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「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

マッコイ&ブリスコー IN 『重罪と軽罪』

2012-05-16 16:18:23 | SW
ウディ・アレン作品です。結構手ごわい!!(?)
ここに出てくる宗教に関することはユダヤ教です。
また、「アレンが言うには・・・」「アレンの言葉によると・・・」的表現は
『ウディ・オン・アレン 全作品を語る』(スティーグ・ビョークマン)から
引用しているkとを、お断りさせていただきます(ペコリ)

あらすじ・・・

2人の男の物語が並行して進みます。
眼科医のジューダは、地位も名誉も金も家族も順風満帆な男。
しかし2年越しの愛人に、最近悩まされ続けている。
愛人ドローレスは、精神的に不安定になっており
ジューダの妻に手紙を送ったり、自宅近くに現れたりとの行動や
諌めるジューダに、早く妻を別れろと迫る始末だ。

困り切ったジューダは、患者であり友人でもある司祭のベンに相談する。
ベンの眼は、大分悪い状態で、失明するのも時間の問題だ。
ジューダの悩みを聞いたベンは
「妻に相談して許しを請い、2人で力を合わせて解決を」
などと、全く現実的ではない助言をするが・・・

悩んみが深刻になってきたジューダは、今度は裏社会に身を置く弟ジャックに相談する。
ジャックは、いとも簡単に始末するよう助言する。
その言葉がドローレス殺害と察したジューダは、恐れ申し出を断る。
しかし、ドローレスは、ジューダの過去の福祉基金横領の件を持ち出し
妻と別れないのなら、そのことを世間にばらす、と騒ぎたててくる・・・
どうしようもないジューダは、決意し、ジャックに電話を掛ける。
「金はいくらだ?」

数日後、ジャックからの電話。「全て終わった。もう心配いらない」
家族に言い訳し外出し、ドローレスのアパートへ向かうジューダ。
そこには、眼を見開き血を流し横たわるドローレスの姿が・・・。

どうしても、ドローレスの眼が忘れられない。
子供のころ、ラビが言った言葉。
「神がいつも見ている。良いことも、悪いことも」
この言葉が、急に胸に圧し掛かる。弟に罪の意識を訴えるが、ジャックは気にしない。
次第に、ドローレスの眼=神の眼=自分の良心に追い詰められるジューダ・・・

そして、もう1人の男、記録映像作家のクリフ。
彼は、真に人にとって必要であると信じている学術的映像を撮っている。
当然、売れない。いつも経済的困窮状態だ。比例して妻との間も危うい。
妻の兄レスターは、TV業界で活躍する有名プロデューサー(多分・ゴメン)だ。
彼の番組は常に人気があり、彼自身も得意の絶頂だ。
そんなレスターを、クリフは当然良く思っていない。軽蔑している。
レスターの作る番組は、単なる消耗品で、何の価値もない。
それに比べると、自分は志が高い。クリフは、そう思っている。
妻の弟は司祭のベンで、クリフはベンは気に入っている。

ある日、レスターはクリフに、自分の記録映像を撮ってくれるよう依頼する。
断るクリフ。お前の相手なんかできるか。
そんな態度に腹を立てたレスターは、実は妹に頼まれたと告げる。
自分の映像を撮るのも良いが、金も必要だろ。その資金になると思って引き受けろ。
その言葉にも一理あると思い、仕事を引き受けるクリフ。
スタッフにハリーという女性がいる。ハリーと話すクリフ。
ハリーは、クリフの映像を褒めてくれるし、レスターの下劣さを一緒に笑ってくれる。
そんなハリーを段々好きになるクリフ。
クリフが撮ったある物理学者の映像を見て、TV局には売り込んであげるというハリー。
自分の仕事を認められて、ますますハリーが好きになるクリフ。
彼女は、知性もあり常識もある。何より、真に良いものが分かるのだ。
彼女と自分はピッタリだ。妻と早く分かれて、ハリーと一緒になろう。

しかし、物理学者が自殺したという知らせが入る。落胆するクリフ。
これでは売り込めない、残念ね、と慰めるハリー。
ハリーに自分の思いを告げるクリフ。考えさせて、とハリー。
彼女は仕事でイギリスへ行くのだ。

彼女がいなくなり、ますます思いが募るクリフのもとにハリーの噂が入ってくる。
彼女は仕事で一緒だったレスターと婚約したというのだ。
まさか!絶望するクリフ。

ベンの娘の結婚式。ベンは、とうとう失明してしまっている。
ジューダは友人として招かれ、クリフは義兄として招かれる。
豪華な結婚式&披露パーティ。
人々は噂する。レスターが、弟ベンのために費用を出し用意したと。
「レスターは、いつも妹弟思いだからね」
そんな奴じゃない、という表情のクリフ。
レスターとハリーが来る。周囲から「婚約、おめでとう」の祝福の声。
そっと、その場を去るレスター。1人、暗い部屋でぼんやり座る。
後を追ってハリーがやってくる。なぜ、レスターと?問うクリフ。
「一緒に、アイツの下劣なことを笑い合ったじゃないか」
「そこも、彼の魅力なのよ」ガックリするクリフ。去ってゆくハリー。

そして、そこにジューダがやってくる(2人はここで初対面)
ジューダの表情は晴れ晴れとして快活だ。以前のジューダに戻っている。
「君は映像作家なんだって?ベンが言っていた・・・・ところでこんな話があるんだ・・・」
ドローレス殺害の話をするジューダ。
「それ、映画の話?」「いや、友人の話だよ」
「彼は自殺すべきじゃないかな」「なぜ?」
「神が罰しないのなら、自分で自分を罰しなきゃ。それが悲劇だよ」
しかし、現実にはそんな必要はないと、笑い飛ばすジューダ。
「この人物は・・・ある朝目が覚めたら、気分が良くなっていた。
 彼の周囲には家族がいた・・・彼は吹っ切れたんだよ」

笑顔で、その場を去るジューダ。残るクリフ。
妻がジューダを迎えに来て、笑顔で語り合う。
クリフは妻との別れが決まっている。彼は1人なのだ。

パーティは盛り上がっている。
ベンは嫁ぐ娘とダンスを踊っている。皆の拍手・・・・・幕

長い!長いなぁ!!

で、どうでしょ?

このお話、眼が象徴的に出てきます。
ジューダは眼科医。神の眼ともいえる司祭ベンは目を患い、やがて失明する。
ジューダはベンの眼を治すことができない。
つまり神の眼を癒せない・・・・そして、自分から神と遠ざかる・・・神との決別を暗示。
何度も「神はすべて見ている」のシーンが出でてきます。
しかし、神の罰は降ってこない。現実には、そんものは降ってこないのだ。
それならば、現実を有意義に過ごすことが大切なのではないか?
ジューダは、神の眼=良心を封印し、一瞬思いだしすぐ忘れるものとして捉えることができたのだ。

そして、クリフ。彼に方はその視点です。
特にレスターに関して、如実に現れています。
アレンの話によると、レスターの人間像はクリフ視点で見せられているとのこと。
観客は、最初、レスターを下劣で俗物な男、と見てしまうが
それはクリフ視点で見せられているから、だそうです。
しかし、ハリーのような知性も常識もある女性が、クリフではなくレスターを選ぶ。
それと、レスターの妹弟思い、という話も他の人の話から。
勿論レスターは俗物だし、女と見れば手を出すし、金儲けに一生懸命だ。
しかし、クリフが言うほど、悪人ではない。どこにでもいる俗物だ。
さらに、知性もあるし、家族への思いも本物だ。

クリフは、当たり前だが、すべてが自分視点でしか考えられない&判断できない。
そういう男として、描かれています。

現実では優雅に暮らしながら、世の理から外れたジューダ。
そして、志は素晴らしいが、自分視点しかない1人ぼっちのクリフ。

それに対し、ベンは信仰という強い力をもっている。
失明という試練も、彼は克服できる。信仰は、全てに打ち勝つ力がある。
誰にでも出来ることだが、行う人は少ない、信仰を疑わない強い心。
このドラマの中では、ベンは清浄な人物であり、ある意味勝利者ともいえる。
そうだけど・・・アレンは、ベンをもう一つの方向から見ます。

