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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

橋下という恥 「自主憲法」という恥

2013-05-21 | 政治
橋下大阪市長の「慰安婦は必要ということは誰でも分かる」という発言が、世界中からの抗議と批判にさらされている。当然だろう。そんな世界の反応も予想もできなかったという一点だけでも、橋下の無知、無能は明らかだ。沖縄の米軍兵士に風俗業の利用を勧め、米軍司令官から激怒されたのも、本人の予想外だったのだろう。日本人の恥だ。即刻、大阪市長を辞任してもらいたい。大阪市民はリコール請求を行うべきだ。本人はやめさされない限り自分からは辞めないと言っているのだから。

 さらに許しがたいのは、この米軍への発言は沖縄県民への米兵犯罪被害をなくすために、沖縄県民のために言ったと強弁していることだ。自らの不明を沖縄県民への善意にすり替え、責任を転嫁しようという姑息なやり方には、心底怒りを禁じ得ない。そして、発言するたびに、自分が言ったことを少しずつ変えていき、自分の真意をマスコミが誤解しているなどと、マスコミへの責任転嫁を図り、自らの責任をごまかそうという子供じみたやり方を続けている。そして、発言を撤回はしないという。

 発言を撤回しないのは、石原慎太郎との会談で、彼に激励されたからのようだ。石原と橋下、侵略を巡って意見の相違があると報道されているが、そんなものは些細なこと。日本をアメリカ支配に差し出し、憲法をアメリカが好むように変えようとしている。国防軍を作り、アメリカ軍といっしょに世界に戦争をしにいこうというのが、彼らの言う憲法改正(自主憲法制定)なのだ。アメリカに押しつけられた憲法を日本独自のものに取り返すと、言うことに事欠いて、自主憲法を作ってアメリカに奉仕しようというのだから、その矛盾はきわまっているが、自分でそのことにさえ気がついていないのだろうか。

 橋下は日本維新の会の代表を辞めることはないと頑張っている。いいだろう。辞めて欲しくない。石原と二人、共同代表の二人がこれだけ世界の笑いものになることこそ、維新の会の本質を表しているのだから、この二人ほど日本維新の会の代表にふさわしい人はいない。日本維新の会の本質を知るいい代表たちだ。維新の会の本質が知られてくると、選挙に利用しようと集まってきた人たちが徐々に離れていくだろう。選挙に利用できないなら、何の価値もない維新の会なのだから。


本当の売国奴 アベシンゾー

2013-05-01 | 政治
アベシンゾー首相の支持率が66%の高率を維持しているという。注目された山口県の参議院補欠選挙でも、地元の評判の非常に悪い自民党候補が大差で当選したという。安倍べったりの候補だったと言うから、安倍人気なのだろうか。原発再稼働を積極的にやろうとしている安倍内閣。憲法を改悪して戦争ができる日本を取り戻そうという自民党。なぜそんな安倍内閣や自民党の支持が高いのだろうか。

アベノミクスで、景気が回復しつつあることが高支持率の原因だと新聞は書き立てる。しかし、本当に景気は良くなっているのだろうか。日銀に圧力をかけて、金融緩和を徹底的にやらせ、お札をじゃんじゃん印刷させて、ジャブジャブと市場にばらまく。これで株価が上昇して、なんとなく景気が良くなったような気がするだけなのだ。でも、これはまったく一時的な上っ面の現象だ。参議院選挙までその状態が続けば、あとはどうなろうと知ったことじゃない。もちろん一部の人間は甘い汁を吸って、景気が良くなるが、そんなことは、これまでの失われた20年の間にも起こっている。一部の人間が儲けるのは、景気が良いかどうかの判断とは関係ない。

 安倍政権が選挙公約を完全に裏切ってTPP参加を決めた。TPP交渉が7月から始まる。そして、日本社会の富はどんどんアメリカなどの多国籍企業に吸い上げられていく。儲ける人間は一部だけ。日本の大多数の人間にとっては、生きることも難しくなる事態が起こる。日本の農業は息の根を止められ、環境は破壊される。医療は完全に医の道から外れ、金儲けのための産業になっていく。金のない人間は医者にもかかれなくなる。貧困者は増え、格差は拡大し続ける。アベシンゾーの政策は、まさにアメリカに奉仕し、アメリカのために日本を差し出すものだ。

