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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

教育とは何を教えるべきか

2007-07-17 | ちょっと一言
十勝地方に低温注意報がでている。道東は寒い夏が続いている。今日も最高気温が15℃の予想。しかし、暑苦しいのよりはいいか。

15日の毎日新聞に、日本証券や日興證券などの証券会社が夏休みを利用して小学生に投資や金融の仕組みを教える教室を開いているという記事が出ていた。資本主義経済の仕組みを教えること自体が悪いことではないが、子供に10万円を支給し株投資を実体験させる会社があるときくと、やはりおかしいといわざるを得ない。資本主義経済で投資をするということは、ギャンブル性があるだけでなく、基本的に資本家として振舞うこと、つまり、額に汗せず労働者の上前をピンはねすることである(搾取とも言うが)。そういう人たちがいることを教えることは必要であるが,いかにもそういう人になれといわんがごとき教育とは、どういうものだろうか。

 われわれは「働かざるもの食うべからず」と教わって育った。今でもそれは誠実に生きることだと思っている。今では「ずるがしこく生きて他人の上前をはねよ」「働かずに儲けて何が悪い」といわんばかりの教育が大手を振っている。日本の将来、そして現実は露骨な新自由主義の下での格差とワーキングプアの拡大である。

 同じ紙面に毎日新聞の論説委員「潮田道夫」が「経済成長したのは、テレビの例でいえば、カラーテレビが発明され、薄型テレビが登場したからである。まだ映るテレビを捨てて買い換えたからだ」と書いている。地上デジタル放送化によって日本国民のすべてがテレビを買い換えなければいけなくなった。これも経済成長のためにいいことだというのである。まだこんなことを大新聞の論説委員が言っているとは本当に驚いた。
 
 消費型社会が経済成長を押し上げ、そしてついには地球を破滅させようとしているときに、いまだに大量消費経済を手放しで良しとするのであろうか?
  

こんにゃくゼリーはそんなに危険か?

2007-06-16 | ちょっと一言
こんにゃくゼリーで窒息死する人がときどきいるようだ。たしかにこんにゃくは普通のゼリーと違って腰があってのどに詰まると息が詰まる。メーカーも「小さく切って食べてください」とか、いろいろ注意書きを書くようになった。そう書くくらいなら最初から小さく切ったのを売ればいいのにと思ってしまう。最初から小さく切って売るのは技術的に難しいとも思えないが。

 最近はこんにゃくゼリーを危険視するメディアの報道が増えているように思う。食の安全と安心というフレーズでキャンペーンを行っているメディアもある。こんにゃくゼリーがその標的になっているようだ。週刊金曜日まで「新・買ってはいけない」シリーズでこんにゃくゼリーを買ってはいけない、責任はメーカーと行政にあると断罪している。私はこれを見て、ちょっと待ってくれ、と言いたい。

 たしかにこんにゃくゼリーを食べて死んだ人もいるようだ。とくに幼児にはなるべく与えない方が良いだろう。しかし、だからといってこんにゃくゼリーをメーカーの責任だの行政の責任だのというのは違うのではないか。もし、こんにゃくゼリーに危険な化学物質が添加されていると言うのなら、これは買わないように勧めるべきだろう。しかし、のどに詰まらせる人がいるからと言って買うなと言うのはおかしい。

 毎年、かなりの老人が餅をのどに詰まらせて死亡する。とくにお正月のお雑煮で死ぬ人がいる。それでもお餅メーカーがけしからんという議論は聞いたことがない。行政の責任だという議論も聞いたことがない。お餅を食べて死ぬ人が何人か出るのは昔からのこと。お餅の形も大きさも昔からそう変わっているわけではない。のどに詰まらせる人がいるからお餅つきをやめようということにもなってはいない。それが正常な反応だろう。

 お餅でのどを詰まらせる人が時々いるから、老人が雑煮を食べているときは家族が気をつける。子供がこんにゃくゼリーを食べているときは親が気をつける。それで良い。メディアがメーカーや行政の責任を追及することなど、過保護としか言いようがない。もっと一人一人が他人の世話(余計なお世話)にならないで生きていける力をつけないといけない。
  