ベンは多分、現実が見えていないのだろう。
だから、眼を患い、失明する。現実を見えないようにする。
でも、ドラマの外側の話をすると、ベンは目を患う前から、現実が見えていないのだろう。
だから、ジューダの悩みに、全く現実味のない助言をするのだ。
しかし、彼は幸せだ。信仰の力で、乗り切っていく。現実のことも精神にことも。
でも、真の現実は見えていないのだろう。

私・・・「眼」が何かを象徴しているのだなって、分かりました。
眼科医、眼を患う司祭、死んだ女の眼(いやに眼を強調していたから)、神の眼。
そしてクリフの狭い視点・・・

でも、ベンまでは、思いつかなかったなぁ。
アレンの言葉を読んで、ハァ==!!そうなのかぁ===!!と唸りました。

結構、難しいお話です。でも見応えは、あります(キッパリ断言)

えっと、ブリスコー=ジェリー・オーバックは、ジューダの弟ジャック役です。
強面刑事もOK。裏社会もOK。で、その正体は・・・ベテランミュージカル俳優ですね(笑)

で、で、サム・ウォーターストーン(SW)は・・・・
現実を見ていないと御紹介された、ベンで御座います。
眼を患ているから、トンボ眼鏡、かけています。で失明後はサングラス・・・
ウ=ウ==ウ====(唸り声・笑)
でも、老眼じゃない(スマン)眼鏡SWも素敵だし(そうだ、そうだ!!応援の声・笑)
声は、相変わらず素敵だし(その通り!)
ラストにダンス姿も見れたし(もう負け惜しみ状態・でも頑張る)

そう思って・・・思うんだ、自分!!!(笑)
でも「ウディ・オン・アレン~」では、
ベンの純真さは、SWの演技のお蔭だって、インタビュアー&アレン、言ってくれたんだから(もう半泣き)

というのは冗談で・・・・見て面白かった作品でした。
でもアレン作品の中では、そんなに人気のない作品だったのかな?
私は、面白かったです!
でもSWが出演していなかったら、絶対見ていなかった作品です(これも断言・笑)

『セプテンバー』 追加

2012-05-14 14:35:58 | SW
『Law&Order』ネタには、全く関係ないと思いますが
私の頭ン中では、しっかりつながっているので(笑)

柳下毅一郎氏、という映画評論家(でいいのかな?)&翻訳家の方がいます。
私は、この方の文章が、笑えて大好きなんです。
『世界犯罪百科全集』(オリヴァー・サイリャックス)では、
タイトル見ても笑える内容ではなさそうですが、コレが笑える。
『ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法』(ジョン・ウォーターズ)では
当然、全編笑える笑える。

著者の原文が、もう笑えるのか?
柳下氏の翻訳が、私の笑いのツボなのか?
とにかく、ギャハハ笑える、ニヤッと笑える。

で、柳下氏の著書『シネマ・ハント』で、
氏が、自分はウディ・アレンが好きなんだと改めて思った、風な文章があった。

オッ!!柳下氏もウディ・アレンが好きなんだぁ=と、嬉しい。
それなら、私も好きな作品がある、と言っても良いのではないか!

と、柳下氏全く関係ないのに、無理やりこじつけ風な解釈をして
ウディ・アレンのDVD購入!!(エヘヘ)

で『セプテンバー』購入!!
昔昔の映画でも、今はスゴイねェ。画面がワイド&綺麗!!

『セプテンバー』、図書館で見たので、小さなTV&あまり綺麗といえない画像。
それでも、見れるだけ有難いと、我慢していましたが・・・
おっと、内容は分かったけどね。

で、今回DVDで再視聴・・・

ビックリ!!素晴らしく美しい画面。こ~んなに綺麗な映画なんだぁ!
で、出演者の映像もクッキリ!ハッキリ!!

以前書き込みしましたが・・・あの時は分からなかった!!(クッスン)

サム・ウォーターストーン(SW)、この映画では、マッコイさんそのものだぁ=====(ヒェ~)
いや、ちょっと若いが(そりゃ、当然)
前回、こんなにマッコイムードがあるとは、分からなかった・・・でも、今回は!!

うわっ!!マッコイさんが、ポロシャツを・・・(ツッコミがココかい!!)
表情は、そのまんまです。
エット・・・シーズン5登場より、7~8歳若いのかな?
もう、この頃には、マッコイさんなのね・・・

と思ったら、『シリアル・ママ』は、『セプテンバー』ほど、マッコイ色はないぞ。
役の影響か?
『シリアル・ママ』の方が、シーズン5に、より近いのに??

アッ!役者さんだから、ネ!!
と、意味不明に自己納得させる自分・・・

SW、役によって、全く変わるから・・・

ということで、ポロシャツマッコイ、入手致しました!!

おっと、『セプテンバー』シリアスな名作ですよ~。
私のお馬鹿なカキコで、誤解しないでね~。

マッコイ IN 『セプテンバー』

2012-05-04 21:18:32 | SW
ウディ・アレン映画です。『ハンナとその姉妹』と同じですね。
『ハンナ~』については、書いていません(ペコリ)
だって、(約)3分出演のウォーターストーン作品、なんてねェ(シミジミ)

あらすじ。

男性3人、女性3人、計6人がメイン出演者です。
後に3人ほど出てきますが、さっさと退場しますが(笑)
そして、それも一軒家の一両日の出来事のお話です。

主人公レーンは、元カメラマンですが、今はお休み中。
精神的に辛い状態で、何事も真摯に受け止めてしまうタイプ。

母ダイアンは、元モデル(女優?)であり、性格は自由奔放。
娘は、そんな母が疎ましい。
母は(ちょっとレーンと一緒に住んでいたかどうかは?)
恋人ロイドを連れて来ている。

近所に住む、もう中年後半のハワードは、妻に先立たれて寂しい思いをしていたが
精神的に疲れているレーンを支えるうちに、レーンに恋心を抱いくようになっている。

レーンの友人ステファニーは、
子供たちがキャンプに行っている間、レーン宅に滞在している。
夫と2人きりになるのを、避けているようだ。

そして、レーンの家の離れには
夏の休暇中に作品を仕上げようと滞在しているピーターがいる。
彼は、会社勤めをしながら、小説を書いている。
なかなか認められないが、それでも書く情熱は失っていない。

この6人のお話。

レーンは、ピーターに恋をしている。
一時期、良い関係になったが、レーンの真摯さを受け止められなくなり
少し距離を置きたいピーター。
そんな彼は、人と良い距離感をもって接するステファニーが好ましく思えてくる。

ピーターに思いを寄せるレーンの姿を見るハワードは、辛い心境だ。

パーティを企画した夜、そんな関係が崩れてくる。

夏も終わり、そろそろ戻る予定のピーターは
堪えきれずにステファニーに思いを告げる。
まだまだ男性に魅力的だと思われる思いに嬉しいステファニーだが
子供、そして夫を捨ることなどできないと分かっている。
それでもピーターの情熱に負けて、一夜を共に過ごす。

そんな2人の関係を知らずに
家を売り払い、ピーターの暮らすニューヨーク行きを夢見るレーン。

しかし翌日、ピーターとステファニーが抱き合いキスしているところを目撃し
精神の均衡が一時崩れてしまうレーン。

彼女がこのように不安定になってしまったのは、ある事件がきっかけ。
自分と父を捨て、ギャングの愛人となった母ダイアンの過去。
母の愛人が母を殴りつける場面を見たレーンは
発作的に近くにあった銃で、愛人を射殺してしまったのだ。

しかし、今、ピーターのことで混乱してしまったレーンは
母との口げんかの中で、口走ってしまう。

「本当は、ママが撃ったんじゃないの!
 弁護士が、私が撃ったことにした方が都合が良いって言うから!」

一時の混乱。

でも、すぐ何事もなく、それぞれが、それぞれの道へ進んでいく。

ピーターは旅立ち、ダイアンとロイドは一緒に暮らすために出ていく。
ハワードは、自分の思いをレーンに伝え、一緒に暮らそうという。
ステファニーは、一時の恋を受け止めて、子供と夫のもとに戻る。