 さらに、憲法改悪で日本に国防軍を作り、アメリカの先兵として中国やアラブやアフリカで闘い、日本の若者を戦闘力としてアメリカに差し出す。まさに売国政治が行われている。アベシンゾーほど「売国奴」という言葉が似合う政治家はいない。コイズミという売国奴もいたけれど。コイズミの政治が以下に日本を疲弊させたか。でもアメリカは転落の一歩手前でコイズミ政権に支えられてなんとか大国の体面を保った。安倍政権の政策を決めているのは、アメリカのアーミテージ元国防相らの軍事右派グループだ。彼らが出したアーミテージ・ナイレポートに書かれている日本の進むべき道をアベシンゾーはそのまま実行している。そして、アメリカに行ったとき、アベは「アーミテージさん、ありがとう。私は帰ってきました。」と最大限の賛辞を送った。アベがこれからやることは、このレポートに皆書かれている。すなわち、集団的自衛権の容認。すなわち、TPP参加ですべての関税を撤廃し、アメリカに日本の市場を完全公開すること。すなわち、憲法を改悪してアメリカの戦争に一体となって従うこと。

 夏の参議院選挙で自民党や日本維新の会など改憲勢力が3分の2をとったとき、日本は世界でももっとも品格のない国になるだろう。そして、最高に生きずらい国になり、自殺者はさらに増えるだろう。なんとしても生きる価値のない国にはしたくない。希望はある。自民党は衆議院選挙で300議席近くを取ったが、有権者全体の得票率はわずか16%なのだ。けっして国民が自民党を支持したわけではないのだ。それでもこれだけの議席数を獲得するのは、小選挙区制のせいである。参議院はかなりが小選挙区制ではない。投票率が非常に低かったことも、自民党を利した。もっと選挙に出かけて、平和で人間に優しい日本を作る候補を応援しよう。

危機一髪の日本

2013-04-05 | 政治
彼岸を過ぎても寒い日が続いていたと思っていたが、4月に入って、今日はいきなり夏日の予想だ。そして、その後はまた冷え込むという予想。いったい気候はどうなってしまったのだろうか。おかしい。やはりおかしい。

東京の桜は、いつもよりずいぶん早く咲いたようだ。京都では、少し早かったようだが(開花宣言は3月22日)、それでもようやく満開を迎えた。満開の時期は平年とあまり変わりないように思う。もっとも私の子供の頃と比べると桜の咲く時期は早くなっている。昔は入学式に満開の桜の下でというのが、普通だった。最近は卒業式にもう桜が咲いている。気候の不順さと温暖化が、地球がおかしくなっていることを実感させられる。

あれから2年が過ぎた。あれとは3月12日の原発事故発生のことだ。ただちに健康に影響が無いという政府の言ったことの本当の意味が、今頃になってそろそろ現れてきたようだ。じわじわと健康に影響が出ている。福島県飯舘村で、事故後も居残って飼育馬を飼い続けてきた人がいる。30頭ほどの馬を飼い続けてきた。もちろん出荷などはできない。しかし、馬を捨てて餓死させることは我慢ならなかった。馬は、餌を与えられ、これまで生き延びてきた。ところが昨年秋以降になって、その馬たちがバタバタと死に始めた。その人は馬の内臓や血液などを検査してもらった。感染症にかかったのかもしれないからだ。しかし、検査の結果は、病気では無い、飢餓でも無いと言うことだった。考えられることは、放射線の影響しかない。この人は、すでに白骨が皮を被っているだけの馬の死体をそのまま保存している。原因を追及して欲しいという思いからだ。次は人間だと誰でも思う。彼もすでに覚悟を決めているという。これから、福島県の人たちに恐ろしいことが始まりそうだ。もっとも、放射線の影響を受けるのは福島県の人だけとは限らない。ホットスポットは日本各地のいろいろなところに見られる。アメリカの西海岸でも甲状腺異常の子供や乳児の増加が報告されている。