列車内レイプと民営化

2007-05-22 | ちょっと一言
JR北陸線の特急サンダーバードの中でレイプ事件があったという。昨年8月のこと。そして犯人が逮捕されたのはそれから8ヶ月たってからだった。同じ車両には40人以上の乗客が乗っており、一部始終を見ていた人もかなりいたはずだと言うが、20代の女性客がしつこく性的いたずらをされ、あげくのはてトイレに連れ込まれてレイプされたというのに、乗客の誰一人として車掌にも警察にも届けるものがいなかったという、本当に信じられないことがあったらしい。

 自分に関係のないことには関わらないという現代の人間の非人間的な面については多くのメディアで取り上げられた。なぜ女性が「助けてくれ」と大声を上げなかったのだろうという疑問もないことはないが、どちらにしても彼らの非人間性、正義感のなさには、おおいに問題があるだろう。しかし、ここではその問題は論じない。

 乗客の非人間性は大きい問題だが、論じられていない大きい問題がある。それはJRの車掌が列車に一人しか乗っていないことだ。国鉄時代はそんなことはなかった。常に何人かの車掌が乗車し、鉄道公安官も乗車していた。彼らは車両を巡回し乗客の要求に応え、また不正乗車を見つけるべく努力していた。あの時代ならこのような事件はおこらなかっただろう。

 国鉄の分割民営化によって車掌の人員は減らされ、ホームは無人になり、鉄道公安官は鉄道警察に身売りした。人員は減らされ、乗客の安全は二の次になった。JR西日本の大事故は民営化のたどり着いた結果だった。金儲け至上主義が大手を振って乗客の安全を切り捨てた「非公共」交通の行き着いた先だった。

 レイプ事件はほかにも余罪があったという。1件だけではなかった。彼らは無法な行為を車掌でさえもとがめない(とがめられない)という確信を持って、次から次へとかよわき羊を求めていた。民営化によって生け贄にされた女性を悲しむだけの我々を哀しむ。

 今年の夏からは郵政が民営化される。アメリカ資本が喜ぶだけの郵政民営化。郵政公社はすでに郵便事業から徐々に手を引きつつある。見えないところから、弱いところから、声を上げないところから。そして民営化した後、都会に住まない人々への大規模な郵政レイプが始まるだろう。
 

いじめに走る情けない日本人

2007-04-03 | ちょっと一言
いったい日本人はどうなってしまったのだろう。正義よりも多数を頼んで少数派をいじめる体質が日本人には身に付いてしまったのだろうか。弱きを助け強きをくじく武士道は今の日本には薬にしたくても無い。

 国際環境NGOのグリーンピースの船エスペランサ号が日本に寄港しようとしたが、日本の全日本海員組合による圧力といじめで岸壁に着けることさえも許されない状態が続いていた。多くの人たちの努力でようやく錨泊できるところまで入港することができたが、いまだに岸壁に着岸させてもらえない。

 2月に南極海で火災を起こした調査捕鯨船「日新丸」に救助の手をさしのべていたエスペランサ号だが、日新丸が南極海から退去したことを見届けて日本に寄港しようと立ち寄った。ところが、日本の代理店が入港の手続きをしようとしたところ全日本海員組合が代理店に圧力をかけて業務を中止させてしまった。そのために、エスペランサ号は東京湾へ入ることもできず八丈島沖で6日間も立ち往生していた。

 全日本海員組合はこれに先立つ3月15日、グリーンピースが南極海の捕鯨問題に関わる活動で、別の環境保護団体シーシェパードと連携してテロ行為を行ったとの理由により、エスペランサ号入国を拒否するよう麻生外務大臣に要望書を提出した。しかしこれは誤解でしかない。実力で調査捕鯨に反対したのはシーシェパードという団体であり、グリーンピースではない。そのときエスペランサ号は、500マイルも離れたところにいたという。連携してテロ行為を行ったなどと言うのは、げすの言いがかりというもの。別の団体であることを知っていても捕鯨に反対するのはみんな同じ穴のムジナという発想なのだろうか。テロリストに人権はないとするブッシュ政権と同じだ。武士道とは相容れない。

