My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

図書館移転

2012年01月24日 | 読む☆考える(^O^)/
市の図書館が移転し、貸出方法も方法もリニューアルしました。
以前の場所も好きだったのですが今度のところもなかなか良いです。
児童図書とおとなの本は別の階にありましたが今度はワンフロアです。
本は探しやすくなりました。
今までのシステムでは面倒だった色々も解消され、入館者が増えたようです。

残念ながらゆっくり時間が取れないので、急いで1冊借りるだけにしました。

目に留まったのが
安藤和津さんの「オムツをはいたママ」2004グラフ社
脳腫瘍になり寝たきりになった母親を自宅介護するなかで、
ご自身の親子関係を改めて問い直して行く、
その中では和津さんの出生の事情にも拘わる壮絶なお母さんの半生も描かれていました。
エッセイスト、コメンテーターなどの傍ら、文部科学省の審議員などを務め、俳優奥田英二さんの妻でもある安藤和津さんの人生は、凡人の私などからははるかにかけ離れた世界でもありますが、
ご自分と母親との間にある距離感、母に求めるもの、求めて得られなかったもの、葛藤、
そのすべての「思い」には共感してしまいました。筆者の泣くところも怒るところも。
理解と受容がどんなに大変かが伝わります。視点を変えるて今までの自分の考えを問い直す素直さが
安藤さんの良いところだなと感じました。
文章にスピード感あり、ささっと読み進めるエッセイでした。一読オススメデス。

ちょうど、最近私は自分の母とのかかわり方に、いったん終止符を打ったところでした。
それは自分の中ではちょっとした勇気と決断のいることで、
今もまだ完全に割り切れたわけではありませんが、徐々に
私自身で決めた方向に慣れようとしているところです。そして少しさびしい思いもあるのです。
母は高齢ですが、べつに寝たきりというわけではなく、普通の生活(に見える)をしています。
私は黒子になって、その生活をときどきサポートしています。
(やったことが目立ってはだめなんですよね。いつのまにか~というのが上手くいく…)

そんなとき出逢った一冊でした。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
早速 (ゆみ)
2012-01-25 22:25:46
予約しました♪

私も葛藤だらけなので・・
ぜひとも読んでみたい!デス。

教えてくれてありがと
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おお早速~? (葉月)
2012-01-25 22:49:11
ゆみさん♪

あら~ん、はやい~

読後、自分を見つめなおしたわ。
私はまだまだ迷路の中にいるんですけどね
返信する
ありがとう (Machako)
2012-01-28 14:30:15
いい本を教えていただきました。
私も読んでみたいと思います。

私の母も脳腫瘍でしたが、
まともでない母に腹立てたりして・・・、
今思えば・・・って後悔もあります。

今は父・・・
軽い認知症ですが、
母の時のことももう忘れて、
父との会話に腹を立ててます。

本当は私の自分勝手だと分かってます。
いろいろ見えることはあるのですが、
基本的に人間ができてないので、
実行ができないことというのがたくさんあります。

迷路も壁の片側をたどっていけば必ず出口にたどり着きます。
だから、出口までには(猶予はあまりないけど)時間がいるのかも。
返信する
Unknown (葉月)
2012-01-29 09:03:43
Machakoさん♪おはようございます

そうだったのですか。
お母様、大変だったのですね、、、、、
お目にかかってなくてもこんな身近におられたとは。
つらいおもいをされていたのですね、
お察しします・・・・。
・・・その時はどうしようもなかった気持ち、ってあると思うんですよね。

人間できてたら~?うまく過ごせるんだろうなとは思うけど、
私はできてないけど、そんな自分のことも切り捨てないでおこうかなと。全部、ダメだったんだ、って思うことも多いけど、見方を変えたらそうでもないこともあるんだもの。

当面現実的に私の今の目標は
やさしくやさしく~実行難しいわ。
でも、突然すると向こうも気味悪そうなの。
だからわざとらしいのはやめた~(笑)

壁伝いにヨロヨロあるい行ってみますね。
急いでも無理なこともあるし。
ともに歩いて行きましょうね。

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