さて、レーンは?
彼女はどうするのか、物語では語られていない。
これから忙しくなる。それでいいんじゃないの。
レーンとステファニーの会話。
今は8月の終わり。もうすぐ9月。夏が終わる。

幕。

これって・・・「失敗作」「どうしようもない」などなど、散々らしかったです。

確かにネェ、起承転結の結が、無いんですよ。
映画見に行くって、日常からのちょっとした脱出って目的がありますよね。
まぁ、日常を扱った作品でも、ちょっとありえないだろ的展開になるし・・・
(いきなりハンサムがやってくるとか、ネェ・笑)

でも、これは、もう本当の日常、毎日、人生なんですよ。
生きてると、結、のない事ばかりだし。玉虫色だし(笑)
でも、どれでも、そんな色々ゴタゴタを受け止めて生きていくんだし。

そんなことが伝わってくる作品のように思えました。

だから、賛辞する人は、この日常を再現してくれたことへの共感でしょうね。
ダイアンににしろ、ステファニーにしろ、
起こったことは仕方ない。過去は過去。
それを受け止めて前へ進もう。女は強い!!
でもレーンは、それができない。できることが信じられない女なんですよね。
でもピーターとステファニーの関係を知り、ステファニーの睡眠薬を盗むレーン。
気が付いたステファニーは、返すよう強くレーンに迫る。

「本当に死にたいの?」
「困ったことに、私はいつも生きていたいのよ」

泣きながら、やっと正直に呟くレーン。
この辺、レーンが前を見た瞬間だったかな?

私は、賛辞派ですね。
でも、失敗作派が多いようです。

レーン=ミア・ファロー。ステファニー=ダイアン・ウィースト。

で、ウォーターストンは・・・ピーターです!
モテています!!二股??でしょうか??(笑)
モテて、最初から最後までシッカリ出演!(まぁ、6人だし・笑)

もう、私的には、コレでOK!万々歳ですが!!
これ以上の贅沢は望めないのに・・・女性を口説くシーンまで・・・感謝の涙目で御座います(うっすら涙)

まぁ、あと2人の男性は、もう初老と言っても良いお年頃でしたので
一応、若い(笑)ウォーターストーンがモテ役に抜擢(?)されたのでしょう。

1987年作品ということで、まぁ46~7歳くらいですね。

静かな作品で、ウォーターストーンの雰囲気にも合っているように感じました(ヒ・イ・キ)
年を重ねた方が、観て良かった、と思えるような作品です。

ピーターとステファニーのキスシーンは、
ウソ―ターストーン御自身も、忘れがたいシーンと仰っているとか・・・
という情報を得ましたが、本当なら嬉しいです。
私も、このシーン、好きなので☆

いや、ウォーターストーンなら何でも!この基本ラインは譲れませんが、ネ(クスクス)

いろんな意味で良い作品を観れました。☆☆☆☆☆






マッコイ IN 『ニュース』

2012-05-03 14:04:59 | SW
えっと、新作ドラマです。2012年6月、アメリカで放映予定。
・・・アメリカって広いからどこよ?って、質問はやめて~下さい(ペコリ)

タイトル『ニュース』で、決まりみたいですが
『ニュースルーム』と言っているところもあるみたい。
また『More As This story Develops』という、タイトルも・・・。
上記は、多分仮タイトルかも?です。

で、マッコイ卒業(A〇Bか?クスクス)のサム・ウォーターストーンですが
新作TVドラマに出演です。

『ニュース』は、架空のケーブルテレビ局を舞台に、その舞台裏を見せるとのこと。

主演は、ジェフ・ダニエルズ。スンマセン・・・詳しくありません・・・。

ウォーターストンは、ボス役だそうです。蝶ネクタイです(笑)
多分、マッコイさんほど、難しい顔はしないでしょう・・・多分・・・(希望)

すごく、期待されているようです。
というのが、脚本&製作総指揮がアーロン・ソーキン!
で、すぐ、オォォォォ!!ときた貴方はエライッ!!

・・・・私は世間知らずで(笑)全く???でしたので。

ソーキンは、映画『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー脚色賞を受賞したんですよね。
で、注目度十分!!というわけで。

私はココよりも!!
監督が映画『宇宙人ポール』のグレッグ・モットーラなんですって!
って、全く詳しくないが『~ポール』の監督なら、笑わせてくれる予感が・・・??

で、私もウォーターストーン見たさで、期待度マックスなのですが・・・
一体いつ日本放映なのか??全く不明。

だれか分かったら、教えてください!

マッコイ IN 『キリング・フィールド』

2012-04-24 14:00:59 | SW
さて、やっと視聴できました!『キリング・フィールド』!!
さて、とっても描写が辛い映画、という触れ込み・・・さぁ、どうだ!!!

あらすじ・・・省略(スンマセン・・・)
アメリカ人記者シャンバーグと現地カンボジア記者兼案内ブランの物語(で、良いですか?)

ブランを演じたハインS・ニョールは、演技初ということで。
カンボジア出身の元医師で、実際4年間クメール・ルージュの収容所で労働につかされていたとか。
この時、一緒に収容された妻子を亡くしています・・・
(彼は、その後アメリカで強盗により殺害されています)

シャンバーグの体験記を元にした映画、ということですが
ドキュメンタリー色は、色濃く出ていると思います。

フランス大使館からのカンボジア人の立ち退きのこととか。
大使館から出たら身の危険(というか殺される)から、大使館に逃げてきたわけで
出したら殺される、ことヨ~ク理解してて立ち退かせる大使館側・・・

いえ、決してこの行為を、ここで責めるわけじゃありません。
ただ、何か政治的思惑等があるのかもしれないが
実際こういうことが行われていたってこと見せてくれたことがをスゴイと思う。

強制収容所で、知識人たちが抹殺される場面。
戦争では敵側の知識人は、真っ先に殺されてしまうのが、怖いが本当。
知識人は、自分たちの思い通りさせるのが無理、という点もあるが
人々を先導する力があり危険視されることもある。
また子供を再教育していましたね。子供は直ぐ染まってしまう・・・
映画では、子供がグループのリーダーとなり、大人に命令している。
子供を真っ先に再教育する。これも常套手段。

この映画、主役はシャンバーグと言われていますが
やはり、もうプラン=主役、でしょうね。
もうプラン役のニョールが、恐ろしいくらい素晴らしい!!
でも、彼、演技している?
演技しているというより、過去を追体験して、見せてくれているように感じました。

特に収容所での彼の様子は、まさに「そこ」を知っているからできる。そう思いました。
医師でありながら、無知を装う辛さ、そして恐ろしさ・・・
英語やフランス語に少しでも反応したら、死、ですから。

ニョールは収容所で妻子を亡くしていますが
妻が妊娠中で、早産になり妻子とも亡くなった、ということです。
多分収容所では、男女や家族はバラバラに収容されていたと思うし
彼が妻の様子を身近に見ることはできなかった、と思います。
そして、それ以上に彼が辛かったのは・・・彼は産婦人科だったそうです。
でも妻のそして子供の力になれなかった辛さ・悔しさ、そういう感情が彼の中にあり
収容所での撮影時には、そのような抑えきれない感情が表情や視線に現れたのではないかと。

でも、多分、彼は思っていたでしょうね。
「本当の恐怖は、こんなものじゃない」ってね。
プラン=ニョールがいたからこそ、この映画のドキュメント性が高まっていたと思います。

それに比べると、シャンバーグ、薄いですね、人物像が・・・
えっと、これは贔屓じゃないのですが(本当よ・断言)
ウォーターストーンの演技力等々の問題ではなく
映画上でシャンバーグの背景が、殆ど描かれていなかったから。
プランの背景も描かれていないが、収容所や逃避行で、十分語っている。
この映画の原案となった本には、シャンバーグの過去や家族との葛藤などがあり
それを踏まえて、彼がカンボジアに飛び、こういう報道に執念をかけるのかが見えてくるらしいが
映画上は、残念でしたね。まぁ、時間にも制約があるし・・・
姉と同居位しか、分かんないよ~でした。

さてと、私<BGM,特に必要ないかと思うのですが・・・。
特にラストの「イマジン」、これ、賛否ありますが、どうでしょ?
私は、これを含めて、BGMは出さなくても良いのでは。と思いました。
BGMがあるからこそ、効果があるのよ!とお思いの方、ごめんなさい(ペコリ)

あの=、ドキュメンタリーというか、現実にはBGMは無いからネェ。
BGM、無い方が、より一層真実味がさすかと思うのです、私は。
唯一、「誰も寝てはならぬ」これは良かったです。
でもこれはシャンバーグがラジオかステレオをいじって流していたので
恣意的BGM,ということで(なんだそりゃ?)

