goo blog サービス終了のお知らせ 

ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

餃子に罪はないだろう

2008-02-02 | ちょっと一言
日本人はメダカ社会と言ったのは本多勝一さんだ。先頭がどちらかを向くと全員がそちらを向いて進んでいく。付和雷同型というわけだ。それを先導するのがマスメディアの役らしい。今回もその感を強くした。例の毒入り餃子事件だ。

 当初、マスメディアの中では「また中国か」という反応が強かった。そしてメダカ社会は一斉に走り出した。中国の工場からの食品を安全検査を終えているものも含めて一斉に店頭から撤去し始めた。中国のものは食べられないという反応が広がっていった。ギョウザそのものの売り上げまで減ってしまった。羮に懲りて膾を吹くってやつか?

 段ボール入り肉まんの噂もあり(もちろんウソだったけど)、残留農薬もときどき報告されたことがあったからだろうけど、中国の食はダメという反応には日本人の二つの問題が逢ったように私は感じた。一つは最近の日本人のほとんどビョーキとも言うべき「潔癖症」。少しくらい賞味期限が過ぎたからと言って大騒ぎして捨てて回る。もう一つは、中国に対する差別意識が透けて見える。

 残留農薬や不潔な食品は2-30年前の日本なら掃いて捨てるほどあったことだ。いま、中国が日本の経済発展の後を追っている。その過程では日本がたどってきた道を当然ながらたどることもある。それを「だから中国はダメだ」というのは、他をみて自らを省みない日本人のおごりと思える。

 今回の毒入り餃子事件の原因はまだはっきりしないけれど、原因もハッキリしないうちに「だから中国は・・・」という言い方はやめよう。今夜の我が家のおかずは、餃子だった。おいしかったよ。

 今日は一日雲が広がる陰鬱な天候だった。明日は積雪が予想されている。雪よ、降れ降れ。
今日は 明日は 

最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
まったくその通り (破傷風月堂)
2008-02-03 15:01:30
 中国に対する「差別意識」が透けているどころか丸見えで嫌らしいぐらいですね。
「付和雷同」。日本人のこのような体質は本当に最低な部分のひとつだと思います。

 管理者様は80歳近いとのことをこのブログのどこかで見ました。以前の長上に対する非礼をお許し下さい。ではまた寄らさせて頂きます。
返信する
えっ?80歳? (比呂志)
2008-02-03 17:36:35
>破傷風月堂さん
はははは。80歳ですか。そんなこと書きましたかな?
さすがに80歳にはまだまだ手が届きません。

あなたのおっしゃるとおり、付和雷同は激しいですね。ハンドボールの試合に見るとおり。そして冷めるのも早いけど(笑)。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。