 福島県では、2011年の終わり頃に、産婦人科病院の新生児の7人のうち5人に異常が見られたという看護師からの裏情報が知らされた。最近の裏情報でも、高率の異常児出産があること、そして中絶率が非常に高くなっていることが、知らされた。政府が決して発表しない内容である。そして、公的な統計報告では隠される情報だろう。ある地域の70%の新生児に異常があったとしても、福島県全体の統計で見れば、0.001%の差でしか無いことになる。それは誤差の範囲に収まってしまう。ここに統計のウソがある。

3月に福島第一原発で停電があり、1、3、4号機の冷却装置の全電源が失われた。29時間後に、故障した緊急用変圧器を別の変圧器に切り替えることで、ようやく復旧した。それまでの間、炉心や貯蔵燃料プールの水温は、上昇し続けていた。そのままあと2日も冷却できなければ再びメルトダウンが起こる可能性もあった。そしてもしもその間に大きな地震があったら、おそらく日本はもう立ち直れないほどの地獄になるだろう。アベノミクスなどという小手先のごまかしに乗って浮かれている日本人は、明日の死を知らずに栄華にふけるボンペイ市民のようなものだ。

福島第一原発の終息に、政府も東電も全力を挙げるべきである。いや、東電はもう破産させてしまい、政府がすべてを引き受けて処理すべきである。そして、日本のすべての原発を廃炉にし、もちろん外国への輸出なども止めるべきである。事故を起こした国や会社が原発を輸出するなど、不謹慎そのものだ。許せない。国会は、今すぐ日本での原発の製造・販売を禁止する法律を作って欲しい。原子力は、軍事であろうが平和利用であろうが、すべて禁止である。核廃絶は、日本人の心からの願いだ。

体罰の責任は橋下市長がとれ

2013-01-22 | 政治
大阪市立桜宮高校における体罰自殺事件で、橋下市長がスポーツ関係の学科の入学試験を中止するよう教育委員会に圧力をかけ、教育委員会は、普通科に変えて入試を行うことにしたという。橋下市長はベストの選択だと、評価しているそうな。

橋下市長は、体罰はしようがない、あってもかまわないとこれまで言い続けてきた。体罰くらい無ければ教育はできないという趣旨の発言もしばしばしてきた。そして、今回の自殺が顧問教師の体罰が原因だと言うことがはっきりしたとたん、体罰は許せない、言い訳はできないと言い始め、体罰が常態化していた高校の改革を進めるためという名目で、スポーツ関係学科の入試を中止するよう要求した。橋下市長の責任はどこへ行ったんだ?

高校の責任、教育委員会の責任は、もちろんあるだろうが、もっと大きい責任が橋下市長にはあるのではないか。上に立つ市長が体罰を容認する姿勢を示しておれば、教師が体罰を常態化しても罪の意識はないだろう。そういう意味で、まず市長が責任をとって辞めるのが当然ではないか。それを高校生や受験生に痛みを押しつける形で、改革しようとは、恥知らずだ。

もともと、いじめや体罰の根本にあるのは、子供たちにそういう世界を見せてきた大人たちにある。橋下市長の公務員バッシングや、組合いじめ、日の丸君が代を踏み台にした教師への締め付けは、イジメ体質そのものだ。大人の世界のそういうイジメを見てきた子供たちが、イジメをするからと責めるのは、違うのではないか。橋下のような大人こそイジメ社会を作って来たのだ。

桜宮高校の生徒たちのコメントは、その点、しっかりと橋下市長のまやかしを見抜いているように見えた。高校生たち、橋下のイジメに負けないで、頑張れ!

そもそも市長だろうが,県知事だろうが、文部科学大臣だろうが、教育の内容に口を出してはいけない。教育委員会はそのために、独立した権限を与えられている。橋下の言うように形式的には、市長が予算に関する権限を持っているけれども、それを楯に教育委員会に圧力を加えるのは、教育基本法で厳に排除している「不当な支配」にあたる。教育委員会は断固として、橋下市長の脅しをはねのけるべきである。橋下は高校生の前で、自分の意見に合わないのなら、選挙で落とせば良いのだ、と言ったとか。相変わらず選挙にとおれば何でもあり、という傲慢さ。選挙は、そんなものでは無い。あきらかに脅しでしか無い。教育委員会は、本来の独立性から、公選制であった。それを政府の良いなりの人間を作るために、自民党が教育二法を強行採決して、教育委員を任命制にしたのだ。それなら、大阪市教育委員会は再び選挙で選べる公選制に戻すべきだ。