「誰も寝てはならぬ」
この時映像では、カンボジアの戦争の無残な映像が流れている(ニュースかな)
この映像を、この現実の前に、寝てはならぬってことかな。
この悲惨なカンボジアで、生死が分からないプランのことを忘れてはいけない。
目をつぶってはいけないってシャンバーグ自身への戒めか?
このシーンは、映画の中でも上質なものだと思います。

それと=目を背けたくなるような悲惨な映像って、よく書かれていますが・・・
爆撃で人々が吹っ飛び、人々が殺傷されるシーンとか・・・
収容所で、人々が無残に処刑されるシーンとか・・・
プランの逃避行中にあった、際限ない人骨や遺体の有様とか・・・
(この辺で、御気分が悪くなった方がいたら、ごめんなさい)

スピルバーグの『プライベート・ライアン』の最初の30分
つまり、Dディ(ノルマンディー上陸)の戦闘シーン、御存知でしょうか?
映画史上、とんでもない戦闘シーンで、有名ですね。文字通り血の海・・・
私、コレ、直視して観ますので・・・『キリング~』は大丈夫、でした(自慢にもならないが・笑)
惨いシーンは、極力抑えてある様に感じましたが・・・大勢の意見と異なりますかね?

ウォーターストーン、役つくりの為か大分細身になっていました。
髭面なので、顔も細いように見えて、一層細い印象。
この時は、40歳前半ですか。若い。走って下さい、大丈夫(笑)

プランを置いて脱出した後の苦悩が、伝わりましたね。
まぁ、彼は、胸に秘めた苦悩を演じたら天才級かも、とファンは贔屓魂炸裂(笑)

また、これは完全に私だけの印象でしょうが・・・
ニョール、これが初演技だとしたら、当然不安だらけですよね~。
まぁ相棒のウォーターストーンとの接触が最も多いだろうと思います。
ニョールの不安=プランの不安、これが演技上重なっているのだとしたら
ウォーターストーンへ頼る心情=シャンバーグへの信頼、になっているかも?

2人で無謀行為してとってきた記事が第一面になる、と聞いたときの
2人のやった!やった!!大はしゃぎの様子とか。
ラストの再会しシャンバーグに走り寄り抱きつくプランと
それを子供のように抱き上げる(身長差大)シャンバーグの感無量な様子とか。
まぁ、これは多分、私のウォーターストーン贔屓のなせることなんでしょ。

まぁ、最も正直に申し上げると!!
ウォ―ターストーン、いっぱい出ていました!有り難うございます!!映画でした。
最終的には、これに尽きる!かもね(クスクス)



マッコイ IN 『シリアル・ママ』

2012-04-22 15:10:48 | SW
原題『Serial Mom』
ここのSerialはCerealとは違いますねぇ。日本表記では同じシリアルです。

Cerealは食品の方。穀物の、シリアル食品とか。
Serialは連続、順次などの意味。Serial killerは連続殺人犯。
この映画は、多分Killerを除いて、語呂よくしているのかなって思いますが。
正確にいうと『Serial Killer Mom』ですかね。

よく知られているように、主人公の主婦ベヴァリー演じるのはキャスリーン・ターナー。
『白いドレスの女』綺麗ですねェ。で、『シリアル・ママ』見て、オォ!!
ついでに『L&O』のゲスト出演見て、も一度、オォ!!!!

ストーリーも、よく知られている通り、ベヴァリーがバンバン人を殺ししていくもの。
無関係の人ではなく、自分から見てモラルのない人&無礼な人&自分の価値観とは相いれない人など。

でも、この映画は、殺人をどうのこうの言っているテーマじゃないと思う。
確かにベヴァリーは殺人犯だが、凶器&遺体を隠そうともしない。
殺したらハイ終わり、だ。
冒頭で家族の食事中に蠅が飛び回るのを不快に感じ、蠅たたきでたたき殺すシーンがあるが
彼女のやっていることは、この蠅たたきと同レベル、という感じだ。
不快=殺す。
日常の不快感を、愚痴ったり酒飲んだりスポーツしたりして、発散するかわりに殺す。
殺人の後は、とっても爽やか。笑顔満面。スカッ!としたって感じ。

映画解説など読むと、事件とマスコミ、裁判や死刑に対する風刺のように書かれているが
まぁ、どう感じたり考えるかは、個人の勝手のように思う。
社会のモラル等々語ってもいいし、単にギャハハ笑いでお仕舞、でも良いのでは?

ストーリー、特に裁判ではママの都合の良いように展開されていくが
陪審員制度だから、いかに市民から選ばれた陪審員を説得できるか?が大切。
善悪よりも、そちらが大切なのではって風刺にはなっていたかなぁ?

会話は面白かったです。特に法廷場面は。
自分を精神異常にして無罪にしようとする弁護士を解任し、自己弁護をするママ。
検察の証人として、近所の主婦仲間が登場。
彼女は、ママが息子の担任を自動車で轢き殺した時に
「疑わしい車が、この家にある」とママの事を警察に告げたご近所さんだ。

マ「〇〇殺害の凶器は、あなたのハサミですね?」
主「そうです・・・でも、私は殺していません」
・・・・ママがその主婦から借りた裁縫箱の中のハサミを使用して殺害。

マ「××殺害の凶器も、あなたの火かき棒ですね?」
主「そうです・・・でも私じゃありません」
・・・・ママがその主婦の火かき棒を拝借して殺害。

そして、ママは最後に声を高らかに!
マ「あなたは、ゴミを分別していませんね!!」
オオオオオオォォォォと法廷内がざわつく。
主婦は、不安そうにあたりを見廻し「ええ・・・」
再び法廷内は大きな溜息と、非難の声に包まれる。
ゴミを分別していないって?どういうこと?酷過ぎない?
これって、殺人よりタチが悪いわ!
こんなセリフはないが、傍聴人そして陪審員達のヒソヒソ声や目が物語っている。

こんはやり取りが続き、ママは見事無罪を勝ち取った。

ウォーターストーンはママの夫、歯科医のユージーン役です。
1994年映画ですから、アラ、「L&O」初出演時期をあまり変わらないような??
フムフム、そうすると、初出演マッコイさんは、あんなイメージか・・・・
と、マッコイワールドに突入な私・・・(中断)戻ってこ~い(クスクス)

この夫ユージーン、
「目立たない」「妻の言いなり」「映画中、役割あったの?」的に言う人もいます・・・。
まぁ、確かに、妻が主役だし、殺人ママに押され気味は仕方ないでしょ!

でも、いきなり家族の誰かが殺人犯だって言われてもネェ、どうします?