 日新丸の船長も、火災を起こして困難な状態になっていた時に、エスペランサ号がヘリコプターを出して流れてくる氷山の情報を教えてくれたことに、無線で感謝の言葉を述べていたのに、日本へ帰ってきたらとたんに手のひらを返すようにエスペランサ号を事実無根のテロリスト呼ばわりをする。エスペランサ号は捕鯨問題の意見の違いとは別に、緊急時の援助を申し出ていたことを船員はみんな知っているはずだ。しかし、日本に帰ってくると捕鯨推進者たちがグリーンピースの船を日本に寄港させまいとする剣幕に押されて、感謝の気持ちさえも表すことがない。そればかりか、テロリスト呼ばわりする。まったく武士の魂はどこへ行ったのだろうか。

 日本が侵略戦争に負けたとき、中国は日本の賠償責任を大きい心で不問にした。韓国もそれにならった。日本人はその恩を忘れて従軍慰安婦は強制したわけではないなどと白を切り続ける。どこまで日本人は情けない人種か。海上での友情を忘れて政治的に動くだけの海員組合とはいったい何のための団体なんだろう。労働組合が反動体制に組み込まれた時、日本は無謀な戦争に突入していった。同じことがいま起ころうとしている。子どもたちがいじめで死んでいくのも、むべなるかな。
 

胴体着陸の恐怖

2007-03-15 | ちょっと一言
高知空港で胴体着陸したボンバルディアという飛行機。ボルトが1本なかったそうな。おいおい!という感じ。しかし、不思議なことがあるものだ。ボルトが折れたとか言うのではなく、ずっと昔から無かったらしい。ということは、あの日以前もいつそんなことが起こっていても不思議はなかったと言うことになる。ぞっとする話ではある。

 それにしても、ボルトが無くなっていてもまったく気がつかないという整備のあり方にも問題がありそうだ。ボルトは点検の対象になっていなかったというが、現実にボルトのせいで胴体着陸なんて滅多に体験できない体験をさせられた乗客がいたんだ。

 どうも安売り競争で整備費を切りつめている今の航空業界のあり方にも問題がありそうだ。無駄のようでも整備士の余裕が間一髪のところで事故を防ぐ。金儲けに走ったJR西日本のダイヤがあの大事故を引き起こした。あの事故のもっとも大きい原因は国鉄の民営化だろう。金儲け第一の民間企業に安全を頼むことは難しい。

 国鉄の民営化は単に民営にするだけではなく、金儲け第一主義を職員に植え付けた。安全を大事にというやつは清算事業団で草抜きの仕事をさせた。そうまでして民営化したのは、国鉄労働組合の弱体化を狙った中曽根自民党政府の思惑だった。いま、小泉自民党政府のやった郵政民営化が現実になろうとしている。アメリカ資本に日本人の貯金を売り渡して自民党政府にアメリカの支援をお願いするのが、この民営化の目的だった。郵便事業などと言う庶民の心配するようなことは、彼らは一顧だにしていない。やがて郵便局はどんどん無くなっていき、大企業向けの金融機関になるだろう。

 航空機は安全をもっと大事にして欲しい。危機一髪の事態がここ一年くらい続いている。飛行機を利用しないとどこにも行けないわたしは、どうにも薄氷を踏む思いがする。お願いだから私が乗った飛行機は落ちないで欲しい。
 

二つの提案

2007-02-09 | ちょっと一言
産経新聞が裁判員に関するフォーラムに参加する一部の人に謝金を支払っていた問題が明らかになり、小泉内閣の教育基本法改正のためのタウンミーティングと同じ体質がマスコミにもあることがはっきりした。タウンミーティングの問題についても、だれも責任を取っていない。