都合の良いところだけを、自分の主張に合わせ、教育を不当な支配の下に置こうとする橋下市長は、ただちにイジメを推進してきた責任を取って市長を辞めて欲しい。

選挙に出かけたが・・

2012-12-10 | 政治
京都は今朝から雪が降った。初雪だ。積雪は無い。凍えるほどの寒さになった。午後から雪も止み、陽が射すと、雪が溶けて木の枝などからしずくが垂れ落ち、陽に映えて虹色に光る。心なしか春のような気配がした。寒くなれば、春も近いと思える。

 期日前投票に出かけた。区役所が近年、遠くに移転したので、投票に行くのも大変だ。車を捨てて、バスを利用していると、バスの便が不便なところへ行くのは、困ってしまう。区役所など、人が大勢出入りするところがこんなにバスの不便なところで良いのだろうか。聞くところによると区役所の職員も通勤に不便をしているとか。受付で不満を言うと、受付の人も困っているという。いったいどのような理由で、市民にこのような不便を強いて区役所を移転したのだろうか。区役所行きのバスは、家の近くからは出ていないので、自転車でバスが出ているところまで行かねばならない。そこから区役所行きのバスは1時間に1本くらいしかない。しかも、帰りのバスは別のルートを通るので、区役所前から元のところへ帰るバスは無い。

 ところで、選挙の話だった。最近、本当の第三極ということで結成されたばかりの政党に入れようと思っていた。脱原発、反消費税増税、反TPPの主張がはっきりしているし、いかにも清潔そうな党首が好感を持てた。環境問題にもしっかりと取り組んでもらえそうだったので。ところが、私の選挙区では、この党の候補者はいない。比例区でこの党に投票しようと思っていた。ところが、新聞のアンケートを読んでびっくりした。この政党の候補者の多くが、憲法改正をどう思うか聞かれて、改正すべきだと答えているのだ。これには驚いた。もちろん憲法改正にはっきりと反対を述べている候補者はいる。しかし、多数は憲法改正論者だった。9条は変えないとしても、改正要件の96条は変えるとか、いろいろの理由を挙げているが、改憲を是としていることには変わりない。これでは比例区に投票するわけにもいかない。

 迷った末に、石原暴走老人に「化石みたいな」と言われた政党に入れた。暴走老人にそう言われるというのは、名誉なことだ。彼に褒められるような政党は、どうしようもない。ただ、「化石みたいな」格式のある二つの政党は、存続さえも危なくなっていると言われている。旧態依然であることは、支持している私にさえ、感じられる。憲法を守ると言うばかりではなく、憲法に基づいて今の政治をどう変えるかを積極的に打ち出すべきでは無いだろうか。例えば、意味の無い戦闘機やミサイルにお金をかけないで、その分を消費増税分に回せば、消費税を据え置くことができることとか、福島県の全県民を他県に避難させ、東電本社を福島県に移住させる、などなど。

 最高裁判所裁判官の国民審査はすべて×をつけた。原子力ムラの最後の砦だった裁判所をもっと人々の生活と心に向けるためには、今の裁判官はすべて辞めさせるべきだろう。そして、最高裁判所の官僚機構を解体し、本当に裁判官が国民目線で良心に従った裁判ができるようにしたい。

 マスゴミはそろって自民党が過半数を占めると、自民党の提灯持ちをしている。安部ナショナリスト政府ができる。戦争への道が見えてきた。恐ろしいことが起こりそうだ。あとは、3分の1を超える支持政党無しの人々が、平和のために投票して欲しいとひたすら祈るばかりである。安倍内閣ができたら、そう長い間、生きていてもつまらない。早く死にたくなる国にはして欲しくない。