日曜の朝、教会に出かけるため、家族4人で車で出かける(夫婦に娘ミスティ&息子チップ)
この時点で警察はママを犯人と目星をつけているが、決定的証拠がないので逮捕できない。
で、家族を見張中。
家族の車を追い、刑事の車&パトカーがぞろぞろ後に続く。
カーラジオでニュースが流れる。
「・・・・警察はこの連続殺人の犯人として、容疑者を特定しました!」
流れる名前は、勿論ママの名前。凍りつく家族3人。

ママは、アラアラという顔つきで、自分の名前がラジオから流れたので何やら楽しそう。
夫ユージーン「本当に殺したのか?更年期障害じゃないのか?いい精神科医に行こう!」
娘ミスティ「もう一生恋人なんてできないわッ!エ~ン」
息子チップ「スゲェ!新聞に載るかなぁ~」

家族の反応見て思ったのは、
実際自分が家族で夕食でも食べていて、TVニュースから殺人の容疑者として夫の名前が聞こえたら・・
一体私はどういう反応をするの??ってことです。

裁判が始まると、チップはママの映画化のオファーへの対応で大忙し。
「お前の母親に兄貴を殺されたんだ!」と殴りつけてきた青年にも余裕の助言。
「おい、肖像権を取っておけよ!」
つまり、ママの物語の映画化=お前の兄貴の事も映画になるぞ=兄貴の肖像権を持っていると一儲けできるぞ
こんな感じですかね。
怒っていた青年もチップの話を聞き
「兄貴の役は〇〇(映画スター)が演じてくれないかなぁ」と夢見る表情に(笑)

ミスティは裁判所の外で、ママの事件で知り合い恋人となった記者青年とママグッズの販売中。
ママTシャツなど飛ぶように売れていく。
そこでママ本を買ったある女性(ママと同じくらい)が呟く。
「私だって、殺したいことあるわよ」
大いに同感!!と意味ありげに頷く周囲の女性たち・・・

こんな中で夫ユージーンは、オロオロだ。
でも、そんな反応が当たり前で普通で正直な反応じゃないかな~?

ママがある青年をターゲットにして追跡中の時の事。
この青年はチップの友人で、ママを早い時期から殺人者と呼び、またある殺害現場を目撃している。
しかし、ママがこの青年を狙うのは、上記の理由からじゃない。
彼は、シートベルトを着用しないからだ。ママの頭の中では、万死に値する行為だ。
で、青年はライブハウスに逃げ込む。その後を追うママ。
さらにその後を追う家族&警察。
会場は超満員で若者が盛り上がって阿鼻叫喚状態。
青年を追いながら不意に周囲を眺めると、夫の姿に気が付くママ。
その時ママは満面の笑顔でユージーンに手を振る。
まるでどこかのテーマパークで逸れた夫を見つけた時のようだ。
ユージーンも手を挙げ、弱弱しく笑顔を向ける。
だって・・・それ以外、どうしろと??

裁判時、検察側の証人を見事論破するママ。
その度に嬉しそうに、傍聴席のユージーンを振り返り満面の笑顔を向ける。
ユージーンも微笑む。弱弱しく・・・それ以外、どうしろと??

歯科医として順調。完璧ではないが、それでも可愛い子供たち。
きれい好きで料理好き。趣味のバードウォッチングを一緒に楽しむ妻。
食事中、妻と子供たちの何気ない会話を聞きながら笑うのが幸せだった日常。

それなのに、一生連れ添うと思っていた妻が、連続殺人犯??
どうしていいか分からないのが、本当に普通の反応だよね。
ユージーンが面白くないのは、普通の反応だから。
周囲のお祭り騒ぎとは違う、戸惑いの反応だから。

無罪となったママは、傍聴席の家族のもとへ。
と、その前に記者たちに囲まれて、インタビュー。
その短い間に、傍聴席では家族会議。

「ママは家に戻ってくるの?」
「そうだろうね」「そうだろうね」
「僕気に入ってもらえるかな?」(ミスティの恋人はママとは面識なし)
「ママを怒らせちゃ、ダメよ」(殺されるからね)

こんなママを受け入れる家族・・・夫って、どうよ??
ウ~ン、度量が大きいのか?無神経なのか?
それとも、受け入れる以外、どうしろと??だよね~(クスクス)

無罪の後も、裁判所内でママはもう一人殺します。
相手は自分を無罪にしてくれた陪審員の女性。
理由は、秋なのに白い靴を履いていたから。

「キャ~、人が死んでいる!!」
の叫び声に、ママに集まる視線、視線、視線・・・。
でもママは、いつものニッコリ、で幕。

この映画で、ウォーターストーンの見どころは・・・

まぁ、若マッコイに近い感じの姿を見れてヤッタ===!!ってことは、ともかく・・・
(でも、自分の中では、コレはポイント高いです☆☆☆)

短いですが、ママとのベッドシーンかな??いや、コミカルですがね。
ウォーターストーンのこのようなシーンは、貴重なんです!!!(断言)
日本未公開の映画に、そんなシーン満載のモノがあるのですが・・・買えないじゃん!!
(おっと、いきなり文句ですか、私。クスクス)

でも、やはり!!
傍聴席でオロオロするジャック・マッコイが見れるってことでしょうかね??
これも、鬼検事補を知る我々にとって、案外貴重かもね~。

見て良かった!の映画でした。
勿論ウォーターストーン目当てですが(キッパリ)映画自体も面白い。
また見よっと♪♬♪♫
でも、これ見るためには、車で約1時間かかる図書館に行かなくっちゃ(涙目)
でもその価値は、あるわ!!(←やはり、筋金入りのバカ・笑)

マッコイ&ストーン IN 『ガラスの動物園』

2012-04-18 13:50:30 | SW
えっと、鬼検事(笑っていいのか?)2人出演の作品です。
1973年TVドラマとして放映されました。
原作はテネシー・ウィリアムズの戯曲。
一気にアメリカ演劇界の最前列に彼を押し出した作品だそうです。
有名な作品に『欲望という名の電車』があります・・・

で、申し訳ないのですが、私、作品DVDで見ていません・・・
輸入DVDが日本でも入手できるそうですが、我が家の機器では再生できないことが判明。
購入前に気が付いて、良かったッス・・・
ドラマの場面カット、動画サイトの映像、そして原作の戯曲。
この辺からの知識で、書いていこうと思います。不備な点は、ごめんなさい(深々礼)
原作の戯曲は、新潮文庫があります。

登場人物。

アマンダ(母)=キャサリン・ヘップバーン
   優しさとともに自分の価値観を押し付ける傾向あり。
   姉弟の父である夫が家を出て以来苦労が絶えないが
   その性格からか、現実から逃避しているように見える。

ローラ(姉)=ジョアン・マイルズ
   子供のころの病気から足が不自由になり、その為精神的に弱くなっている。
   家に籠っての生活が、一層孤独感を募らせる結果に。

トム(弟)=サム・ウォーターストーン
   靴会社の倉庫で仕事をするが、詩作を夢見る青年。
   何事にも自己流を押し付ける母に反発しているが
   姉への愛情と、父不在の一家を支える役割を受け止めている。

ジム(トムの会社の同僚)=マイケル・モリアーティ
   好感が持てる青年。

この4人です、登場人物。姉弟の父の写真がチラチラ出てきますが(壁にかっかっている)
舞台も家族3人で暮らす家(原作ではアパート)

あらすじは・・・・

1人の青年(船員風の服装)が登場。彼がトムであり、彼の思い出を語るシーンから始まります。
そして思い出の中へ。

母、姉、そして自分の3人家族。
母アマンダは口やかましく、子供たちを自分の所有物のように扱う。
姉ローラはハイスクールは卒業できなく、ビジネススクールに通うもついていけなく断念。
不自由な足のため外出することもない。
彼女は繊細なガラス細工の動物をコレクションとしており、これが「ガラスの動物園」と呼ばれている。
トムは、詩や戯曲を書くのが好きで、映画にもよく行く。
しかし、アマンダはこのことを、無駄なことと思っており、口にすることも。

アマンダもトムも、感情のはけ口にお互いを見出し、激しいやり取りを繰り返す。
しかし、時には母子らしい優しい時間を過ごすこともある。

アマンダは、音信不通の夫を素晴らしい男性と思っており
常に過去を思い、現実の自分(夫に逃げられた自分)と向き合えない。
そして、当時としては婚期を逃していると思われているローラに
素晴らしい男性を結婚相手として、見つけてやりたいと思っている。
そして、トムに会社の男性で相応しい人を、自宅に連れてくるよう頼む。

トムは、同僚で事務職として働いているジムを招待する。
ジムは、子どもの頃からこの町のヒーローであり
勉強やスポーツ、そして威張らない性格から、女の子の憧れであった。
自宅にやってきたジムを見て、ローラは目を見張った。
彼女もジムに憧れていた女の子の1人であったのだ。

綺麗に着飾り、控えめながらジムと楽しげに会話するローラ。
ジムは、その率直な性格から、ローラの美しさを褒め称える。
そしてローラの今の境遇や足のことなど、ローラの話に耳を傾ける。

「悩みは誰でも持っているよ。君は前に進むべきだよ。こんなに美しいのに」

ジムの励ましに、微笑むローラ。

しかし・・・ジムはローラとは交際できないと言い出す。
自分には婚約者がいる、と。
唖然として声も出ないローラ・・・

ジムが帰った後、アマンダはトムを責める。
どうしようもない感情のはけ口を、いつも通りトムに求めたのだ。
婚約者のいる男を、わざわざ招待するなんて・・・!
お前はいつも現実を見ない。夢の世界(詩作等)にいるんだからね・・・!

