年末も押し詰まって、温泉に行こうと南紀白浜へ出かけた。寒さに凍える京都を出発して、2時間半。白浜は暖かい。吹く風もなんとなく南の国という感じがして心地よい。雨の予報もはずれてくれて、日射しも出ていた。千畳敷の景勝を見て、千畳の湯の温泉に入る。薄い硫黄泉で内湯と露天風呂がある。露天風呂からも内湯からも、沈む夕陽が正面に見えて美しい。
風呂上がりの身体を風にさらしながら宿まで帰る。もう12月も終わりに近いというのに、いろんな花が咲いている。驚いたのは、熱帯の花のブーゲンビリアが路地でいっぱいの花を付けていること。さらにペルシャアサガオがまだ咲いている。藪ではセンニンソウがまだ白い花を付けている。そして、一輪、ササユリが咲いていた。三段壁の近くのアロエ公園では、アロエの花がいま盛りと咲き誇っている。

翌日、白浜町でもっとも高いところの展望台から田辺湾を望む。いかにも暖かい南国の海の様子が窺える。紀州博物館で南方熊楠の伝記アニメを見せてもらい、熊楠の生涯に思いを寄せた。
菌類の研究に生涯を傾けた熱情がこの地で育まれた。

京都に帰り着いたとたん、寒さに震え上がった。同じ近畿地方でも京都と南紀ではこんなに違いがあることが実感できた。海のある暖かさも、ありがたい。一足早く正月気分を味わった二日間だった。みなさん、良いお正月をお迎え下さい。
風呂上がりの身体を風にさらしながら宿まで帰る。もう12月も終わりに近いというのに、いろんな花が咲いている。驚いたのは、熱帯の花のブーゲンビリアが路地でいっぱいの花を付けていること。さらにペルシャアサガオがまだ咲いている。藪ではセンニンソウがまだ白い花を付けている。そして、一輪、ササユリが咲いていた。三段壁の近くのアロエ公園では、アロエの花がいま盛りと咲き誇っている。


翌日、白浜町でもっとも高いところの展望台から田辺湾を望む。いかにも暖かい南国の海の様子が窺える。紀州博物館で南方熊楠の伝記アニメを見せてもらい、熊楠の生涯に思いを寄せた。


京都に帰り着いたとたん、寒さに震え上がった。同じ近畿地方でも京都と南紀ではこんなに違いがあることが実感できた。海のある暖かさも、ありがたい。一足早く正月気分を味わった二日間だった。みなさん、良いお正月をお迎え下さい。