宇都宮けんじと未来の党

2012-11-28 | 政治
嘉田由紀子滋賀県知事が「日本未来の党」を立ちあげて、脱原発の受け皿を作った。「国民の生活が第一」や「みどりの風」「脱原発・・・」などが合流することになった。うれしいことだ。マスゴミたちが第三極だと騒いで、石原や橋下などのゴミ右翼をもてはやしていたが、あいつらはけっして第三極などでもない。民主党が自民党に先祖返りして、自民党、民主党、公明党、日本維新の会などは、ひとまとめの第一極でしかない。違いは目くそ鼻くその違いだ。

 結局、これら第一極は原発推進路線だ。30年代にゼロなどという公約は、おそらく守られることは無いだろう。経済を命に優先させる以上、いつまでも原発を持ち続けたい輩ばかりである。原発は原爆といっしょで、いつかかならず事故を起こす。地震や津波が無くても、原発事故は起こる。チェルノブイリやスリーマイルの原発事故は地震も津波もなくても起こった。人間が操作している以上、間違いが無いわけが無い。自動機械に操作させれば、もっと怖い。

 総選挙は、原発推進=維持路線の第一極か、脱原発の『未来の党』かが選択肢になる。社民党も共産党も、これまでの行きがかりを捨てて、未来の党と統一名簿を作って戦おう。東京都では、都知事選挙に「宇都宮けんじ」さんを立てて、東京から脱原発を!と、共産党も社民党もいっしょに戦っている。これが衆議院選挙でできないことはない。政党を存続させるのが大事か、原発を止めさせるのが大事か。既成政党は今こそよ~~~く考えて欲しい。

 東京都知事は「宇都宮けんじ」で、衆議院は「未来の党」で、原発の無い未来を。

さあ、もう一度日本を作り直そう

2012-11-16 | 政治
とうとう野田の自爆解散選挙が始まった。民主党からは、沈む船から鼠が逃げ出すように、次々と離党者が出ている。これまでの自民党・公明党がやってきて、民主党が引き継いだ政治が審判を受ける。第三極が脚光を浴びているが、ちょっと待って欲しい。第三極といっても、まったく違う政党がいる。今日、橋下と石原が合流へ向けて協議することに合意したというニュースが流れている。石原新党を煽っているのは、マスコミの中でフジテレビ系とサンケイだ。フジテレビなどは、オバマ大統領の当選が決まった日にも、トップニュースは石原新党関連のどうでもいい話しだった。産経グループは、石原慎太郎+安倍晋三の極右改憲路線に恥も外聞もなく肩入れしている。

 しかし、第三極としてもっとも注目されるべきは、「国民の生活が第一」である。小沢一郎が提唱している「オリーブの木」構想こそ、第三極の中心になる筈なのだ。しかし、多くの新聞は小沢さんが控訴審でも無罪になり、明らかなえん罪であったことがはっきりしても、小沢一郎の「生活」に関して、黙りを決め込んでいる。ほとんど無視。これは明らかなイジメ、ネグレクトだ。「生活」の議員数は、公明党などよりもよっぽど多い。それでも、ネグレクトを続ける。

 第三極といわれる政党の中で、右翼改憲政党を除けば、第三極がはっきりしてくる。つまり、「国民の生活が第一」「新党きづな」「新党大地・真民主」「みどりの風」「緑の党」「社民党」「新社会党」。これらがオリーブの木のごとく、互いを尊重し合い、「反原発」「消費増税反対」「TPPなど新自由主義反対」で結集すれば、新しい日本を開く第三極ができる。亀井静香や山田、安部などの新党も、これに合流できる。そうすれば、共産党や民主党の一部と組んで、政権を担うことも可能だ。自民党の安倍晋三などは、もう総理大臣になった気分のようだが、あんな無責任な奴に日本を任せられない。自民党が政権を取ったとたん、原発はどんどん動き始め、お隣の国と戦争が始まり、日本は再び地獄へと落ちるだろう。日本を平和な国にし、アメリカの言いなりにならない国にできるのは、本当の第三極でしかない。

 12月16日には、同時に東京都知事選挙がある。宇都宮健児さんが、人に優しい東京を目指して、奮闘している。うつのみやさんが当選すれば、日本も世界に向けて首都の首長を自慢できる。日本人の名誉を回復できる。火事場泥棒のように日中間に火を付けて、逃げ出した石原の息の掛かった役人も副知事も追い出そう。再び東京を生き生きとした都市に作り直そう。すべて人々の意志に掛かっている。さあ、頑張ろう。

