プレセアの後継という
さまざまなキャラクターとサイズのクルマを継いだのですが、
車的にはアルメーラ(欧州版パルサー。仕向地によってはサニーの名称になる)
の日本仕様といった設計です。





欧州シルフィ=アルメーラ
やっぱり黒モールが無いと車って引き締まらないよねえ...。


ちなみに、このシルフィのベースになったアルメーラは、パルサー直系の形式、
N16なのですが、初代シルフィはG10型で、違う形式になりました。

そうそう初代シルフィはルノーサムスンSM3でもありましたものね。





ちなみに、このSM3、新型はなんとメガーヌ3ベルリン=フルーエンス
になったのですが、現在でもSM3=N16は「アルメーラクラシック」という名前で、
しかも形式名もN17に進んだモデルとしてロシアなどで売られていたりして...。






となると。ドメスティックなイメージのあるシルフィですが、
実はとっても重要なワールドカーである側面が見えてきます♪


といいつつ、やはり生まれは隠せない。
ieの撮ったトップの写真は東大寺の二月堂の前、という
あまりにも日本的な風景の中ですが、こういう景色にシルフィのデザインは
良くマッチしますよね。やはり、生まれは日本なんですね。



>>個人的にはN16アルメーラって、相当カッコイイ日本車だと思います。

特にハッチバック...シャープさとエッジの融合。
なかなかのgood designではないでしょうか。

>>日本でもパルサーで売ってほしかったですよね。
パルサーって歴代どれもいいデザインで、好きなんですよね...。



コメント (9)
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