 そこで私は提案したい。お金を出すなとは私は言わない。タウンミーティングや裁判員フォーラムなど、政府が多くに市民に参加してもらいたいと思う時は、ぜひ参加者全員に出席料を出せばいい。そうすれば多くの市民がこれらの集会に参加して意見を言ってくれるだろう。もちろん、意見の内容で差別したりしてはいけないし、意見を誘導するのは厳禁だ。私も是非出席してお金をもらいたい(笑)。

 もう一つの提案は? 日ロのツナ缶詰にカッターの刃が見つかったとか。日ロは同じ製品の回収を決めたとかいう。数十万個の缶詰を回収するらしい。食品会社のこのようなトラブルが続いている。安全な食べ物を提供するべきなのに、困ったことだ。品質管理に金を掛けるのをやめて安くあげようとしている会社の姿勢が見える。

 ここでは、その姿勢を追求するのはまたの機会にして、提案を一つ。それは回収した缶詰の行方だ。おそらく日ロは回収した缶詰を処分するのだろう。しかし、ただでさえ乱獲が問題になっているマグロ類だ。これだけの缶詰を食べずに捨てるというのはもったいない、というよりも許せない。ぜひ希望者に無料で分けて欲しい。食べてみた人にカッターの刃が入っていたかどうかを報告させる程度の義務を課し、無料で配布して欲しい。わたしもぜひ食べたい(笑)。

NHKと流言飛語

2007-01-19 | ちょっと一言
先日のマグニチュード8.3という巨大地震のときに、津波警報が発令され、避難勧告が出て私も山の上の避難場所に避難した。地震直後に津波警報がでて、NHKテレビが釧路市の幣舞橋からカメラで中継していた。そしてアナウンサーが伝えた事が人々の流言飛語の原因となった。アナウンサーは、海の水が1メートル以上も退いている、と言った。

 津波警報が出ている時に、海の水が1メートル以上もひいているとテレビが言ったら、人はどういう反応をするだろう。当然、津波が来る、今度は本当に来る、というように思うだろう。実際に私の周りの人々もそう言う反応をした。しかし、この海水が退いたのは干潮だったからだった。NHKのこのアナウンサーは一日に2回海水が退いたり満ちたりすることを知っていたのだろうか。それも知らずに津波警報が出ている、いま、海水が1m以上も退いてきた、といえば、人々を流言飛語で混乱させる。

 NHKはいったいアナウンサーにどのような教育をしているのだろうか。これではますます人々は警報を本気で受け止めなくなる。今回も私が避難した避難場所にはわずか15人くらい。指定避難場所によってはたった1名だったところもある。すでにもうみんなは津波警報や避難勧告を信用しないようになっている。オオカミ少年はもうみんなに危険を知らせることができない。本当に津波が来た時に、何が起こるだろうか。

パワハラとアカハラ

2007-01-11 | ちょっと一言
最近日本の大学におかしな事が流行っている。大学が個々の教授を徹底的にいじめるのである。いわゆるパワハラ(パワーハラスメント)とかアカハラ(アカデミックハラスメント)というやつだ。一般にアカハラというと、教授が自分の弟子や下役の助教授・助手などをいじめて出世を妨げたりすることを言う。そういうアカハラはきっと今でもいっぱいあるんだろう。セクハラも含めて。しかし、このところ注意を引くのは、大学当局が教授をいじめるというアカハラもしくはパワハラだ。

 それも陰湿にいじめるというのは昔からあった。最近のは公然といじめる。徹底的にやっつける。公的に処分する。酷いのは、警察に告訴する、懲戒処分するなど。2年ほど前に北○○大の教授だった人が大学から告発されて警察に逮捕されるということがあった。聞くところによると、この教授は眠ったような教授会で常に積極的に発言しイエスマンばかりの教授会にいつも乱気流を巻き起こしていたらしい。どうもそれが警察に告発するという信じられないことを大学がした原因ではないかと思われる。

