ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

また道を聞かれた私。

2016年06月07日 19時21分13秒 | 味わうねーさん
増上寺の前の横断歩道で信号待ちをしながらキョンキョンの♪CANDY KISSをかなりの音量にしてアイフォーンで聞いてる私の背中をポンポンと叩く人。

「おーっと、また道案内かぁ。お役目か、あたしの。」

とか思いつつ、イヤフォンを外して振り返ると、恥ずかしげに微笑む真面目そうな女の子が、

「すみません、トウキョウコワに行くのは、どっちですか?」

と、たどたどしい日本語で訪ねてくる。



「東京タワーね?」

「そうです。トウキョウコワです。」


(うふふ、と思いつつ、、、)

「えっと、この横断歩道を渡って右に行って、、(指を差しながら)
あ、私も帰り道だから、途中まで一緒に歩きましょう。」


(ニコッとしながら)

「ありがとう。行きましょう。」


(うっかり信号が青を確認しないまま歩き出す私たち。)

「あっ、マズイッ、赤だったわ!!」

(お互いに腕を�拙み合いながら歩道に戻る私たち。彼女も何だか旅の途中のハプニングにウケて、ケタケタ笑っている。)

(戻るないなやすぐ青に変わり、歩き出す私たち。)



「中国の方ですか?」

「はい、そうです。」

「旅行?」

「いや、仕事です。いま終わりました。」

「日本に住んで日本の企業で働いているの?」

「うーん、住んでないです。」

「あぁ出張?」

「はい、そう、出張です。
仕事終わってトウキョウコワ見たくて。」

「そ~う。
日本語上手ね。言っていることちゃんと伝わりますよ。」

「そうですか!?
ありがとうございます。
トウキョウコワのチケット高いですか?」

「あ、これから登りたいのね?
チケットは1,000円くらいだと思うんだけど、私、よくわからない、、、ごめんね。」

「あ、わかりました。」


(増上寺の脇の東京タワーが真正面にズンっ!と見える道の前に到達して、、、)

「はい、東京タワーはここを行けばいいよ。」

(手のひらのうえに東京タワーを乗せるようなしぐさで、ほら!的なジェスチャーをするわたし)

「うわぁ!!綺麗ですねぇ!!(ピカピカの笑顔)
ありがとう、行ってみます。」

「じゃーね、バイバイ!」



ああ、ここは毎朝毎晩、和ませてくれるわ。

増上寺効果か?



先日の日比谷で道を訪ねてきた中国人の「どうも、どうも。」的な「シェイシェイ、シェイシェイ」はなかったな、今日は。笑笑