トヨタが日欧戦略車「オーリス」を発売しました。年間目標は22万台の販売だといいます。
以下ロイター配信記事
トヨタ自動車<7203.T>は23日、小型車「オーリス」の発売を発表した。日本と欧州で年間22万台の販売を目指す戦略車の位置づけにする。日本で新車販売の3割、欧州で4割程度を占める人気の小型車市場を攻略するねらいがある。まず日本で発売し、2007年春から欧州でも発売する。
オーリスは小型のハッチバック車で、欧州市場を意識して欧州のデザインセンターがデザインした。小型車「カローラ・ランクス/アレックス」の後継車だが、イメージ刷新を印象付けるため「カローラ」の呼称を外した。渡辺捷昭社長は「日本で4万台、欧州で18万台程度を売りたい」と話した。ランクスとアレックスは05年に日本で3万5000台、欧州で15万1000台を販売した。
木下光男・副社長は「トヨタには、世界で100万台程度を販売するカローラ、ヴィッツ、カムリ、IMV(アジア向けトラックなど)の四天王がある。20万台規模のオーリスは、その次の位置づけになる」と述べた。欧州でのライバル車種は独フォルクスワーゲン<VOWG.DE>の「ゴルフ」などを想定しているという。
複数工場で生産することで、需要の変動に柔軟に対応する体制を整える。国内向け車両は、高岡工場(愛知県豊田市)とグループ企業の関東自動車工業<7223.T>の岩手工場で生産する。欧州向けについても、イギリス、トルコ、南アフリカ共和国の各工場のうち2工場での生産を検討している。
(ロイター) - 10月24日6時26分更新
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