あすなろ経絡指圧療院 鳳本通商店街

指圧とわかりやすい東洋医学の話

今年の院長のライブは終りました。

2011-11-29 12:29:47 | Weblog

 あすなろ経絡指圧~電話:072-271-6551。
〒593-8324
大阪府堺市西区鳳(おおとり)東町1丁52

JR阪和線鳳駅下車東出口を東へ道沿いに歩いていただくと
右側にアーケードがあります。
鳳本通り商店街を入って真ん中辺りにあります。
{明日のために今日経絡指圧}

アクセスはおなかいっぱい~
おおとり、福・福寄席と、その他のイベント情報はこちらです-
http://blog.goo.ne.jp/hondoori_2005



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   ≪東洋哲学と医学から見た人間≫


「鍼灸や指圧」の話に入ってますが
“弁証と治療”というお話です。


   8. 違った視点で病気を診る
東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
独特なプロセスを辿る弁証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“三焦弁証”について説明しています。

体の上から真ん中と来ました。
三焦概念で面白いのは熱が上焦の場合特徴として
体の表面に病変が出ることですね。
そして中焦の胃などに入るとすでに裏に病が進んだとなります。

本日はもう少し裏に入った下焦症状になります。
これも勿論体の裏の病証です。
やられる場所と経絡は腎経と肝経の温熱病です。

腎では陰と津液(しんえき)~つまり水分が減ってきます。
肝では血(けつ)が減少してきます。
これは、これら二つの臓器における特徴です。
普段の日常生活でここまでひどくならなくても
特に陰分不足、陰虚といわれる物は
この症状の軽いものになりますが
上のこれらの物質の内臓との関係は
知識としても憶えて置かれると臨床的にも実は大変便利です。

具体的にいうと腎の場合に偏りますと症状は
夜間寝にくくなったりなんだか煩わしく躁になることもあります。
後口が渇くが水などは飲みたくない状態。
胃などのものよりもかなり悪くなっていることが分かります。
そして下痢したりおしっこに色がつくなどです。

肝の場合ですが寒と熱が錯綜、交互にやってきます。
これも肝関係の特徴です。
心臓部中の痛みや煩悶・食事は受け付けなくなります。
口渇や下痢はいずれも同じです。
いずれもかなりの重態ですよね。
まあこういう患者さんは鍼灸や指圧医院などには来ませんが?
しかし普段陰虚体質をお持ちの患者さんを診る先生でしたら
ちょっと頭に入れておかれるとよろしいかも知れませんね。