出かけようとするトム。
追い打ちをかけるように責め立てるアマンダ。

手に持っていたグラスを床にたたきつけ、出ていくトム。

ドラマでは、この時アマンダの表情に不安がよぎります。
出ていくトムの様子が、いつもと違うと思ったのかもしれない。
または、二度と戻らない夫が出ていく時の姿を思い出したのかもしれない。

そして、トムは戻ってこなかった・・・。

ラスト、もう一度船員服のトムが出てきます。
暗い表情。夢がどうなったのか、語ろうともしない。
思いを募らせるのは、ローラのこと・・・・

こういう戯曲です。
セリフは、原作を読まれると良いかと思います。
素晴らしいセリフが、沢山たくさん出ています☆☆☆

さて、この4人は1974年エミー賞に関わっています。

ヘップバーン=主演女優候補 マイルズ=助演女優候補
ウォーターストーン&モリアーティ=助演男優候補

で、マイルズが助演女優賞、モリアーティが助演男優賞に輝いています。

ウォーターストーン&モリアーティ、どちらも30代前半。若い!!
モリアーティは、ストーンを若くして愛想よくして、髪を多くして(笑)
そのまんまです。
ウォーターストーンは、見事な演技を見せてくれます。
『ギャツビー』が1974年公開ですので・・・同じような時期ですね☆☆☆
『ギャツビー』のニックよりも、性格的に激した感情を持っている風を匂わせています。
ラストの、母姉を捨てて出て行ったしまうことを暗示させるように。

画面全体が暗めで、黒髪の彼も全体的にダークな雰囲気。
その中で、彼の瞳が心情を語るように、大きく見開く。
こういう大人しい中に秘めている情熱風を演じると、巧いなぁ(贔屓贔屓×1000万)

アマンダとの激しい応酬(口げんか)を聞くと・・・ジャック・マッコイ、ここにいま~す!(笑)
そのまんま、です、こちらも。(クスクス)
この時の顔は、おっと、マッコイ面影あり、ですね(万歳三唱)

贔屓目で恐縮ですが、『ギャツビー』よりも好きだなぁ(シミジミ)

で、助演男優賞はモリアーティ・・・ですね。
ウォーターストーンじゃなかったのね・・・ってトムは助演ですか???
というか、トムが主役かと思っていたわ・・

『ギャツビー』の時はロバート・レッドフォード。
『ガラスの~』では、キャサリン・ヘップバーン。
どうもビッグネームの陰になってしまったのでしょうかね(シミジミ×100)

容赦ない検事さんズが揃い踏みで、ニヤニヤしたい方は是非!!
そして、原作も読まれると、一層よろしいかと思います。

余談として。この作品は、作者の自伝的要素が色濃いと言われています。
新潮文庫の解説から書きますが・・・。
作者の本名はトマスで、作中の語り手同様トムと呼ばれていたそうです。
また幼少時の病気の影響で、しばらく足が不自由になった経験もあるそうな。
そして姉ローズは、精神的疾患に苦しみ、精神病院に入退院を繰り返すことに。
両親はローズにロボトミー手術(!)を受けさせるが、ローズはその後廃人同様になってしまう。
その当時、トム(ウィリアムズ)は遠くの大学に通いながら戯曲を書いていた。
姉の人生を決める時に傍にいなかった罪悪感、後悔の思いが
この『ガラスの動物園』にあふれ出ている、と言われています。
その後成功したトムは、姉を当時最高級の設備を整えたサナトリウムに入居させ
生涯面倒をみたそうです。

劇中、トムの独白には、姉に対する思いが切々と語られています・・・

ア~ッ、長々と・・・まぁ、良いかぁ。
こんな素晴らしい作品(ドラマも原作も)に触れられるなんて、幸せだわ。
『L&O』に出会わなくて、マッコイさんにも惚れなかったら
このような映画も見なかっただろうし、戯曲を手にすることもなかっただろうと思うと・・・
どこでどうなるか、わかんないよねって気分です。

 


マッコイ IN 『ル・ディヴォース/パリに恋して』

2012-03-30 14:06:22 | SW
タイトル通り、パリを舞台とした、オッシャレ~な映画です。
パリの街並み、ファッション、お料理・・・・すべてが、オッシャレ~!

いつもは、決してこのような映画は見ません。
人様が喜ばないような、戦争もの(ってドキュメンタリー重視)や猟奇もの。
コメディなら、『宇宙人ポール』とか『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』とか・・・

で、専門外映画に頑張ったのは!!すべて、マッコイさんの為!!!
頑張りました、自分!!!(←自分を褒める私・・・)

イザベル(ケイト・ハドソン)が、姉ロクサーヌ(ナオミ・ワッツ)に会うため
アメリカからパリへ向かいます。
と、素敵なフランス男性&可愛い女の子&妊娠中、というように
幸せの見本のような姉は、夫が浮気で出ていくという大騒ぎ真っ最中。
夫の実家は、ロクサーヌにも落ち度があると、バカ息子を庇い
また、この夫、全く経済力なしで、姉は精神的&経済的に追い詰められている様子。
妊娠中でもあり、姉を見捨てることもできず、そのままパリに同居するイザベル。

アルバイトも見つけ、姪っ子の世話をしながらのイザベルに、
姉の夫の身内の、年上男性と深い中に。

並行して、姉が嫁入に実家から持参した絵画が、名匠の作品という話が浮上。
しかしロクサーヌ夫婦は、結婚前の契約で、離婚時には財産を半分に分割すると契約。
この絵画も共有の財産となるという夫側。
これは実家の父の所有物であり、自分個人のものではないので共有財産ではないと主張するロクサーヌ。

そんなもめごと続きで、妊娠を継続するか否かで追い詰められたロクサーヌは自殺未遂を・・・

そして、結婚危機のロクサーヌ、いつまでも戻らないイザベルを心配し
また値打ちありと判断された絵画の行方を心配し
アメリカから、両親&兄弟のロジャーがパリへやってくる・・・・

と、まぁこんな展開です。
こういう話に、パリのオシャレさが随所に見られ、女子は嬉しいと思います。

。。。。。。フランス、といえば Dーディ、ヴィシー政権、ドランシー等々しか思いつかない私には。。。。。

で、どこだ?ウォーターストーン??
まさか、イザベルと恋する年上男性か??

はい、姉妹の父親役でございます・・・当然だわ(ちょっとガッカリ)
娘バカを所々に見せてくれるパパ役で御座います。

最初出てきたとき・・・・若いっ!!!の一言。
シーズン20のマッコイさんと比べると、十分若い!です。
この辺で、私の脳内マッコイ濃度が急上昇・・・・・!

ストーリーがこんな感じなので、軽くパパ役を演じております。深刻さ、なし(笑)

で、思ったのは~、いや、私がウォーターストーン贔屓の引き倒し(笑)だからなのか
娘の扱いが、すっごく自然だし、すっごくリアル!!
彼自身にも娘さんが2人いるので、その経験か?とも思うのですが(勝手に)

先ず、空港に家族を迎えに行くイザベル。まずロジャーを見つけ、ハグ。
その後ろで、パパが、ちょっと怒った表情と声。
日本語で言うと~おい、パパもいるぞとか、こんな感じかな?

