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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

瀬戸内海の海に原発は似合わない

2007-11-25 | 環境
広島空港へ降り立つと、周囲の山は今紅葉の盛りのようだ。山が全体に黄色から茶色をしている。ハゼの赤い色も目立つが、ところどころだった。広島空港はかなり山の中にあるので、夜は冷え込むらしい。

 広島からJRで山口県柳井市に行き、そこから車で狭い半島を南下し、上関町の公民館に向かう途中の海岸沿いの山は、まだまだ緑いっぱいだった。今年は暖かい日が続いて、紅葉もいっこうに進まないとは地元の人の言葉。11月も終わりに近づいたのに、まだ山は緑が溢れている。しかも今日は良い天気で風もなく穏やか。久しぶりの瀬戸内海も波もなくゆったりと揺れている。

 公民館で原子力発電がもたらす海の生態系への深刻な影響について話しをした。話を聞きに来た人はそう多勢ではなかったが、原発で村を引き裂かれ、将来の生活が成り立たなくなると心配している地元の人や、原子力の平和利用という言葉に疑問を持つヒロシマの市民たちは、真剣にそして心から原発の建設が止まって欲しいと願っている。原発反対の彼らの願いは深刻である。この人たちの願いがなんとしても実現できるように、私もできるかぎり協力したいと思う。

 この人たちのぎりぎりの願いは、都会に住む電気を消費する人たちが自分たちの生活をどうするかによって、かなえられるかもしれないし、逆に彼らの願いを踏みにじることになるかもしれない。

 刈羽原発の地震にともなう事故の大きさは調べが進み時間とともに数も規模も増えてきている。地震の直後に、安全と発表した電力会社の隠蔽体質は、まだ直っていない。もう刈羽原発は再開不能という噂も飛び交っている。できれば再開しないことを願っている。欧米の原発からの退却は、日本が見習う方向だろう。こんな事だけはロシアを見習う日本って、何?
 

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