全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

アイシン精機のサービス残業是正を刈谷労基署に訴え!

2006年10月08日 22時14分57秒 | アイシン精機
全トヨタ労働組合に組合員が加入しているアイシン精機で7月労働者から『サービス残業』の訴えがあり、10月5日 日本共産党八田ひろ子前参院議員と野村武文、山本シモ子両刈谷市議、新村健治同市議候補らが、『サービス残業』の根絶へ厳格な対応を求め刈谷労基署に申し入れしました。

労働者の訴えを紹介します。
『アイシン精機 新川工場は無償残業を部下に強要しています。朝早くから夜遅くまでいても残業はつけられません。命令に背けば査定を下げられてしまいます。同僚の中には体調を崩してしまった人も何人かいます。助けてください。』

八田前議員は「会社は賃金が支払われる労働時間が増えることは認めない。でも仕事量はへらさない。人は増やさないというやり方で、長時間労働、サービス残業を強要しています。アイシンはたびたびサービス残業を繰り返しており、悪質。サービス残業が起きないよう厳しく指導していただきたい」と要求しました。
『10月8日 新聞赤旗より』

全トヨタ労働組合は4月の団体交渉で、職場に蔓延している『サービス残業』を取り上げ調査、是正するよう交渉しました。
6月の団体交渉で会社は時間外労働の不適切な調整行為が行なわれ、賃金未払いがあった。そして管理責任者について賞罰委員会で審議し会社として以下の処分を決定したと回答がありました。

・残業、休出時間の不適切な調整行為を指示した職長であるA氏、職長から相談を受け不正処理の事実を知ったにも拘わらず上司、関連部署に相談し是正を講じなかった係長であるB氏に対し譴責の処分とする。

・36協定超過申請者の提出があったにも拘わらず、職場の実態を把握、理解することなく時間管理目標達成のみ指示し、不正行為の原因をまきおこした課長であるC氏に対し譴責の上、減給3ヶ月の処分とする。

全トヨタ労働組合は引き続き秋の団体交渉でも『健康で安心して働ける職場』を要求していきます。

全トヨタ労働組合 西三河通信員
コメント (4)
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日産 GMとの交渉打ち切り

2006年10月08日 14時21分03秒 | Weblog

知人から、日産自動車がGMとの提携交渉打ち切り社内報について知らせてくれました。これは社内に掲載された報告とゴーン社長のメッセージです。日産自動車も戦略の修正を余儀なくされようとしています。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ゼネラル・モーターズ(GM) 提携協議打ち切りについて

ルノー、日産、GMは4日、3社間のアライアンスの可能性についての協議を打
ち切ることに合意した。3社はアライアンスによる総合的なシナジー効果がもた
らされることを認めたものの、シナジー効果の合計額及びその利益の分配につい
て合意に至らなかった。協議の中で、GMはルノー及び日産に対して、ルノー、
日産がGMに多額の出資をした場合、GMが他社との提携の機会を妨げることに
ついて補償を求める提案をした。これに対し、ルノー及び日産は、補償という考
え方は成功するアライアンスの精神に反するという判断に至った。 

以  上 
---------------------------------------------------------------
社員の皆さんへのメッセージ - 10/6

10月4日、当社はゼネラル・モーターズ(GM)、ルノー・日産との提携案に
ついて協議打ち切りの決定を発表しました。第一に、日産の検討チームのメン
バー、そして同チームを支援してくれた方々の、非常に限られた時間の中での協
議、検討のハードワークに対しお礼申し上げます。

なぜ、協議打ち切りを決定したのでしょうか? 3社はアライアンスによるシナ
ジー効果は認めるものの、根底の部分で合意に至ることが出来ませんでした。G
M側が、提携により両社にもたらされるシナジー金額の差額の支払いを求めたこ
とも原因の一つです。

ルノー・日産アライアンスの精神は信頼、透明性、両社の業績向上です。双方の
利益を目指し協働することで、どちらか一社の場合より、価値を創造できること
が明白であればこそアライアンスは成功するのです。差額金や補償金という考え
方は明らかにアライアンスの精神に反しています。従って、GMの提案を拒否す
ることにためらいは一切ありません。

この協議の為に、日産の通常業務に集中できなくなる、日産バリューアップの達
成が危うくなる、など不安に思う人がいたことは承知しています。当社経営陣の
最優先事項は日産バリューアップのコミットメント達成であることを改めて誓い
ます。昨年、日産180を完遂した際、当社は日産の完全復活も宣言しました。
私たちの課題は、単に日産が再生しただけではなく、長期的な成長が可能である
と立証することです。

ルノー・日産アライアンスは、実体のないシナジー効果は追求しません。そし
て、規模拡大のためだけの新たなパートナーも求めません。信頼と互恵の利益享
受の考えに基づいた価値創造が私たちアライアンスの本質です。それを守るため
に私は挑戦し続けます。

皆さんは、これまで通り通常の業務に取り組んでください。

カルロス ゴーン
社長兼CEO
日産自動車株式会社

以上
 
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新シンクタンク構想とトヨタ

2006年10月08日 08時58分50秒 | Weblog

<新シンクタンク>「小泉前首相に代表に」…財界が創設構想 

毎日新聞本日家朝刊では上記の見出しの記事を報道しています。それはトヨタ自動車やキヤノンなどが中心になって新たなシンクタンクを創設する構想があり、小泉純一郎前首相に代表就任を打診していることが明らかになったとのこと。これはアメリカの先行事例などをモデルに、国際政治や経済をテーマに、米国のブルッキングス研究所や戦略国際問題研究所などを手本に、政府から独立した立場で政策提言を目指す。理事長には日本経団連の21世紀政策研究所(豊田章一郎会長)の田中直毅理事長が就任する方向で調整が進んでいるということです。。
 なお、本部は東京都中央区の日本橋三井タワー内に置く予定で、海外首脳らが来日した際は、小泉前首相と同本部で会談できるよう警備などの受け入れ態勢も整える。経済界は、このシンクタンクを拠点に小泉前首相に積極的な「OB外交」を展開してもらいたい考えのようです。
 設立にはトヨタ、キヤノンのほか、東京電力と新日本製鉄が1億円ずつ出資するほか、大手企業を中心に二十数社が1000万~2000万円で出資に応じる見込みです。財界が関わることには、必ずトヨタもかんでいます。

 
(毎日新聞) - 10月8日3時8分更新

全文は以下のURL

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061008-00000012-mai-bus_all
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全トユニオンHP更新

2006年10月08日 08時47分12秒 | Weblog

全トユニオンHPを本日付で更新しました。
10月8日
 巷では3連休の中日です。怪しげな天候が先週は続いていましたが、金曜日の夕方には晴れ間が覘き、中秋の名月を拝むことができました。昨日の満月もです。北日本では天候は荒れ模様、その影響も受けてか船も何隻か座礁し、大きな被害も出ているようです。昨日の午後は、貧弱な我が家に強風が吹いておりばたんばたんと大きな音がしていました。
 やはり季節はもう秋なのですね。周囲もずいぶん秋らしくなりました。西三河の光景はこの時期、稲刈りがはじまります。休耕田のコスモスもきれいになり、私たちの目を慰めてくれます。そういえば、最近はあれた田畑を目にするようになりました。農業の後継者がいないのでしょう。工場では技能の後継者も少なくなりました。同じ悩みです。
以下は本文参照のこと。

11月26日におこなわれる第23回トヨタシンポジウムの案内も掲載しました。


http://www.katch.ne.jp/~atunion/
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