My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

エピソード4/スピッカートはお好き?

2005年07月26日 | 或る日或るとき
2005/07/17  発表会後半

休憩をはさみ眠りの森~と結婚行進曲を合奏。

「携帯の電池切れた・・・最悪!!!」娘は真っ青。昨日から練習の合間に、メールで友達に励ましてもらっていたのだ。

・・・出番だ。
36番、kaoステージへ。・・・・・。ヴィターリ・シャコンヌ(楽譜は白本6巻)

弾き始めた。
最初は慎重。ゆっくりと入っていけるので、呼吸は整えやすい。弾き進むごとに音も伸びていき、自分のペースをつかんでいる。
まあまあ落ち着きのある演奏、のように見える。音程はまだそう心配ないところ。
1ページ目は気分よさそう。クリア・・・。

でも6連符が過ぎた頃から、どきどき。
ここで気持ちよくなりすぎると、後々恐ろしい事になる~。音楽が前向きになってるから a tempo で、おもいっきり戻さないと。ああでも調子よく弾きすぎ。
もう一度 a tempo のチャンス、でも、そこにはスピッカートが!・・・テンポが詰まっていきやすい!その弓はとっても跳ねやすいから、むしろ跳ね返りを抑えることに技術がいるんだよ!って、わかってるわよね?うわ・・・。
ね、ね、なんだか速くなってない?

すると移弦が激しい重音フォルティシモのところ、何度もテンポを下げて直されてた所をなんだかザザーっと通り過ぎていった。
そこをすぎてからが、実はめちゃくちゃになりやすい部分へ突入。目立つハイポジションンへの移動はなんとか成功。(ほっ)
なのにいつもよりずっとハイテンポで弾き終わった。

というようなわけで、わたしはジェットコースターに乗せられたような気分だった。
ピアノとずれた部分が、やはりあるにはあった。音程も微妙。だが、聴きとおしたというところで、良しとしよう・・・。でも、心配なのはkaoの気持ち。どうなのかな。

そっと廊下まで行くと、もう娘はもどって来るところだった。
「おつかれ!」
「もう開き直って楽しんじゃった~!」
「え?そうなの?(@_@;)」
「始まり、、うるさくなかった?音大きすぎ。でも途中、きれいだなって思うところもあったよ。、初めて演奏中自分の音聴けたわ。最後は演歌っぽくなったかもねぇ。先生に、一番最後溜めすぎたなって言われた。実はそこ弓順反対になってたから戻した分間があいたってことなの。」
ちょうどその時だったと思うのだが、私のwebでのお友達で合奏に参加の、chelseaさんが通りかかった。この日集合時間直後ロビーで、初対面のご挨拶をしたが娘の紹介はこのときはじめて。
kaoは労いの言葉をかけられて、照れくさそうだった。そこに幼馴染Aちゃんもおかあさんと来ており、もう時間がないので帰られる所だった。

弦楽四重奏の後、最後の合奏。カッチーニのアベマリアとラ・フォリア。

発表会終了。

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結局CDテンポで弾いていた。Mr.シェリングは10分02秒。kao,ジャスト10分。

「kaoちゃん、テンポ上がっていくの、おさえられなかったんでしょ。」
「ちがうよ。途中から上げたの。」
「?」(まさか。)
「だって、最後ほうのの重音とか、ゆっくりだとつまらないんだもん。速いテンポで弾きたかったの!」
・・・無謀。


おわります




コメント (7)
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