 容疑は大学の備品を外国の研究者に譲渡しお金を受け取ったということだった。もしそれが報道されたとおりならこれは許されないことだ。しかし、実情はどうもそうではないらしい。備品といっても消耗品を組み立てて彼が作った観測機材だったようで、それを備品というのにはどうも無理があったようだ。最近、大学とその教授が和解したと報じられていたが、窃盗のような容疑なら和解すると言うこと自体不可思議だ。

 最近も琉○大学で、大学がある教授を停職一ヶ月の懲戒処分にした。その理由は、遅刻学生が多くて授業が円滑にできなくて困った教授が、遅刻した学生から罰金として100円を徴収し、その金を研究室の雑品を買うのに当てたのが、大学の品位を落としたからという。しかし、これも本当の理由というのが後ろにあって、この教授が国立大学法人化後に学長を選挙で選ぶという民主的なやり方が放棄されるようになったことに抗議して、この大学の学長選挙に立候補すると宣言したことにあるらしい。この大学は学長を選挙で選ぶという民主的な方法をやめて、理事や現学長たちの談合で次期学長を選ぶことにしたかったようだ。実際そうしたのだが、この教授が学長に立候補すると宣言したものだから、この大学の非民主的なやり方が一般に知られてしまって、やりにくかったのに怒り、この教授に復讐をしようとしていると一般にはとられている。

 琉球新報の意見欄に載った市民の声から
(略)この教授は個性的な研究活動で知られ、また平和活動にも積極的にかかわってきた方である.大学の独立行政法人化に反対し、その過程で進んだ大学の非民主的な運営方法に批判の声を上げてきた方でもある。
 大学当局の強引な介入が今回の異常事態を引き起こしている.それは教授に対する「いやがらせ」ではないかとも思わせる.琉大は学生と県民のための大学である.責任ある立場からの説明を求める。

「いやがらせ」ではない。「いじめ」である。国立大学の幹部が公然といじめをやるようになってきた。今の世の中、子供たちにいじめをやめるように説得できる大人がどれくらいいるのだろう。

NHKの本性

2006-12-15 | ちょっと一言
教育基本法改悪法案が参議院特別委員会で強行採決された。衆議院に次いで参議院でも強行採決だ。教育をどうするかという百年の大計を強行採決で決めるというのは、たとえこの法案を支持している人でもおかしいと思うだろう。教育とは、政治とは違うのだ。

 この重要な法案が明日にも参議院で強行成立しそうな情勢というときに、NHKのニュースは某野球選手がアメリカに買われていく話を延々とやっている。わずか10分しかないニュースの時間を野球選手の話と政府主催の拉致問題の集会の解説に大部分を費やしている。教育基本法の改定がどのような意味を持っているか、反対している人たちの意見や運動の紹介などひとかけらも報道しない。これではNHKの視聴料を払おうなどとは決して思えない。

 安倍晋三や中川昭一など政府や自民党の要人がNHKの報道に圧力をかけたことが問題になったのはついこの間だ。安倍晋三はNHKの報道局長などにあったのは放送後だなどと嘘を言って、圧力をかけたわけではないとか、報道した朝日新聞を脅したりして、シラをきりとおした。そして首相になったとたん、NHKの海外向けラジオ放送に拉致問題を重点的に放送するように命令までした。言論の自由など日本の憲法が求めていることをすべて憎んでいる日本国首相だ。

 しかし、NHKは命令が出ないでも自民党政府の顔色をうかがいながら放送しているとしか思えない。毎日のニュースに拉致の話が出ない日はない。教育基本法の改悪反対集会がどれだけ人を集めても一言も報道しないNHKが、拉致問題の反北朝鮮集会だと微に入り細に入り報道する。国会で与党が強行採決など無茶をやったら、かならずイチロウだの柔ちゃんだの愛ちゃんだのといったスポーツニュースがニュースの時間を占領する。NHKはもはや大本営放送になってしまったようだ。だったら国民から聴視料など取ろうとするな。自民党の放送であることをはっきりさせて、自民党から金をもらえ。

 緩んでいた気候が明日からまた厳しく冷え込むようだ。日本の将来も明日から冷え込んでいきそうだ。凍える胸をどうしよう。