田中真紀子大臣は堂々と不認可を主張せよ

2012-11-09 | 政治
田中真紀子文部科学相が、新設3大学の申請を不認可とするという決定を出してから、与野党からの非難囂々と成って、当初言っていた「新しい審査基準を作り、認定をやり直す」という前言をひるがえし、3大学を認可し、さらには、「心からのお詫び」までしてしまった。たしかに、田中文科相のやり方は唐突であったが、彼女が言っていたこと、つまりこれまでの大学認可の審査のあり方に問題があり、大学乱造と質の低下が進んでいるという危機感については、政治家を含め多くの識者が賛成していた。ただ、やり方が唐突だということだった。一方、自民党は、これまでの文部行政を仕切っていたのが自民党だったこともあり、それを見直すのはけしからんと言って、田中文科相の問責決議案まで出すという。まあ、自民党がこれまでのやり方を作って来たのであって、自分たちのやり方を反省していない以上、田中大臣を非難するのは当然かも知れない。

 しかし、私はいったん不認可を言った以上、最後までそれを貫いて欲しかった。大学が認可されないと困るというのは、大学の勝手な事情である。これまでも認可されなかった新設大学計画は山ほどある。ただ、これらは審査に掛かる前に文科省の役人から、おまえのところは認可されないよと言い渡されるわけである。大学としては来年こそは認可されるはずだと、いろいろ文科省の役人のご機嫌を伺い、あるいは接待をし、役人の言うことに従って、欠陥を直す、もしくはごまかす手法を考える。役人がそれを教える。大学設置審議会は、役人と大学側のやりとりが終わって、認可しても良いということになった申請を設置審議会にかける。つまり、設置審議会は、役人が出してきた認可予定大学を承認するだけの組織だ。だから、文科相もこれまでは審議会の結論すなわち役人の結論にはんこを押すだけだった。田中文科相の行動は、そこを根本から見直そうというのだった。

 本当は、自民党から民主党へ政権交代が起こったときに、審議会そのもののあり方も根本的に見直し、このような大学の安易な新設は認めないという方向を出すべきだったのだ。民主党の政権交代が、ここまで国民の期待を裏切ったのは、そのような根本的な改革をやろうとしなかったことから来る必然的な結果だった。小沢一郎がやろうとした諸々の改革を官僚と一緒になって反対してきた野田や前原、岡田、仙石など、結局自民党と何の変わりも無い。田中大臣はどうして引き下がってしまったのだろうか。自民党の問責決議を怖がったのだろうか。何も怖れることはない。徹底的に自民党が作った官僚任せの政治を変えなければいけない。

 維新の会とか、石原新党とか、みんなの党など、官僚政治を打破しようというスローガンを掲げているところは多い。しかし、本当に彼らに官僚政治が変えられるだろうか。とてもそうは思えない。なぜなら、彼らの向かう先には、官僚的独裁者の道しか見えないからだ。自民党も、これら右翼政党も、民主党も同じ穴の狢でしかない。社民党と共産党を除くと「国民の生活が第一」だけが、救いのように思える。野田内閣はもう死に体だ。選挙は近い。

無責任なだけの石原新党

2012-10-26 | 政治
石原慎太郎東京都知事が辞職して新党を結成、国政への復帰を目指すという。石原知事が都知事を辞職したのは、なにはともあれ良かった。こんな世界に恥ずかしい知事は、他にはいない。ほとんどやくざのような物言い。差別発言を平気で言う、反人権者。日本の首都の首長として、こんな人間をいつまでも知事にしておくのは、恥ずかしいばかりだ。知事の席を途中で放り投げることについても、大阪府の知事と同じように、無責任きわまりないのだが、それでも石原慎太郎が知事を辞めるということに比べれば、そのくらいは喜んで許してやろうじゃないか。