次に家族で高級レストランで食事。ここでいろんな家族のお喋り。
ロクサーヌの夫の事や、絵画の事。
ロクサーヌ&ロジャー&ママは、結構マジで話し合い。
そしてイザベルとパパは、2人でふざけ合い(笑)
で、イザベルが「ウガァ!」」って顔をして、パパを威嚇(笑)
ほら、お父さん、娘からかって怒らせることあるでしょ?そんな感じです。

また姉妹&息子とパパの散歩。
その前に絵画の価値をオークション会社から聞かされ、思った以上に高値で皆ニコニコ。
その散歩で、ロクサーヌとパパ、先に歩き出すと・・・
パパ、イザベルに、行くぞ的に肩をコチョコチョ。
コレって、セリフで「行くぞ」って言ってもいいし、肩もぽんと叩くのでもよいし。
でもコチョコチョ。面白~い。実際、こういうことするよね?私はするから。
親しい者同士のおふざけ風にね。

こういう小さなことですが、食い入るように見て、何度も見直すバカな私・・・
もう、なんとでも言ってくれッ!!的ですね(クスクス)

この散歩風景、ナオミ・ワッツとウォーターストーンが、べったりくっついて歩いています。
勿論、パパと娘の仲良し風景ですが
邪な私は「もう、ナオミとマッコイさんの、ラヴストーリーでも十分OKだわっ!!」と
人様にも自分にも、全く意味不明な邪視点が、脳内活発化状態・・・・(←どう考えても危ない)

と、ラストは、邪魔ものがいなくなり、姉妹も紆余曲折し、幸せの予感。
と、ロマンチック(←自分には全く縁のない言葉に冷や汗・笑)な展開です。

エッ?中間~ラストのストーリーはどうした?とお思いの方々。
その頃、あまりウォーターストーン登場しないので・・・・モゴモゴ・・・・・
あくまでも、ウォーターストーン重視なので、御了解いただきたいかと・・・モゴモゴ・・・

映画は、結構アメリカ人から見たフランスというう感じで
必要以上のオシャレ重視や、噂話大好きなのに感じなことは話さない、など
フランスをちょっと皮肉っているようで、その辺、面白いです。
多少フランス可哀想かな、とも思いますが、まぁ、その辺は・・・。
会話は面白い。姉妹は綺麗だし。私はナオミ・ワッツ好きなので、楽しかったです。

でも、私にとっては、ウォーターストーン狙いの映画!!(クスクス)
とっても素敵な(?)私服のマッコイさん(?)が堪能でき、満足な私・・・
頑張ってオシャレ映画制覇!!やったぜ、自分!!!再び自分を褒めたい。

マッコイ IN 『天国の門』

2012-03-25 21:06:05 | SW
馬、馬、馬、馬~!!人、人、人、人~!!ッてな映画の『天国の門』!!!!
映画製作会社が倒産に追い込まれたという、素晴らしい宣伝文句も付き(笑)
ジョンソン郡戦争、というアメリカの史実をもとにしたということもマイナスに(苦笑)
そして!
マッコイさんが出演していなければ、絶対見ないぞ!の怒涛の3時間超(DVDでは)

内容は、土地をめぐる争いです。
ロシア&東欧の移民と地元の牧畜業者協会を中心といた人々。
牧場主たちは、牛を盗む移民たちに、最終通告を出すことを決定した。
つまり抹殺リストをつくり125人を、私刑にすることにした。
その為、殺害者を募りだす。
保安官である主人公ジムは、学歴もあり裕福でもあるが、移民たちに同情的。
移民たちはどう対抗するのか。ただ殺されるのを待つだけなのか。
牧畜業者協会側は、郡や州の同意を得、抹殺に大義を付ける。
ただ殺すだけの行為はに是非は問われないのか。

まぁこんなもので・・・詳しいことは、どこかで見てください(笑)

先ずは、素晴らしい点を。
映像の美しさは、目を見張るべきがあります。
特に、群衆を使う描写はお見事!!というべき。
冒頭の舞踏会のシーン。圧巻です。大学の卒業式のシーンも大観衆で素晴らしかったが
その後の舞踏会は、もうもう!これだけの人々が華麗に舞い、衣装が翻ります。
これだけ接近して踊っているのに、皆統一されて、当然ぶつかる人なんていません(笑)
一瞬、CGか?などと思うぐらい完璧。その一言。

また、移民たちが大勢集まり、対抗策を協議する。
しかし、移民と言ってもそれぞれ立場も違うし、意見がまとまらない。
その大勢が、騒ぎ出すシーンは、一見無茶苦茶に見えるが混乱ぶりが素晴らしい(?)
つまり・・・一人一人が口々に意見を言い合って混乱するのが当たり前ですが
こういうシーンって、単にワーワー言っていれば何となく成り立つように思えるが
ここでは、一人一人がしっかり自分を主張しているのが分かるのよね。
こういう点が、ヘぇ~スゴイや!って思いました。

また争いのシーンで、牧畜業者協会が一か所にまとまり、その周囲を移民が馬や馬車で走り回る。
そして双方、。ライフルの銃撃戦。
砂埃で視界が遮られる。もう狙っているのか適当に打っているのか分からない。
そういう混乱ぶりが、もう、ウ~ン・・・統一された混乱(?????)とでもいうのか(苦笑)

この監督、混乱が巧いのかしら・・・・?日本語、合っていないような?

また、風景、自然がネェ美しいのよね。ウットリ、見惚れてしまう・・・
いや、自然なんて、美しい場所映せば、美しくなるんじゃないの??
って、思うでしょ?
ところがネェ・・・違うのよネェ。そこに人がいるのよね。

荒野の一本道。女が荷車を引っ張っている。そして女の子供2人が荷台を必死に押している。
幾ら3人が頑張っても、荷台はゆっくり這うようにしか進まない。
荷台には、家族の全財産というべき家財道具が、山のように積まれている。
今にも崩れ落ちそうだが、なんとかロープで支えているのだ。
そしてその荷台には、女の夫である男の遺体がロープで括り付けられている。
先ほど街で、男に殴られたのが原因だろう。
荒野の一本道は、どこまでも続いている。その先はもう空との境界線がないほどだ。
一体いつまで歩けば、到着するのだろうか。女にも分かっていないのだろう。
3人は、ゆっくりゆっくり進んでいく。
荒野の茶色い道。わずかな緑。薄い空色に白い大きな雲。

こんなシーン、見せられたらねェ。感動しちゃうわ。

と言っても、困った点もあるのよね。

人間、群衆は素晴らしいのだが、人間ドラマが・・・無いのよね。
中間部分が、多分そういう場面なんだろうけど、残念でした(ペコリ)
主人公ジムのドラマが、見えにくいんですよね。
ジムはもう達観しているのか、苦悩しているのか、分かりません。
ドラマといえば、ジムと娼館(というほどでもないが)の女主人公エラ、
そして、牧畜業者協会に雇われたネートの三角関係、でしょうか・・・
この長時間映画に、人間ドラマがコレじゃ・・・困ったものでは・・・
加えて、この三角関係でも、ジム、ドラマ、見せてくれません。
飲んだくれて寝て、エラとケンカして・・・これの繰り返し。

その中でネートは、頑張ってくれました。
ジムより若い、ということで、ジムを大人の男と認めつつ、恋敵だから反感。
エラに対しても、一生懸命さが見えて、人間味を出してくれます。
協会に雇われたのだから、抹殺リスト掲載者を殺すのがお仕事。
しかしリストにエラが載っていることを知り、迷いが出てくる。
(エラの娼館に来る移民の客が、金の代わりに盗んだ牛を置いていくことがあり
 娼館が牛泥棒の動機となっている、と判断されたため)
最後には、協会を裏切る結果となり、
自分を選んでくれたエラとの将来を目前に、撃ち殺されてしまう・・・

人間ドラマ、幾らでも作れると思うのよね。
移民側にも、リスト掲載者を差し出して生き残ろうとする者もいるし。
そういう点で、ドラマ、作れるでしょ?
また協会側も一枚岩じゃないはず。それで、幾らでも人間を見せることが可能だと思う。

この映画、人間を見せてくれていない。私は、そう思いました。

さて、長くなりましたが、ウォーターストーンはどこだ??

