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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

胴体着陸の恐怖

2007-03-15 | ちょっと一言
高知空港で胴体着陸したボンバルディアという飛行機。ボルトが1本なかったそうな。おいおい!という感じ。しかし、不思議なことがあるものだ。ボルトが折れたとか言うのではなく、ずっと昔から無かったらしい。ということは、あの日以前もいつそんなことが起こっていても不思議はなかったと言うことになる。ぞっとする話ではある。

 それにしても、ボルトが無くなっていてもまったく気がつかないという整備のあり方にも問題がありそうだ。ボルトは点検の対象になっていなかったというが、現実にボルトのせいで胴体着陸なんて滅多に体験できない体験をさせられた乗客がいたんだ。

 どうも安売り競争で整備費を切りつめている今の航空業界のあり方にも問題がありそうだ。無駄のようでも整備士の余裕が間一髪のところで事故を防ぐ。金儲けに走ったJR西日本のダイヤがあの大事故を引き起こした。あの事故のもっとも大きい原因は国鉄の民営化だろう。金儲け第一の民間企業に安全を頼むことは難しい。

 国鉄の民営化は単に民営にするだけではなく、金儲け第一主義を職員に植え付けた。安全を大事にというやつは清算事業団で草抜きの仕事をさせた。そうまでして民営化したのは、国鉄労働組合の弱体化を狙った中曽根自民党政府の思惑だった。いま、小泉自民党政府のやった郵政民営化が現実になろうとしている。アメリカ資本に日本人の貯金を売り渡して自民党政府にアメリカの支援をお願いするのが、この民営化の目的だった。郵便事業などと言う庶民の心配するようなことは、彼らは一顧だにしていない。やがて郵便局はどんどん無くなっていき、大企業向けの金融機関になるだろう。

 航空機は安全をもっと大事にして欲しい。危機一髪の事態がここ一年くらい続いている。飛行機を利用しないとどこにも行けないわたしは、どうにも薄氷を踏む思いがする。お願いだから私が乗った飛行機は落ちないで欲しい。
 

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