 それにしても尖閣問題で火を付けて、日中の友好的な関係を一気に潰してしまった責任は、石原慎太郎にある。もちろん野田内閣の責任もないことはないが、石原が外交音痴を発揮して、戦争挑発をしたことは許せない。おかげで日中間の貿易も、相互経済の発展も後退を余儀なくされてしまった。景気への影響も大きいし、中国で工場などを経営していた企業の損失は極めて大きい。経団連会長は、石原に厳重に抗議し、損害賠償請求をしたらどうだろう。知事にタヌキのようなジジイなどと言われて、すごすごと引っ込むのだろうか。原発推進にはあれだけ政府を脅し上げ、TPP参加で誘導してきた人物が、この日中問題の損失については、慎太郎に一言も言えない。情けない。

 たちあがれ日本などという養老院のような古い保守といっしょに国政に復帰するという石原新党は、早晩なくなる政党だろう。彼らも早く選挙をしたいに違いない。のんびりしていたら、どんどん党員が老衰していく。マスゴミは、第3極の芽とかおだてているが、第3極を作るのは、維新の会でもみんなの党でもなく、「国民の生活が第一」の小沢新党だ。もちろん石原新党など名前もまだ無い政党が第3極の中心になどなりようがない。明治維新と同じように、官僚政治に乗っ取られて、維新革命のつもりが結局は薩長土肥の派閥政治になるだけだろう。

 一日も早く、東京と大阪にまともな政治家が出て欲しい。東京も大阪も、タレント知事ばかりを輩出したどうしようもない低民度のところなのだから、しょせんかなわぬ夢なのかも。

沖縄人の覚悟

2012-09-26 | 政治
今年7月1日に、沖縄県知事は米軍がオスプレイを沖縄に強行配備するようなら全基地を閉鎖することになると、オスプレイの配備を沖縄県抜きで強行しようとする米軍と日本政府に強い調子で不快感を表明した。知事が沖縄の全基地閉鎖を口の端に上げることなど、これまでの沖縄県では考えることもできなかっただけに、沖縄の人たちのオスプレイ配備反対の気持ちは強烈であることがわかる。これまで沖縄のすべての県市町村議会でオスプレイ配備反対の意見書が可決されている。それも意見書に反対の議員はほとんどいなかった。自民党沖縄支部でも全員がオスプレイ配備強行に反対している。ということは、すべての沖縄市町村および県の議員はオスプレイ配備強行に反対していることになる。

 それでもなお、日本政府は米軍のオスプレイ事故調査の結果を信じて、オスプレイの沖縄配備と日本各地でのテスト飛行を容認してしまった。オスプレイの機体には問題はない、というのが安全宣言につながった。原発の安全宣言と同じように、なんの根拠もない安全宣言だ。機体に問題はないならなぜあんなにオスプレイは落ちるのか。操縦士が誤った操縦をしたから事故が起きたというなら、それはけっして安全とは言えない。操縦士は決して間違わないとは言えないのだから。操縦士が間違っても機体は安全に下りられるというのなら、安全と言えるのだろうけど、実際に何度も事故を起こしている以上、安全と言うことはできない。

 沖縄の人たちは、10万人を超える過去最大の県民集会でオスプレイ配備反対を表明した。それでも日本政府はオスプレイを今月末に沖縄に配備させるという。これは沖縄への差別だと沖縄の人たちは思っている。オスプレイだけの問題ではないと沖縄の人たちが気づいたのだ。

 今日から沖縄で、今月末のオスプレイを実力で阻止するために宜野湾市の普天間基地ゲート前に座り込みを始めた。そしてこう呼びかけている。すべての県と市町村議会議員たちは覚悟を決めてゲート前で座り込もう。65歳から75歳の人たちは、逮捕覚悟で座り込もう。実力でも阻止すると。そして、沖縄の留置場を沖縄県と市町村の議員でいっぱいにしようと。そうなれば、日本政府と米軍は、世界に恥をさらすことになるだろう。

 彼らの決意と覚悟を知ったとき、領土問題で危機を煽り米軍の意のままに沖縄の人たちを危険な目に会わせて平気でいられる自民党総裁候補の醜い5人の顔が、ことさらこの世の人間とは思えなくなる。沖縄を差別し続け、日米同盟とちっぽけな無人島が国民の安全よりも大事だという妖怪たちよ、消えて無くなれ。