はい、協会のリーダー、カントン役でございます。
この映画では、スッゲェ嫌な奴でございますね。
間違いなく、いっぱい出演してくれています。もうそれだけで感涙(笑)

えっと、ギャツビーのところでも書きましたが
彼は、黒髪なんですよ。真っ黒。私の見たところ。
「L&O」では、多分初出演からグレーな髪ですが、このころは黒髪です。
で、瞳も黒でギョロッとしているから、やはり結構怖いです。正直。
で今回は口髭。ついでに衣装もブラック基調で。

この映画、荒野が舞台だから、風景もブラウン。男性陣の衣装もブラウン。その濃淡があるだけ。
その中で、ウォーターストーン、黒で目立つ。
その上、日焼けした男性陣の中で、1人野外労働縁なしの肌の白さが目立つ。
だから群衆の中にいても、目立ちます。
というか、私の目線だから、目立つのか・・・(クスクス)

で、気に入らないと、人を平手打ち。ついでに銃殺。
もう、世の中オレしだい状態の様相。
これを、マッコイ式無表情で行うと想像してください・・・怖いですネェ。

でもね、馬に乗っていました。乗馬。いや、この映画じゃ当たり前だが。

オォ~マッコイさんが乗馬☆☆☆これは、ウットリする個所よね(ウフッ)

実は、この映画見る前に『ハンナとその姉妹』という映画も見ました。
ウォーターストーンが出演するから・・・で、出演時間約3分以下・・・ネェ。
それに比べれば、こんなに長い出演・・・もうそれだけで、救われた気分(クスクス)

で、この役だから、どうのこうの言うより、
ヘェ、って新発見的気分で見ておりました。
すごい嫌な奴なので、印象に残らない(笑)って役でしょうか?(←日本語、おかしい)

私は、まだ『キリング・フィールド』見ていないので、
その点、何とも言えないのですが、これもウォーターストーンの役柄では珍しいのかな?
ちょっと、新しいウォーターストーンが見れて、この点では大収穫の映画でした。

本当に、それだけって・・・もう以下省略(笑)

でもホント、映像は素晴らしかったです。
でも世界風光明媚映像じゃないのだから・・・ドラマ、欲しかったね。

あぁ、それと、ウォーターストーン、もっと出してほしかった。

すいません、すごく長々になりました。




マッコイ IN 『カプリコン1』

2012-03-14 14:44:27 | SW
マッコイさん(?)の映画、『カプリコン1』
と言っても、主要人物紹介などネットで書かれている方もおられるが
どうも、サム・ウォーターストーンが出てこないのが、寂しい私です・・・

さて、この映画、私視点ですので、御容赦を。
つもり、熱狂的なファンがおられるように思えるので・・・

有人火星探査宇宙船で、火星に飛び立とうとしている宇宙飛行士3人。
ウォーターストーンは、この1人で、役名ウィリス。
リーダーはブルーベーカー(役名)
も1人はウォーカー(役名)で、O・J・シンプソンが演じております。

さて、乗り込んで出発の時を待つ3人に、いきなり下船命令が。
計画責任の博士が言うには、予算大削減で宇宙飛行に耐えられる船体じゃないとのこと。
でも、国の威信(=本人の威信)にかけて、成功させなければならない。
ということで、実際に宇宙に行けないのなら
ちょっと秘密の場所で、火星タッチのセットを作り、そこで探索の芝居をしろって命令が。

勿論、ハァ===??な3人だが、家族を人質状態にされ、仕方なく役者になるが・・

こういう入り方で、非常に面白いと思う。

宇宙からの通信なのに、どうも近くの場所から電波が飛んでくるような・・・?
的新発見をしたスタッフは、完全に存在を消されてしまう。

そして、無事宇宙船は地球に到着予定になり、
3人はその場に行って、宇宙船に乗り込めば、無事終了!なのに・・・
落下時に船体が炎上、3人は名誉の死を遂げた・・・という展開になったから大変。
当局は、3人の存在を消さないと・・・・ダメですよね。

その意図に気付いた3人は脱出を図る。
飛行機を乗っ取り逃げるが、燃料切れで砂漠のような荒野に不時着。
3人別方向にバラバラに逃げる。
「3人のうち1人でも、マスコミや家族の前に現れたら、俺たちの勝ちだ!」

しかし、1人、2人と捕まっていき、最後はブルーベーカー1人。
また、別行動でこの宇宙計画が怪しいと睨んだ新聞記者も、事件を追い3人を追うが・・・

長々と書きました。でも、このストーリー、面白いけど難しい。
だから、丁寧に書かないとちょっと、分かってもらえないと思ったので。

この作品、発想&ストーリーは素晴らしいと思うし、今でも十分通じる。
月面着陸の真偽ついても、大いに沸かせてくれる作品だ。
しかし~、人物の魅力がちょっとネェ、と思っている私。
正直、誰も知らないんです、登場人物。ごめんなさい。
だから、演技は覚えていても、人物あんまり印象に残っていません。


その中でウォーターストーン演じるウィリス。
ジョークをとばす役として、ファンに人気あります。

帰還する宇宙船が炎上し、飛行士が死んだという情報を知った時

ブルーベーカー「俺達は、死んだんだ」
ウィリス「いい奴だったのに」

俺達死んじゃったんだ・・・いい奴だったのに・・・
自分たちへの弔辞、ですかネェ。
でも、こんなサッと言われると、見逃しちゃうって!

そして、もう1つ。ウィリスが荒野を逃げ回り、崖をよじ登りながら言うジョーク。

弟が兄に猫を預けて旅行へ。
帰宅したのか電話したのか??だが、まぁ兄との会話で
猫の様子を聞くと、猫は死んだという兄の返事。
弟、兄貴、それはないだろうっと抗議。
あの猫を俺は大切にしていたんだぞ。だから、俺に知らせるときには
あの猫は屋根に上って降りられなくなって、消防士に連絡して手伝ってもらって
何とか降ろそうとしたが暴れて、地面に落ちちゃって・・・
病院に連れて行ったが、やはり死んでしまったんだよ、って
このくらい言ってくれよ、と嘆く弟。
で、気分を変えて、ママ(おばぁちゃん?)はどう?と聞くと
兄の答え・・・ママは屋根に上って・・・・

このジョークをね、崖にゼイゼイ上りながら言うんだよね。
『ギャツビー』では、スーツビシッと決めていましたが
ここでは汗だくだく、顔は泥だらけの姿です。
えぇ、えぇ、良いんです。出てくれさえすれば・・・例え短くとも・・・

汗だくだくで走り回って、いっぱい出て欲しいのなら
『キリング・フィールド』見ればいいんだよ、私・・・

ウィリス、崖上った時点で、追ってのヘリがお待ちかね~で終了。

あっという間に、退場ですわ。シクシク。

ウォーターストーンを見て、楽しもう!という映画じゃないと思う。
物語の中にいるから、その視点でしか見られないのだよ。

だから、なぜウィリスが、聞く人もいないし、喋ると疲れるだろう状況で
ジョークを言わなきゃならなかったのだろうって考えちゃうのよね。

そういう役を演じることで、私の中でウィリスがずっと残っている。
ここでは、ウォーターストーンじゃなくて、ウィリスだ。
まぁ、勿体ない(???)

こんなウィリス、表情豊かだ。
ちょっとした表情に、おっとマッコイさんだぁ==で、嬉しい☆☆☆

後半、追手との空中追いかけっこがあるのだが、これは必見です。
この時の操縦じいちゃんが、キャラ的にいちばん目立っていたような・・・

でも総合的に言わせてもらうと
キャラではなく、物語を楽しむ作品だと思う。
私も見て良かったし、面白かった。
でもマッコイさんを!!という意味では、ちょっと寂しかったなぁ。