日本での反中国デモとそれに反応した中国の反日デモが拡大しつつある。この原因を作ったのは、菅内閣の小児病的な外交姿勢だと思う。もっとオトナの外交をして欲しいものだ。外務大臣の前原誠司は、googleの地図に中国語の「釣魚台」という名前が載っているのはけしからんとgoogleに申し入れたという。まったく子どものすることじゃないか。アホとしか言いようがない。だったら、日本というところにJapanと書いてあるのもけしからんと言ってみたらどうか。アメリカやイギリスには言えないのが前原外交なのだ。
これだけ反日デモと反中国デモが頻発しているし、日中の外交がぎくしゃくしているのに、東シナ海に領土問題は存在しないなどというのも、まさにオトナの外交とは言えない。小児病的だ。この騒動そのものが領土問題の存在を明らかにしている。菅さんが温家宝首相と廊下で出会って話をし、握手をしたのも、領土問題がこじれているからに他ならない。それなのに領土問題は存在しないと言って相手の尊厳に傷を付ける。それでは何も進展しないし、互恵的関係など成立しない。領土問題は存在しないと言い張ることに日本の国益などまったく何もない。中国政府も尖閣諸島は中国固有の領土だと言っているし、領土問題では一歩も譲らないと言っている。領土問題は明らかに存在している。それをお互いに認めることからしか外交は始まらない。
ここで日本政府と中国政府が話し合って、お互いに「固有の領土」という主張を引っ込めて、両国による共同管理を模索すべきでないか。そもそも「固有の領土」などというものはどこにもない。もし、日本国が成立したときの領土を固有の領土というなら、日本国の成立は建国記念日が2月11日(神武天皇が建国した日)なので、その当時の日本の領土は、北九州か近畿地方か出雲地方かまだ結論が出ていない現在の日本のほんの一部でしかない。北海道も琉球も日本政府が侵略して日本の領土にしたところだ。いや、本州や九州だって、日本人の祖先が大陸から半島を経由して侵略したのだ。中国だって同じ事。日清戦争で日本が尖閣列島を奪い取った清の国は、蒙古系の国だった。その後の、中華民国や中華人民共和国は、それまでとまったく違った民族が作った国だ。そこには「固有の領土」などというものはどこにもない。
領土問題の存在をお互いに認め、どう解決するかを「固有の領土」等という言葉を使うことを止めて、真摯に話し合うこと。どちらの国もナショナリストのわめき声などほっといて、どうすれば最も良い解決方法があるかを話し合い、知恵を出し合うことこそ、いま必要な外交ではないか。それには前原誠司などという人物を即刻首にした方がいい。中国はロシアと長い間領土問題を抱えていたウスリー川の国境線を両国が納得する仕方で解決した実績がある。日本政府が居丈高な態度をとらず、話し合う姿勢を示せば、中ロと同じように解決する方法がきっと見つかるだろう。
これだけ反日デモと反中国デモが頻発しているし、日中の外交がぎくしゃくしているのに、東シナ海に領土問題は存在しないなどというのも、まさにオトナの外交とは言えない。小児病的だ。この騒動そのものが領土問題の存在を明らかにしている。菅さんが温家宝首相と廊下で出会って話をし、握手をしたのも、領土問題がこじれているからに他ならない。それなのに領土問題は存在しないと言って相手の尊厳に傷を付ける。それでは何も進展しないし、互恵的関係など成立しない。領土問題は存在しないと言い張ることに日本の国益などまったく何もない。中国政府も尖閣諸島は中国固有の領土だと言っているし、領土問題では一歩も譲らないと言っている。領土問題は明らかに存在している。それをお互いに認めることからしか外交は始まらない。
ここで日本政府と中国政府が話し合って、お互いに「固有の領土」という主張を引っ込めて、両国による共同管理を模索すべきでないか。そもそも「固有の領土」などというものはどこにもない。もし、日本国が成立したときの領土を固有の領土というなら、日本国の成立は建国記念日が2月11日(神武天皇が建国した日)なので、その当時の日本の領土は、北九州か近畿地方か出雲地方かまだ結論が出ていない現在の日本のほんの一部でしかない。北海道も琉球も日本政府が侵略して日本の領土にしたところだ。いや、本州や九州だって、日本人の祖先が大陸から半島を経由して侵略したのだ。中国だって同じ事。日清戦争で日本が尖閣列島を奪い取った清の国は、蒙古系の国だった。その後の、中華民国や中華人民共和国は、それまでとまったく違った民族が作った国だ。そこには「固有の領土」などというものはどこにもない。
領土問題の存在をお互いに認め、どう解決するかを「固有の領土」等という言葉を使うことを止めて、真摯に話し合うこと。どちらの国もナショナリストのわめき声などほっといて、どうすれば最も良い解決方法があるかを話し合い、知恵を出し合うことこそ、いま必要な外交ではないか。それには前原誠司などという人物を即刻首にした方がいい。中国はロシアと長い間領土問題を抱えていたウスリー川の国境線を両国が納得する仕方で解決した実績がある。日本政府が居丈高な態度をとらず、話し合う姿勢を示せば、中ロと同じように解決する方法がきっと見つかるだろう。