ほらほら、文明堂で昔グリーン色の格子の柄の箱に入ったどら焼きね。
今はその化粧箱も違う柄のようですが。
ねーさんの中では三笠山=父方の叔父という公式が出来上がっていて。
毎年の恒例行事と言えば、盆正月に両親と一緒に両親の故郷に帰省。
高校1年くらいまでは続いたかね。
到着すると、まず、必ず両親に口やかましく言われたのが、
「仏間に行って仏壇に手を合わせて先祖に挨拶して来なさい。」ってやつ。
子どもの頃は親の背中で手を合わせていたけど、
中学生くらいになると「え~別にいいよぅ・・・したからってどーってことないじゃん。」と口答えすると、
やるまで怒られて、渋々やる・・・みたいなね。
何だろう、別に霊が見えるとかそういう体質じゃないんだけど、
田舎の静まり返った家の中、外の蝉の音、日差し、その静寂さが、妙~な気分になるんすよね。
「仏壇の奥からそれこそ反応が返ってきそうな気がして恐くなる」みたいな。
お線香を炊いて、鈴を鳴らして、手を合わす。
ふと右上に目をやれば、祖父や祖母に壁の上から見下ろされてて、うーん、恐い。(笑)
いやいや祖父母が恐い人だった訳じゃない。けして。
で、その仏壇前には、帰省してる親戚の人のお土産が積まれている訳でして、
そこに三笠山があると「あ、●●伯父さんはすでに来てるんだな。」が分る訳です。
※今の子たちってこういうの分るのかね?
まずは仏壇に備えてからでないと手を付けちゃいけない、みたいなルール。
子ども時分「ねぇ、もう、食べちゃいけないの?」と聞くと、
「まずはご先祖様にお供えするのが先。」っていう訳のわからない親の返答。
「なんで?」って聞き返すと、「なんで?じゃないの。そういうものなの。」というまったく理由になってない親の返答。
言い方違えど、数子さんと同じこと言うんだわ。(笑)
しかしね、ずーっと徹底して「お土産はここのこれ。」を貫くと季節の風物詩になりますわね。
それを見れば思い出してもらえるくらいな、ね。
この叔父が末期ガンで先日入院。
お見舞いに三笠山を持って行ったらウケてくれるかなぁ・・・。
案外ジョーク分ってくれる叔父だからなぁ・・・。ってオイッ!